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ペーパーモデル「ED251」

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月12日更新

ペーパーモデル「ED251」
上田電鉄別所線には、もう一台のアイドルたる「ED251」が活躍しておりました。小振りで凸型のかわいらしいスタイルは、見る角度によっていろんな表情を見せてくれました。

ED251左
かつては、丸子線の貨物輸送に活躍していましたが、晩年は、別所線にて保線列車の牽引車として使用されました。引退後は、丸子文化会館前に静態保存されています。

ED251右
この「ED251」をNゲージのペーパーモデルとして制作します。

必要なもの

  1. ペーパーモデル「ED251」型紙[PDFファイル/154KB]
  2. ケント紙 A4サイズ
  3. 真鍮線 φ0.2mm φ0.3mm φ0.4mm
  4. 真鍮線または真鍮パイプ φ1.3mm
  5. プラパイプ又は真鍮パイプ φ3.0mm
  6. 透明プラ板 t0.2mm
  7. KATO 小形車両用動力ユニット 11-105
  8. KATO 直流用パンタグラフPS14 11-401
  9. KATOカプラーN 11-702 ※ 必要に応じて

※ ケント紙の厚さによってすきまが開く場合がありますので現状合わせでお願いします。

貼合せ
ケント紙に型紙を印刷したら、型紙に軽くサーフェイサーを吹き付けます。十分に乾燥したら1000番くらいの耐水ペーパーで磨いて下地処理を行います。表面がツルツルになったら、型紙からパーツを切り抜き接着し、真鍮線を差し込む穴をピンバイスで開けます。

加工した真鍮線
パーツに印刷されている形になるように真鍮線、真鍮パイプを加工します。多めに作って形の良いものを採用するといいと思います。

真鍮線用冶具
写真のような真鍮線を加工するための冶具を作っておくと便利です。

組立
木工用ボンドで仮組みをしてから、瞬間接着剤で組み立てていきます。機械室の上のハンドレールは、真鍮線 φ0.2mm でハンドレールノブを作り、それを真鍮線 φ0.4mm に固定して作ります。機械室上面のふたの取っ手と機械室側面の扉の取っ手、それとつかみ棒は、真鍮線 φ0.3mm で作ります。テールライトは真鍮線または真鍮パイプ φ1.3mm で作ります。

パンタグラフの加工
パンタグラフは、左側の写真の丸い円の部分の取り付け足を切断し、矢印の部分を瞬間接着剤で固定します。次に左右の赤い線の×になっている部分を切断し、右側の写真のように組み立てます。

ヘッドライトの加工
ヘッドライトは、真鍮パイプ φ3.0mm または、写真のようなプラ製品で作ります。写真はパテで片側にふたをしたところです。これも多めに作って形の良いものを採用するといいと思います。

仮組み
仮組みするとこんな感じになります。

サーフェイサーを吹き付ける
部品の準備が整ったら、サーフェイサーを吹き付けます。吹き付けて乾燥したら継ぎ目などを耐水ペーパーで整え、また吹き付けます。何度かこの作業を行い下地処理を行います。このとき、機械室横の通気口などがふさがってしまった場合は、デザインナイフなどで復活させておきます。

塗装
最後に色を塗って乾燥させます。

ヘッドライトの加工
ヘッドライトは、内側を薄い黄色で塗り、乾いたら透明レジンを垂らし乾燥させます。

動力ユニットの加工1
動力ユニットは、上ぶたをはずし、写真の赤い線のラインで切断します。このとき、基盤を止めている部分を切断しないように注意してください。

動力ユニットの加工2
写真のように加工したら、モーターを瞬間接着剤で固定します。また、必要に応じてカプラーを交換します。

動力ユニットの加工3
写真の矢印の部分に必要に応じて、木またはプラ棒を使って真鍮板をゴム系接着剤で固定します。十分な走行試験を行い調整がついたら、赤い丸の部分に両面テープを貼り付けます。

完成1
運転室の窓に内側から透明プラ板をゴム系接着剤で取り付け、屋根とヘッドライトをゴム系接着剤で固定します。最後に動力ユニットを装着すれば完成です。

完成2
作業は1週間ほどで終了しました。自信のある方は、ぜひ、ペーパーモデル「ED251」に挑戦してみてください。

完成3

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