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施設の設計
実施設計が完了しました
施設の設計については、平成22年11月に基本設計、平成23年8月に実施設計にそれぞれ着手いたしました。この間、市民の皆さんや各種団体(文化団体や障がい者団体など)から様々なご意見をいただき、また専門家からのアドバイスも受けながら検討を進め、この度、実施設計を完了いたしました。
今後は、本年の夏に建設工事に着工し、平成25年度末の竣工を目指します。また同時に開館の準備(運営体制や実施事業などの詳細な検討)を引き続き進め、平成26年秋の開館に向け取り組んでまいります。
実施設計の概要
完成イメージCG(合成)
建築概要
所在地:長野県上田市天神三丁目3037~3040
敷地面積:45,469平方メートル
延床面積:17,595平方メートル
建築面積:12,303平方メートル
構造:鉄骨造、鉄筋鉄骨コンクリート造、鉄筋コンクリート造
駐車場:395台(うち身障者用8台、大型車5台)
施設構成:
- 大ホール|固定席1,530席(最大1,650人収容)、他付帯施設
- 小ホール|固定席320席、他付帯施設
- 美術館|常設展示室、企画展示室、収蔵庫、市民アトリエ・ギャラリー、子どもアトリエ、アトリエ、他付帯施設
- 交流施設|大スタジオ、多目的ルーム、スタジオ、会議室、和室、ボランティアルーム、カフェ等
- 管理部門|総合案内、事務室、施設管理、託児室等
- 緑地広場|芝生広場、緑地公園、親水施設、桜並木遊歩道、屋外トイレ等
市民説明会
基本設計案と運営管理計画案についての説明会を開催しました(平成23年5月~6月)
設計業者の決定
交流・文化施設の設計にあたり、有識者等10人からなる「交流・文化施設等設計者選定専門委員会(委員長/日端康雄・慶應義塾大学名誉教授)」において、公募型プロポーザル方式による設計者の選定を行いました。
市ではこの結果を尊重し、平成22年11月、選定された「柳澤孝彦+TAK(タック)建築研究所・梓設計共同企業体」を設計業者として決定し、提案されたイメージやコンセプトに基づき設計を進めました。
柳澤孝彦+TAK建築研究所は、新国立劇場や東京都現代美術館などを、梓設計は山梨県立博物館などを手掛けています。
「柳澤孝彦+TAK建築研究所・梓設計共同企業体」の提案による整備イメージ
整備イメージとコンセプトの特徴
中央に円形の交流芝生広場を設け、この広場を囲むように、大小のホールを南東側、美術館を北西側に配置するイメージとなっています。
広い敷地を活用した低く伸びやかな施設配置に配慮し、人にも環境にもやさしい施設として考えられています。
こうした提案が景観面をはじめ、だれもが気軽に利用できる使いやすさや、維持管理費も含めた全体的なコストダウンにもつながるものと考えられます。
設計プロポーザル公開プレゼンテーション・第二次審査
平成22年10月30日(土曜日)に開催された、第5回交流・文化施設等設計者選定専門委員会において、プロポーザルの最優秀者と優秀者が選定され、市長に報告がありました。
第二次審査結果(敬称略)
最優秀者|柳澤孝彦+TAK建築研究所・梓設計共同企業体
優秀者|日本設計・アールアイエー設計共同企業体
審査講評[PDFファイル/31.80MB] 容量が大きいのでご注意ください。
日端委員長から市長への結果報告
第一次審査
プロポーザルの参加表明書(第一次審査用書類)の受付を平成22年9月13日(月曜日)に締め切り、その結果、21者(うち設計共同企業体9者)の皆さんから提出をいただきました。 9月17日(金曜日)に開催した第3回交流・文化施設設計者選定委員会では、提出された参加表明書を基に第一次審査を行い、次の5者の皆さんに提案書(第二次審査用書類)の提出を要請いたしました。
第一次審査通過者(敬称略、五十音順)
(株)新居千秋都市建築設計
久米・第一設計設計共同企業体
佐藤総合計画・エービーシー設計共同企業体
日本設計・アールアイエー設計共同企業体
柳澤孝彦+TAK建築研究所・梓設計共同企業体