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千曲川のつけば漁
毎年5月上旬、初夏の訪れを知らせるつけば漁が千曲川で行われます。
つけば漁は江戸時代から続いている伝統的な漁法です。ハヤ(ウグイ)の産卵の習性を利用して捕まえます。
つけばでは、活きのいいハヤを入れた種箱を川に沈め、その匂いで下流からハヤをおびき寄せます。そして、産卵しやすくつくられた人工の産卵場所(産卵床)に集まったハヤを捕まえます。
活きのいいハヤを種箱に入れて設置します。
ハヤが産卵しやすいように水の流れを調整し、玉砂利を敷き詰めて産卵床をつくります。
産卵床の小石に産み付けられたハヤの卵。
見事な朱色に染まるのは産卵のときだけです。
おいしそうに焼けたハヤ。焼くと、一度消えた朱色が現れます。
関連情報
千曲川流域の上小地区にあるつけば小屋では、6月末までハヤの唐揚げや塩焼きが楽しめます。
つけば小屋については、「信州上田つけば小屋マップ」をご覧ください。
リンク先
- 農政課「上田市の漁業」
- 上田情報蔵「つけば漁」<外部リンク>
つけば漁に関する問い合わせ先
上小漁業協同組合<外部リンク>
所在地:長野県上田市常田一丁目2番16号
電話番号:0268-22-0813