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令和3年5月31日定例記者会見内容

更新日:2021年6月15日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症の対応について
  3. 議案概要の説明

1.市長冒頭のあいさつ

​​ 報道機関の皆様には、お集まりいただきまして誠にありがとうございます。

 新しい本庁舎における初めての記者会見となりますが、これまでと同様、上田市政進展のため御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。

 本日は、6月7日に招集を予定しております6月市議会定例会に提案する議案について御説明させていただきますが、これに先立ち、新型コロナウイルス感染症の対応について御説明申し上げます。

2.新型コロナウイルス感染症の対応について​

 上田圏域における新型コロナウイルスの感染状況につきましては、5月に入り複数の感染経路不明などの高リスクの事例が発生したことから、感染警戒レベルは4に引き上げられ、未だ予断を許さない状況が続いております。

 市では引き続き、感染防止対策を強化し、生活者や子育て家庭の支援、事業者支援に資する施策等に鋭意取り組んでまいります。

 さて、今月10日から、65歳以上の高齢者約49,000人の方を対象としたワクチン接種が、市内の医療機関が行う個別接種と市有施設等における集団接種の併用により始まりました。

 接種開始から昨日までの21日間(3週間)で、約12,400人の方が1回目の接種を受けられました。そして、接種された方を含めて、これまで市の管理分として約22,000人の方の予約を受付いたしております。なお、本日からは各医療機関で2回目の接種も開始されております。

 このように、市では7月末までに、接種を希望される65歳以上の高齢者の皆様へのワクチン接種を終えることができるよう体制を整えております。

 こうした取組を進める中、予約受付に際しまして、コールセンターの電話がつながりにくい状況が続いたり、御希望どおりの予約ができないケースが発生し、接種希望者の皆様に御不便をおかけしているとの報告も受けております。この場をお借りして心よりお詫び申し上げます。

 先ほども触れましたとおり、接種希望者には7月末までに2回の接種ができる体制で進めております。そして2回目の接種につきましては、1回目の接種の際に3週間後の日時を指定・確認をしておりますので、ご安心をいただきたいと思っております。

 また、市では新型コロナウイルスワクチンの接種について、接種を希望される皆様に正しい情報を分かりやすくお伝えするよう努めておりますが、ワクチン接種に関して御不明な点や御心配な点も多々あろうかと思います。

 そのため、ワクチン接種担当職員を配置している各地域の保健センター、丸子・真田の地域自治センター、各公民館などの公共施設に「ワクチン接種よろず相談窓口」を設置いたしましたので、お近くの相談窓口にお気軽にお問い合わせいただければと思います。

3.議案概要の説明

 それでは、6月定例会に提案いたします案件につきまして、順次説明させていただきます。なお、今回提案いたします案件は条例案が3件、予算案が3件、事件決議案が6件、報告案件が11件の計23件であります。

(1)条例案について

 条例案につきましては新設条例が1件、一部改正が2件の合計3件の提案を予定しております。

 初めに、資料1ページの(1)の議案第47号「上田市長の退職手当の特例に関する条例」の制定につきましては、私が平成30年3月に市長選に立候補した際、市民目線で市民に寄り添った市政運営を行う姿勢を具現化するため、退職手当を辞退する旨を申し上げましたことから、現在の任期に係る退職手当を支給しない特例措置を講ずるものであります。

 次に、(2)の議案第48号「上田市手数料条例中一部改正」につきましては、マイナンバーカードの利便性の向上及び普及の促進を図る必要性等から、「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律」が5月19日に公布され、更に「マイナンバー法」の一部が改正されたことに伴い、マイナンバーカードの再交付の手数料に関する規定について所要の改正を行うものです。

 次に、(3)の議案第49号「上田市水道条例中一部改正について」でありますが、市の水道料金は平成18年の合併以降、地域間調整や消費税の改定以外には実質的な料金改定は行わず、水道事業を経営してまいりました。

 しかしながら、水道事業を取り巻く環境は、人口減少や節水意識の高まりなどから料金収入が減少する一方で、施設の老朽化に伴う更新や耐震化等に係る費用が大きな負担となっており、今後より一層厳しい経営状況が見込まれます。

 このような中、昨年9月に水道料金の改定について「上田市上下水道事業審議会」へ諮問を行い、慎重に御審議いただきました後、本年1月に、平均改定率8.3パーセントとする内容の答申をいただきました。

 市としましては、この答申を踏まえ、基本料金の改定を行うこととし、これに伴う所要の改正を行うものであります。

 なお、新型コロナウイルスによる感染状況や水道料金の支払猶予の状況等も考慮しまして、10月1日からの改定といたします。

 条例案についての説明は以上であります。

(2)6月補正予算の概要について

ア 予算規模等について

 次に、令和3年度6月補正予算の概要について申し上げます。

 今回の補正により、一般会計の予算規模は714億8,125万円余となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して24.6%の減となっています。

 特別会計では、介護保険事業特別会計で補正があり、特別会計全体の予算規模は340億8,052万円余となりました。これは、前年度同時期とほぼ同額となっています。

 企業会計では、水道事業会計で補正があり、企業会計全体の予算規模は189億3,985万円余となりました。これは、前年度同時期の合計額と比較して0.6%の増となっています。

イ 補正予算に計上した主な事業について

 次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症対策事業として、子育て世帯生活支援特別給付金に係る経費を計上しました。これは先行して実施した、ひとり親世帯への支援に続き、ひとり親世帯以外の支援の必要な子育て世帯に対し、児童一人当たり一律5万円の特別給付金を支給するものです。

 また、市内図書館における感染症対策として、紫外線除菌図書機等を購入する費用を計上いたしました。

 二つ目としまして、令和元年東日本台風災害及び令和2年7月豪雨災害に係る復旧事業につきまして、一部の事業を令和2年度から令和3年度に組み替えて、本復旧工事などに係る経費を計上いたしました。主に丸子、武石地域の河川や橋梁が対象となっておりますが、早期完了に向けて鋭意取り組んでまいります。

 併せて、大雨等による河床崩落を未然に防ぐための緊急自然災害防止対策事業として、丸子地域の明賀沢川(みょうがさわがわ)の改修工事を行ってまいります。

 三つ目としまして、ペーパーレス会議システムを導入し、タブレット端末を利活用して庁議(市政経営会議、部長会議)等を実施するペーパーレス会議推進事業や、ICTなど先端技術を活用して有害鳥獣の捕獲状況を捕獲従事者等に通報するシステムを構築するための鳥獣捕獲先端技術導入事業、また、市内バス路線のキャッシュレス化を推進するための公共交通キャッシュレス化推進事業など、市民生活の利便性向上や業務の効率化を図ることにより、上田市のスマートシティ化を進めるための予算を計上いたしました。

(3)事件決議案について

 次に、事件決議案につきましては合計6件の提案を予定しております。

 このうち、「上田市新本庁舎建設第2期工事請負契約の締結について」は、旧本庁舎の高層棟部分の解体と地下部分の改修を進め、駐車場を整備してまいります。併せて南庁舎の大規模改修を行い、令和4年度には教育委員会及び農林部を移転して、市役所機能を集約する予定であります。

(4)報告案件について

 最後に、報告案件につきましては、専決処分した案件といたしまして、令和3年度税制改正に伴う地方税法等の改正に伴い「上田市税条例」など所要の改正3件と、主に予算の最終調整を内容とする「令和2年度一般会計補正予算(第12号)」など合計11件について、議会に報告いたします。

 以上、今回提案する議案の概要について申し上げました。

 詳細はこのあと、担当者から説明させますのでよろしくお願いします。