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山口大根
山口大根とは…
歴史
山口大根は、上田市の山口地区で400年程前から栽培されている伝統野菜です。
かつては多くの農家が山口大根の栽培をしていましたが、農作物の多様化等のため一時は栽培農家は1戸まで減ってしまいました。
しかし、この伝統野菜を残そうと、地元の農家の方々が立ち上がり、今では立派な大根畑ができています。まだまだ収穫数は少ないですが、この山口大根を多くの皆さんに食べてもらいたいと願い、はりきって栽培をしています。
戦国の世においては真田昌幸・幸村親子が、幕末期においては赤松小三郎など上田にゆかりのある偉人たちがこの大根を食べて動乱の時代を生き抜いたのかもしれません。そんな悠久の歴史の流れに思いを馳せるのも伝統野菜の魅力の一つです。
辛味と甘味がバランスよくあり、水気が少ないことが特徴です。「おろし」や「漬物」にして食べるのが主流ですが、熱を加えると甘味が増す特徴もあるので「天ぷら」などにして食べるととてもおいしいです。
また、上田市農業バイオセンターでは伝統野菜の保存事業として山口大根の種の保存を実施しています。
ちなみに旬の時期は11月から12月です。
信州の伝統野菜認定作物
(認定野菜名 山口大根)認定番号 19-02001認定日は平成22年7月12日です。
このマークを見たら、この地に古来から伝わる野菜ということで山口大根を通じ独特の味を感じながらこの地の歴史や伝統も味わっていただけると嬉しいです。(信州の伝統野菜」伝承地栽培野菜<外部リンク>)
出荷シーズンには上田市内の直売所「うえだ食彩館ゆとりの里」、「マルシェ国分」で購入できすることができます(11月~1月頃まで)
山口大根の会
山口大根を、伝統野菜として絶やさず残していこうと立ち上がった、「山口大根の会」の人々です。
山口大根を使った料理です!
山口大根は天ぷらにするとサクサクッとした歯ごたえと適度な甘味があって大好評です!ぜひお試しください。
また、大根の葉はきざんで上田のおいしいごはんに混ぜるととてもおいしいおにぎりになります!