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別所線きっず!ものがたり誕生秘話

印刷用ページを表示する 掲載日:2020年5月21日更新

 上田市は、細田守監督の『サマーウォーズ』をはじめ、歴女ブームを起こした『戦国BASARA』などの聖地として賑わっていますが、2004年(平成16年)、上田市では宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の舞台が塩田平、別所温泉ではないかというちょっとしたブームが起きていました。

 上田市アイプロジェクト(2003年(平成15年)5月30日発足)では、別所線存続の更なる支援の輪を広げていくため、「別所線きっず!ものがたり」という小説とキャラクターを2005年(平成17年)12月2日に公開しました。

 「別所線きっず!ものがたり」は、別所線が走る塩田平(しおだだいら)に住む二人の小学生が、『千と千尋の神隠し』の舞台となったとされる場所を探訪しながら、歴史や文化、遺産、民話を紹介していくという小説です。

 「北条まどか」の名前は、別所線が走る塩田平と上田城がある市街地では文化が異なることから、上田城を機縁とした真田氏ではなく、塩田平の文化を醸成した北条氏(塩田と別所温泉の歴史)の姓を使わせていただきました。名前の「まどか」は、かつて別所線で活躍していた丸窓電車を昔は、円窓電車とも書いていましたので、円の字の訓読みから採用いたしました。「円」の字は「まどか」と読みます。

 「別所線きっず!ものがたり」は全12話ですが、そのうち10話までをWeb絵本として平成18年5月12日から月1話のペースで1年かけて連載いたしました。

謎の男

 「別所線にのろう!」は、別所線を存続させるための行動規範であり、「北条まどか」は、その象徴です。一度、失われた鉄路は二度と元には戻りません。先人たちが残したこのかけがえのない鉄路「別所線」を後世に遺していくためにも、ぜひとも、あなたの力をおかしください。