上田市バス路線の減便について

上田市バス路線の減便について

　日頃より路線バスをご利用いただき、感謝申し上げます。
　市内のバス路線について、運行事業者の慢性的な人手不足と2024年4月からバス運転手の拘束時間等の上限が強化されることに伴い、現状の運転手数では、現在の路線バス運行数を維持・確保することが困難な状況となり、運転手の労働環境を守り、運行の安全性を確保するため、バス事業者から減便の申し入れがされました。
　市では申し入れを受け、バス事業者と市民生活への影響を最小限に抑える方法を協議する中で、道路運送法の規定に基づき、国・県・市などの行政機関、道路管理者、住民代表などの委員から構成される「上田市公共交通活性化協議会」を開催のうえ、協議（承認）をいただき、令和6年4月1日より減便が実施されることとなりました。
　市民の皆様におかれましてはご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力のほど、よろしくお願いいたします。
（市としましては、運転手不足の課題解消のため、国に対して運転手の待遇改善に向けた制度の拡充を求めるとともに、若年者や女性の運転手の登用促進、定着化を目指して、事業者と連携した取組を進めてまいります。）

減便の背景

1. 慢性的な運転手不足
   ​　公共交通の一翼を担う路線バス業界では、安全運行を担う運転手の深刻な不足に直面しています。その要因として、他業種に比べて給与水準が低いことや、長時間労働など待遇面の悪さが人材定着に悪影響を及ぼしていることが挙げられ、加えて、コロナ禍で落ち込んだ乗客数が完全に戻り切れていないことや、燃料費高騰による収益面での打撃も重なり、賃上げで運転手を確保する余力のあるバス会社が少ないことも、問題解決の糸口が容易に見つからない要因となっています。
2. 時間外勤務の上限規制
   　2024 年4月より、働き方改革関連法の改正が実施され、一日の下限休息時間、拘束時間が引き上げられます。​この影響により、運転手不足の短期的な解決が難しいなか、利用者の多い路線であってもダイヤ縮小や路線統合などを実施し、休息時間を確保するためせざるを得ない状況となっています。
3. バス業界の経営構造
   　路線バスを運行する事業者は、これまで路線バスの赤字を高速・貸切バスの収益で補填するという経営構造でしたが、人員不足の中、生活に必要不可欠な路線バスを維持するため、高速・貸切バスへ人員を割けず、受注が制限されている状態です。このような状態が継続すると事業者自体の経営存続にかかわる問題となります。

減便開始日

令和6年4月1日（月曜日）から （運転士が充足されるまでの当面の間）

時刻表・路線図

・上田市バス時刻表 [PDFファイル／314KB]（令和6年4月1日改正）
・上田市バス路線図 [PDFファイル／629KB]（令和6年4月1日改正）
・上田市街地循環バス時刻表、路線図 [PDFファイル／2.72MB]（令和6年4月1日改正）

減便の内容

上田バス株式会社

■お盆期間（8月13日～16日）の平日は土曜ダイヤでの運行とします。
​■菅平高原線の夏季繁忙期における季節便運行の期間を、7月1日～9月30日を7月1日～8月31日に変更（短縮）します。

※1 減便した6便のうち2便を「大倉」行きの傍陽線として運行
​※2 上田駅～真田間は運休　ただし、上田駅～傍陽、大倉、入軽井沢間の傍陽線として運行
※3 他路線の減便に伴い、始発地と行き先に変更あり
※4 赤バスは始発便（1便目）と最終便（5便目）、青バスは最終便（5便目）を運休

〇お問い合わせ先
　上田バス株式会社　0268-34-6602

千曲バス株式会社

※1 ダイヤの変更あり

〇お問い合わせ先
　千曲バス株式会社上田営業所　0268-22-2363

東信観光バス株式会社

〇お問い合わせ先
　東信観光バス株式会社　0267-53-5522

ジェイアールバス関東株式会社

〇お問い合わせ先
　ジェイアールバス関東株式会社　長久保営業所　0268-68-2106

減便する便の時刻一覧

減便対象となる時刻はこちらをご覧ください。

減便する便の時刻一覧 [PDFファイル／1.24MB] [PDFファイル／742KB]