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認知症について

更新日:2022年8月18日更新
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認知症とは

 認知症は、いろいろな原因で脳細胞が死んでしまったり働きが悪くなったりすることで、生活に支障が出る状態です。
 厚生労働省によると、65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍と推定されており、誰にでも起こりうる身近な病気です。
 認知症を疑ったら、早めの相談、対応をしましょう。

認知症になっても安心して暮らせるまちづくり

認知症の症状、予防、支援策などを動画で簡単に説明しています。



認知症の症状(どんな症状があるの?)

1. 中核症状 脳の細胞が壊れることで起こる症状

記憶障害 経験したことを忘れる。覚えられない。
実行機能障害 計画や手順を考え、それにそって対処することが難しくなる。
見当識障害 時間、日付、季節感、人間関係などがわからなくなる。
理解や判断力の障害 2つ以上のことが重なったり、いつもと違う出来事で混乱しやすくなる。

認知症状の中核症状

2. 行動・心理症状(BPSD)

 中核症状に加えて、性格、環境、人間関係が絡み合って起こる症状(例:うつ状態、妄想、徘徊、暴力、不潔行為など)

認知症を引き起こす主な病気とは?

アルツハイマー型認知症 記憶を司(つかさど)る「海馬」の萎縮(いしゅく)、変化から始まる。認知症で最も多いタイプ。
脳血管性認知症 脳梗塞、脳出血などのために血管が詰まったり破裂することで起こる。複雑な作業が難しくなったり、意欲低下がみられる。
レビー小体型認知症 レビー小体という異常物質が脳にたまる。幻視、パーキンソン症状、睡眠の乱れがみられることも。
前頭側頭型認知症 脳の前方と側頭部の萎縮から始まる。我慢、思いやりなどの社会性を失い、我が道を行く行動をとる特徴がある。

認知症と疑ったら、早めに対応しましょう!

  • 治る病気や一時的な症状の場合には脳腫瘍などの原因疾患を治療することで、よくなる場合があります。
  • 早期発見、早期治療ほど薬の効果は高く、適切な対応により進行を遅らせることができます。
  • 症状が軽いうちに、本人や家族が話し合い、認知症に向き合うための準備や今後の方針を決めることができます。

どこに相談したら良いの?

 以下の1~3へご相談ください。

1.かかりつけ医、認知症専門医、認知症サポート医(注)等のいる医療機関

(注)認知症の相談に応じられる「かかりつけ医」からの相談に応じられる医師で、介護との連携の推進役として県指定の研修受講した医師)

かかりつけ医、認知症専門医、認知症サポート医

2.地域包括支援センター

 お住まいの地域の地域包括支援センターへお問い合わせください。
 (注)不在の場合があります。来所の場合は、事前に電話連絡をお願いします。
 地域包括支援センターでは、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)等の専門の職員が高齢者の皆さんとその家族を支援します。

3.上田市役所

上田地域

上田市役所本庁舎2階 高齢者介護課 大手1-11-16 23-5140

丸子地域

丸子地域自治センター1階 丸子高齢者支援担当

上丸子1612 42-0092

真田地域

真田地域自治センター1階 真田高齢者支援担当

真田町長7178-1 72-4700

武石地域

武石地域総合センター1階 武石高齢者支援担当

下武石742 85-2119

どんなサービスがあるの?

 上田市では、認知症の方やそのご家族の方が、安心して暮らせるまちを目指し、専門の職員を配置し、次のような取り組みを行っております。
 ぜひお気軽にご相談ください。

認知症の方、家族の方からの相談等

認知症の方、家族の方からの相談等の画像

 物忘れが心配、認知症状の対応について相談したい方

認知症地域支援推進員による相談

認知症の方や家族を支援するための相談に応じ、医療や介護サービス等の支援機関との調整を行います。

随時、高齢者介護課の窓口又は電話や訪問での相談を行います。

高齢者介護課

23-5140

家族への支援

家族への支援の画像
介護に疲れた方、介護負担を軽減したい方

やすらぎ支援員(注)派遣事業

「やすらぎ支援員」が認知症の方のご自宅を訪問し、見守りや話し相手をして、家族の介護負担を軽減します。

介護負担を軽減したい

高齢者介護課

23-5140

(注)認知症に関する専門の講座を修了し、市に登録した支援員

認知症初期集中支援チームによる支援

「認知症状が強く、対応に困っている」、「受診を勧めても拒否している」などの一定の要件に該当する方を対象に早期診断、早期対応に向けた支援を行うため、専門医、専門職員で構成する認知症初期集中支援チームが、包括的かつ集中的な支援を行います。

各地域包括支援センター

徘徊の心配のある家族への支援

徘徊の心配のある家族への支援の画像
認知症の方が、外に出て行ってしまうのが心配な家族の方

認知症見守りネットワークと個人賠償責任保険

徘徊の心配がある高齢者の家族が、認知症の方の情報を上田警察署、上田市、包括支援センターへ事前に登録し、早期発見・早期保護につなげます。また見守りネットワークに登録をした方は、個人の掛け金等の負担なく「個人賠償責任保険」に自動的に加入となります。上田市が契約者となる個人賠償責任保険に加入することで、認知症の方が他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したり、電車等を運行不能にさせたなどして法律上の損害賠償責任を負う場合に費用などが補償されます。なお保険のみの加入はできません。

各地域包括支援センター・高齢者介護課

徘徊高齢者位置情報システム(GPS)利用助成

認知症の方の徘徊時の早期発見と介護者の負担軽減のため、携帯型の位置情報システムを利用している家族の方へ加入料・毎月の基本料金を助成します。

高齢者介護課

23-5140

交流の場 オレンジカフェ(認知症カフェ)

認知症カフェ

「認知症カフェ」の設立資金の助成

認知症の方や家族、仲間が集まってお茶を飲みながら悩みごとや体験を気軽に話しあったり、

交流できる憩いの場所「認知症カフェ」の設立に要する経費を助成します。

高齢者介護課

23-5140

 「認知症カフェ」は「オレンジカフェ」ともいいます。
 市内にはオレンジカフェが複数ありますので、お気軽にご利用ください。

 認知症について学び、地域等で活躍したい方

認知症について学び、地域などで活躍したい

認知症サポーター養成講座

認知症を正しく理解し、認知症の方やその家族をあたたかい目で見守る「認知症サポーター」を養成します。

受講者には「受講証」をお渡しします。

各地域包括支援センター・高齢者介護課

認知症キャラバン・メイト養成講座

「認知症サポーター養成講座」の講師を務める「キャラバン・メイト」を養成します。

高齢者介護課

23-5140

認知症講演会

認知症に関して講師を招き、講演会を開催します。

高齢者介護課

23-5140

関連情報

認知症施策(厚生労働省)(新しいウィンドウが開きます)(外部サイトへリンク)<外部リンク>