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上田城下町の風情をめぐる

更新日:2019年12月12日更新
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景観ウォッチング「上田城下町の風情をめぐる」を開催しました

 上田市は、現在景観計画の策定に向けて準備を進めています。本市の景観計画では、城下町、宿場町としての歴史的雰囲気を残す上田駅及び上田城跡公園を中心とする古くからの市街地を「旧城下町」として区分し、この地域がもつ歴史的、文化的財産を活かして景観形成を図っていくことを景観形成方針の一つにすえています。
 今回の景観ウォッチングでは、上田駅及び上田城跡公園周辺の旧城下町地区を散策し、実際の建造物の形態や意匠などを見ながら、この地区の景観資源を見直し、城下町にふさわしい景観づくりとは何かを考えました。

日時

 平成23年10月15日(土曜日) 午前9時30分から午後12時30分まで

コース

 上田駅、上田城跡公園周辺の約6キロメートル

コース図[PDFファイル/1.3MB]

講師

牧谷 孝則さん
 (市景観審議会委員、市景観アドバイザー、NPO法人ルーバンデザイン研究所理事長)

上田城跡公園

上田城北櫓西櫓からの眺望
上田城は真田昌幸により16世紀の末に築かれました。その築城後間もない時期に昌幸は二度も徳川氏の大軍に攻められながら、この城にたてこもり、これを撃退したことで知られています。
上田城は上田盆地のほぼ中央に位置する平城で、千曲川(その分流尼ヶ淵)に望む段丘の崖を利用して築城されています。現在、公園化されているのは、本丸・二の丸と周囲の濠跡の範囲です。
建物については、本丸の周囲に7棟あった隅櫓のうち3棟が残り、長野県宝に指定されています。
西櫓からは小牧山や塩田平を一望できます。参加者は、白い色の建物は周囲の風景から浮き上がって見えることなどを確認していました。

百間堀土塀

百間濠跡そばの土塀

かつて百間濠と言われた二の丸のお濠の跡は現在陸上競技場となっていますが、当時をしのばせる土塀が残されています。

北国街道(下紺屋町)矢出沢川

旧北国街道と矢出沢川

街道筋である旧北国街道沿いには、今も歴史的な建造物が点在しています。また、北国街道沿いに流れる矢出沢川は、かつては上田城下町の北と西を守る外堀の役目を果たしていました。現在では川沿いに散策路が整備され、市街地に貴重な憩いの場を提供しています。

横町(垣)横町(生垣)

まち並みの連続性(横町)

市街地の空き地や駐車場はまち並みが途切れた印象を与えますが、植栽や垣を設けることで、まち並みの連続性を確保する工夫がされています。

飯島商店とRin'sCoffee高橋家蔵

松尾町

大正時代のモダンな建築物と違和感なく並ぶカフェや、駅ビルのかげからのぞく存在感のある蔵の様子など、市街地には様々な時代の積み重なりを実感できる景観が点在しています。

藩主屋敷跡(上田高校)

藩主屋敷跡

現在の上田高校の敷地は、かつての藩主屋敷の跡にあたります。同校東側の表門と、その両脇につづく土塀・濠・土塁は、昔の面影をよくとどめていて、上田市の文化財に指定されています。
表門は寛政元年(1789)に焼失したあと、その翌年に再建されたものです。薬医門〔やくいもん〕といわれる形式です。

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