本文
ツキノワグマによる人身被害防止
秋のクマに注意!
〇秋のクマは、冬眠に備えて脂肪を蓄えるため、エサを探し回ります。
秋のクマは、冬眠に備えてブナ、ミズナラ、コナラ、クリなどのドングリ(堅果)をはじめ、ヤマブドウなど山にある食べ物を昼も夜も探して食べ続けます。ドングリ等が不作の年は、エサを求めて人里に出没し、カキやクリを食べることもあります。
〇11 月中旬頃から、ツキノワグマは冬眠期に入ります
冬の間は食べ物がないため、クマは 11 月中旬頃から概ね 12 月末までに、冬眠をはじめます。倒木の根本、木の根と地面とのすき間、岩穴、樹洞などのほか、背丈の高い笹ヤブの中などで冬眠しますので、入山時は近寄らないようにしましょう。
〇ツキノワグマは冬眠中に出産し、3月下旬頃に目覚めて活動を始めます
冬眠前にドングリ等を十分に食べ、栄養が確保できたメスは、冬眠中に1~2頭の子熊を出産します。3月下旬頃、飲まず食わずで冬眠から目覚めたクマは、食べ物を探して山中を動き回ります。出産したクマは子連れとなり、神経質になっています。
外国人へ向けたクマの注意喚起
登山やキャンプ等を目的に入山される外国人の方々へ向けたチラシを添付いたします。観光関係者の皆様は適宜ご活用ください。
クマ注意喚起チラシ 【英語】 [PDFファイル/549KB]
Bear warning flyer [PDFファイル/549KB]
クマ注意喚起チラシ 【中国語・韓国語】 [PDFファイル/630KB]
熊警示传单・곰주의 환기 전단지 [PDFファイル/630KB]
令和7年4月25日に市内でツキノワグマによる人身被害が発生しました。
令和7年4月25日午前9時50分頃、市民の森公園から東北東500m付近の山中において、山菜を取りに来た方が成獣のツキノワグマ1頭に襲われる人身事故が発生しました。
また県内では、飯山市、木島平村においても人身事故が発生しております。
春はクマが冬眠から目覚め、食べ物を探して山中を動き回ります。また、母グマは冬の間に出産した子グマを1~2頭連れている可能性があり、子グマを守るために神経質になっています。
そのため入山される際は下記のような対策を心がけてください。
ツキノワグマにご注意ください
長野県内の山林には、ツキノワグマをはじめとする多くの野生鳥獣が生息しています。
クマは本来、警戒心の強い動物で、人間に気づけば自分から逃げたり身を隠したりしますが、突然出会ってパニック状態になってしまった時に、人間を襲うことがあります。
山菜やキノコ採り、登山等で山に入る機会も多くなりますが、エサを求めて里山や集落付近までクマが出没することも予想されますので、クマの出没を防ぐとともに、クマに遭遇しないよう次のことに注意しましょう。
出没を防ぐために
- 野生動物のエサとなる生ごみや廃棄した農作物などを放置しない。
- 家畜やペットのエサ、漬物など発酵したもの、燃料や塗料など揮発性ものなどにも引き寄せられるので、このような物の保管場所に注意する。
- 収穫する予定のない栗や柿などの実は早めに除去する。
- 通学路等生活道路沿いや林縁部、河畔林、川床等の藪の刈り払いを行い、生息地と集落との距離を保つ。
- 農作物被害が予想される場合は、電気柵等で防除する。
遭遇しないために
- 山へ入る時などはできるだけ複数人で行動し、鈴やラジオ、笛など音の出るもので存在を知らせる。
- クマの行動が活発な夕方や早朝の時間帯はできるだけ山へ近づかない。
- クマと遭遇してしまっても背を向けず、落ち着いてゆっくりその場から離れる。
- 子連れの母グマは非常に神経質なので、絶対に近づかない。
- 川や沢沿いでは水音によってお互い気づきにくいため、特に注意する。
- 木の実を食べるためにクマが木に登っていることがあるので、頭上にも注意する。
さらに詳しく知りたい方は「ツキノワグマによる人身被害を防ぐために(長野県)(外部サイトへリンク)<外部リンク>」をご覧ください。
お問い合わせ
上田市役所産業振興部森林整備課
〒386-8601 長野県上田市大手一丁目11番16号
電話番号:0268-23-5124
ファックス番号:0268-23-5982
丸子地域自治センター産業観光課 電話番号:0268-42-1037
真田地域自治センター産業観光課 電話番号:0268-72-4330
武石地域自治センター産業観光課 電話番号:0268-85-2828