(趣旨)

第1条　この告示は、加齢や病気など身体機能の低下により運転免許証を自主的に返納した者に対し、タクシー利用補助券を交付することにより、運転免許証の自主返納を促進し、高齢者等交通事故防止に資するとともに、公共交通機関の利用促進を図るため、市が実施する上田市運転免許証自主返納促進事業(以下「事業」という。)の実施に関し必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(対象者)

第3条　この事業の対象者(以下「対象者」という。)は、次の各号のいずれにも該当する者とする。

(事業の内容)

第4条　市長は、次に掲げるタクシー利用補助券(以下「利用補助券」という。)のうち、対象者が希望する利用補助券を交付するものとする。

(申請)

第5条　前条第1項に規定する利用補助券の交付を受けようとする対象者(以下「申請者」という。)は、上田市タクシー利用補助券交付申請書(様式第1号)に、長野県公安委員会が発行する運転経歴証明書の写し及び運転免許取消通知書の写しを添えて、市長に提出しなければならない。

(決定等)

第6条　市長は、前条第1項の規定による申請があったときは、その内容を審査して交付の可否を決定し、上田市タクシー利用補助券交付決定通知書(様式第2号)により申請者に通知するものとする。

(利用補助券の交付等)

第7条　市長は、前条の規定により交付の決定を受けた者(以下「利用者」という。)に対し、利用者が希望する利用補助券を交付するものとする。

(利用補助券の利用方法)

第8条　利用者は、取扱事業者のタクシーを利用するときは、乗車の際、利用料金を超えない範囲内で、利用補助券1枚又は2枚を運転経歴証明書に添えてタクシーの運転手に手渡すとともに、利用料金から利用補助券の枚数に額面を乗じた額を控除した額を当該運転手に支払うものとする。

(タクシー料金の請求等)

第9条　取扱事業者は、受け取った利用補助券を取りまとめ、毎月10日までに市長に対し請求するものとする。

(利用補助券の再発行)

第10条　利用者が利用補助券を紛失又は破損したときは、再交付しないものとする。

(不正使用の禁止)

第11条　利用者は、利用補助券を担保に供し、又はこれを第三者に譲渡してはならない。

(利用補助券の返還)

第12条　未使用の利用補助券がある場合において、次の各号のいずれかに該当したときは、利用者(死亡したときは、その親族)は、速やかに当該未使用の利用補助券を市長に返還しなければならない。

(補則)

第13条　この告示に定めるもののほか、事業の実施に関し必要な事項は、別に定める。