人口減少・少子化対策プロジェクト

　少子化の進行や人口減少が深刻さを増している中、上田市においても人口減少や高齢化により、労働供給の減少や経済や市場規模の縮小、現役世代の負担増加や行政サービスの水準低下など、社会生活や経済に大きな影響を及ぼすことが予想されています。上田市が今後、将来にわたって持続可能な都市としてさらに発展していくために、人口減少を見据えた行政経営と人口減少に歯止めをかける取組は重要です。
　このため、上田市では第二次上田市総合計画の重点プロジェクトの一つとして、「人口減少・少子化対策プロジェクト」を位置付け、取組を行っています。

令和４年度少子化対策プロジェクト

　取組の一環として、令和４年度に内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が実施した「少子化対策地域評価ツールの活用促進に向けた自治体の交流機会の拡充や環境整備に係るモデル事業」にモデル地方公共団体の一つとして参加し、伴走支援を受けながら、「少子化対策プロジェクト」に取り組みました。

事業概要

内閣官房デジタル田園都市国家構想実現会議事務局が示す「少子化対策地域評価ツール」を用いて、
　１.部局横断的な検討体制の構築
　２.客観的指標分析（データ分析）による地域特性の見える化
　３.主観調査（アンケート調査等）による地域特性の把握
　４.地域の強み・課題の分析
を行うことにより、上田市の少子化を取り巻く強みや課題を明らかにし、解決策の方向性を導き出すもの。 

　※少子化対策地域評価ツールについて詳しく知りたい方は内閣官房ホームページ＜外部リンク＞をご覧ください。
　※実施内容をまとめた資料は上田市成果報告資料 [PDFファイル／2.99MB]をご覧ください。また、内閣官房ホームページ上の業務報告書＜外部リンク＞にも上田市の取組を掲載していますのでご覧ください。
　※３.のアンケート結果の詳細につきましては、少子化対策のためのアンケート【報告書】 [PDFファイル／3.47MB]をご覧ください。

事業成果

　令和４年度少子化対策プロジェクトの取組により、今後の市の少子化対策の方向性を以下のとおり定めました。

出産・子育てに対して

　「理想の子ども数は多い」という強みを活かして、『理想の子ども数を実現する上田市』を目指します。

• 第一子出産に関しては「夫婦の時間を大事にしたい」への対応を検討します。
• 第二子以上の出産に関しては「教育費用・育児費用の課題」への対応を検討します。

転入・転出に対して

　若者が出て行ってしまい戻って来ない現状に対して、『若者が戻ってくる上田市』を目指します。

• 「若者の希望の仕事・職場があるまち」づくりを検討します。
• 上田市に、現在あるもの・やっている事の情報を積極的にPRしていきます。

上田市の少子化対策の今後

　今回見出した方向性をもとに、現在行っている事業の見直しやブラッシュアップ、新たな事業の検討を行っていく予定です。
　また、今後もデータの活用や更なる分析を行うことにより、新たな課題や解決策の方向性を見出すことを継続していきます。