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令和7年6月2日記者会見内容
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- ラグビー日本代表候補選手の菅平合宿について
- 「上田 道と川の駅」の「防災道の駅」追加選定について
- 第20回上田市消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会の開催について
- 6月市議会定例会について
1. 市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりいただきありがとうございます。
本日の記者会見では、6月9日(月曜日)に招集を予定しております、6月市議会定例会に提案する議案を中心に御説明させていただくほかラグビー日本代表候補選手の菅平合宿などに触れてまいります。
2. ラグビー日本代表候補選手の菅平合宿について
はじめに、ラグビー15人制 男子トレーニングスコッド 菅平合宿について申し上げます。
昨年に引き続き、エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチが指揮を執る、ラグビー日本代表候補の選考合宿が、6月4日(水曜日)から11日(水曜日)までの約1週間、スポーツ合宿の聖地「菅平高原」にて実施される運びとなりました。
6月4日には、選手の到着に合わせて、上田駅前にて歓迎セレモニーを執り行います。
また、合宿期間中の6月7日には、「小学生を対象としたラグビークリニック」も予定しております。
こうしたイベントを通じて、地域の皆様と共に、日本ラグビーの未来を支える選手たちを応援してまいりたいと考えています。
合宿に参加されます選手の皆様には、「超速ラグビー」に向けたトレーニングに励み、ぜひ日本代表として名を馳せてほしいと願っております。
そして、2027年に開催されるワールドカップ オーストラリア大会での初の4強入りを大いに期待しております。
併せまして、今年の8月下旬から9月下旬にかけて行われます 「女子ラグビーワールドカップ2025イングランド大会」に出場する女子15人制日本代表も、6月9日(月曜日)から28日(土曜日)のおよそ3週間、菅平高原にて強化合宿を行うと伺っております。
女子15人制日本代表の選手たちにおかれましては、ワールドカップが迫っている中、体調に十分留意していただきたいと思います。
そして、本大会ではこれまでのトレーニングの成果を存分に発揮し、素晴らしい活躍をされることを心より期待しております。
3.「上田 道と川の駅」の「防災道の駅」追加選定について
次に、「上田 道と川の駅」の「防災道の駅」追加選定について申し上げます。
国土交通省は、広域的な防災拠点に位置付けられている「道の駅」を、「防災道の駅」として選定しており、このたび、「上田 道と川の駅」が長野県で2箇所目となる「防災道の駅」として選定されました。
「防災道の駅」の主な役割は、大規模災害時等の広域的な活動を行う自衛隊や警察等の救援活動拠点、緊急物資等の基地機能、復旧・復興活動の拠点であり、「防災道の駅」に指定されたことで、地域の防災力の向上につながるものと考えております。
市といたしましても、地域の関係者や国県などと協力し、安心・安全な地域づくりの意識の向上や災害リスクについての相互理解を深めるためのイベントを開催するとともに、 BCP(業務継続計画)を策定してまいりました。
引き続き、災害時における市民の安全確保が図れるよう、取組を進めてまいりたいと考えております。
4.第20回上田市消防団ポンプ操法・ラッパ吹奏大会の開催について
つづきまして、第20回上田市消防団ポンプ操法 ・ ラッパ吹奏大会の開催について申し上げます。
今年度は、市町村合併による新たな上田市消防団として発足後の20周年という節目の大会として、6月8日(日曜日)に、丸子総合グラウンド及び丸子総合体育館において開催をいたします。
消防団のポンプ操法及びラッパ吹奏大会は、日頃の訓練の成果の発表の場としての位置付けに加え、消防団員の消防技術の向上と消防団組織の士気の高揚を図ることを目的として継続的に実施しております。
地域の皆様におかれましては、本大会を通じて、消防団員の日頃の訓練の成果を御覧いただくとともに、消防団活動への理解をより一層深めていただける機会となりますので、会場へお越しいただき、御声援を送っていただければと思っております。
消防団員の皆様には、常日頃から防火活動・予防活動をするとともに大災害時には消火活動に懸命に取り組んでいただいております。消防団活動に対して、御支援と御協力をいただいております皆様に、この場をお借りして、心より御礼を申し上げます。
5.6月市議会定例会について
続きまして、6月市議会定例会に提案する議案について御説明させていただきます。
今回提案いたします案件は、条例案が6件、予算案が1件、事件決議案が8件、報告案件が11件の合計26件であります。
それでは、御説明させていただきます。
(1)条例案について
条例案は、資料に記載してあります6件の提案を予定しておりますが、私からは、「上田市 市民ICT推進センター条例制定」について申し上げます。
市役所東庁舎を改修して整備を進めている 、「上田市 市民ICT推進センター」につきましては、4月下旬に囲いや足場が外れ、鮮やかな建物の色が一層目を引き、そのオープンに期待が膨らんでいるところであります。
現在、ICT機器をはじめ、什器類の整備を進めており、今月下旬からは情報ネットワークの整備も進め、今年の秋11月8日(土曜日)の開館を目指しております。
このため、今定例会に施設の開館時間をはじめ、休館日、使用料等を定める設置条例を提案してまいります。
新たな施設の愛称も「i(アイ)プラザうえだ」と決定したところであり、子どもからシニアまでICTの体験・学習ができる拠点として、引き続き、開館に向けた施設整備を進めるとともに、より多くの皆様に御利用いただけるよう、積極的にPR してまいります。
なお、新施設の設置に伴いマルチメディア情報センターは8月19日(火曜日)をもって閉館となります。
これに当たりまして、開館30年周年の歴史を振り返り、感謝の意を表するため、8月11日(月曜日・祝日)に「さよならセレモニー」を実施してまいります。
(2)6月補正予算の概要について
ア 予算規模等について
次に、令和7年度6月補正予算の概要について申し上げます。
今回は、当初予算の編成後に予算化が必要となった新規事業や、 国や県の補助等が内示となったことに伴う事業費を計上するもので あります。
今回の補正により、一般会計の予算規模は762億6,166万円と なり、前年同期の予算額と比較して3.6%の増となっています。
イ 補正予算に計上した主な事業について
次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。
はじめに、国からの交付決定に伴う、「新しい地方経済・生活環境創生交付金活用事業」として、企業の人材不足解消に資する「人材不足対策投資促進事業」のほか、健康づくりチャレンジポイントのデジタル化によるポイント制度の利用拡大や働く世代等への積極的なアプローチを行うために企業と連携した「働き盛り世代の健康増進事業」などにより、地方創生の取組を推進いたします。
また、棚田の景観を活用した体験・滞在施設整備支援として「都市農村交流推進事業」のほか、公共施設利用者の利便性向上の取組として、「公共施設予約システム導入事業」、水泳授業の課題解消を図るため 「公共施設を利用した水泳授業実施検証事業」などの関連経費を計上しております。
併せて、令和6年能登半島地震被災支援の関連経費の計上により、引き続きの被災地支援も図ってまいります。
予算については、以上です。
(3)事件決議案について
次に、事件決議案について申し上げます。8件の提案を予定しておりますが、私からは「認知症とともに生きるまち・うえだ 希望都市宣言」の制定について申し上げます。
高齢者の約3.6人に1人が、認知症の症状のある状況となっている中で、私たち市民一人ひとりが、認知症を自分ごととして理解し、認知症の方がいきいきと、生きがいと希望を持って、安心して暮らせる都市を目指すため、新たな都市宣言として「認知症とともに生きるまち・うえだ 希望都市宣言」を制定したく、議会の議決をお願いするものでございます。
この宣言の制定にあたりましては、認知症高齢者を支援する関係者などで構成されています「上田市認知症高齢者等支援ネットワーク協議会」に諮問を行い、誰にとっても分かりやすく、受け入れられる宣言文となるよう、慎重な審議を経て答申をいただきました。
なお、制定後は、9月の認知症月間に「認知症とともに生きるまち・うえだ 希望都市宣言」のお披露目記念イベントの開催や、上田城櫓のオレンジライトアップを実施したいと考えており、その関連経費につきましても、6月市議会補正予算に計上しているところです。
この宣言を契機として、認知症を自分ごととして捉え、認知症の方や認知症について正しく理解し、備え、誰もが暮らしやすいまちとなるよう、様々な取組を進めてまいりたいと考えております。
(4)報告案件について
最後に報告案件につきましては、専決処分した案件といたしまして、令和7年度税制改正に伴う地方税法の改正による「上田市税条例」の一部を改正する条例改正4件と、主に予算の最終調整を内容とする「令和6年度一般会計第9号補正予算」をはじめ、7会計の補正予算など、合計11件について、議会に報告いたします。
以上、提案する議案の概要について申し上げました。
詳細につきましては、担当者から説明させますので、よろしくお願いします。