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「千と千尋」と塩田平

印刷用ページを表示する 掲載日:2019年12月12日更新

「千と千尋」と塩田平の画像
平成16年2月13日 東信ジャーナル

別所温泉、生島足島神社が舞台? 宮崎監督「民話を超える話があるんだよ」

皆さん、映画「千と千尋の神隠し」を思い出してください。
私はこの映画の舞台は上田の別所温泉ではないだろうか?と思っています。
まず、2001年に映画のロードショーを観た時でした。海の際を走る電車は別所線そのものでした。そして千尋が運命的に出会った「ハク」の出生は川でした。塩田地域に伝わる民話「龍の子太郎」も産川から生まれたと言われています。この時に「もしや?」と思い始めました。
そして2003年、作曲家の桜井浩ニ氏=上田市在住=から映画の中で電車に乗るシーンで流れる曲が「シックス ステーション」であることを知りました。映画では釜爺が「6番目の駅で降りるんだよ」と言って切符を手渡しておりました。つまり別所線でいうと別所温泉駅から6番目の駅は「下之郷」。映画では「沼の底」でした。下之郷駅の近くには「生島足島神社」があります。生島は万物を育成させる神様、足島は万物に満足を与える神様といわれています。映画では「湯婆婆(ゆば〜ば)」「銭婆(ぜに〜ば)」です。ぴったりと符号するではありませんか。
アニメーターで「千と千尋」を手伝っていた伊藤秀樹氏=上田市在住=は「宮崎監督は上田に詳しく『生島足島神社には民話を超える話があるんだよ』と言っていた」と話しています。
これからして私は「千と千尋の神隠し」は塩田平が舞台に違いないと確信したのです。
別所線の存続の行方が注目されるなかこんなロマンは、まさに「天の助け」。千尋ファンよどうぞ別所線で別所温泉に来たれ!山崎憲一(上田市)

※ 東信ジャーナル社様<外部リンク>全文掲載承諾済