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広報うえだ令和8年5月号テキスト版 21ページ

ページID:0130765 更新日:2026年5月25日更新 印刷ページ表示

文芸

入選作品

短歌

小宮山久子選

  • 二月の陽(ひ)は甍(いらか)を光らせ我(わ)を覚(さ)ます深呼吸して春をたぐり寄す
    永井とよ子

  • いつしかに廃車置場に春が来て車の下にタンポポが咲く
    ​甲田 隆登

  • 若き日に吾(わ)が描(えが)きたる自画像と向かい合い見ん 日暮れの早し
    菊池三冶子

  • 細心の注意を払い畔を焼く弥生なかばの風なき朝に
    山﨑さと子

  • 頭からガブリといくよ 鯛焼きの何か言いそな口まず塞ぐ
    金井 美穂

  • 「またおいで」見送る母はもういない時の止まった私の実家(じっか)
    中村 幸子

〈選者評・一首目〉 二月の、明るさの増してきた光に春を感じて動き出そうとしている作者。活動的な気持ちが嬉しい一首。結句は「引き寄す」でも良いでしょう。

俳句

島田洋子選

  • 古木なで梢見上ぐる桜守
    平林美代志
  • 春光や人は地球に瓦礫積む
    大井 敬子
  • 凍土(いてつち)を踏みしむ影や招魂社
    神田 愛子
  • 春風にタンゴをおどるクロッカス
    田中けさ子
  • 一人居の宴ごころに雛と酌(く)む
    若林みえ子
  • 谷の息吹ふわりゆるりと雪雲へ
    山野井隆司
  • 春一番帽子転がる上田橋
    竹内 秀夫
  • 親の亡い子にも空ありシャボン玉
    勝見 稔
  • 深々と蹄(ひづめ)の跡よ春の土
    亀井かほる

〈選者評・一句目〉 桜が無事に咲くよう見守り、世話をしている人が桜守です。「古木なで」という具体的な動作を入れたことで、桜への愛情が伝わってきます。

川柳

斉藤俊酔選

  • 荷を降ろし自由奔放八十路から
    大久保幸吉
  • 散歩して一石二鳥ゴミ拾う
    斉藤 巴
  • 寝付かれず目覚まし時計刻む音
    関 敏雄
  • 豆撒きで無い子に分ける健気な児(こ)
    有賀利枝子
  • 我(わ)が儘(まま)をこなす母には技能賞
    滝沢 彰男
  • 楽しんだ演技がメダル引き寄せる
    茅野 健治
  • 今日も無事遺影ほほえむ酒二合
    畔上 綾子
  • 賽銭の額をはみ出る願いごと
    大森乃里子
  • 春の風心地いいなと朝散歩
    山寺 恭平

〈選者評・一句目〉 長い間背負ってきた、いろいろな事柄から脱皮して、八十路からは自由奔放、自分の思いのままに、残りの人生を過ごしたい。私もまったく同じ気持ちです。

 

8月号の投稿方法 6月16日(火曜日)必着

  • 投稿は、上田市にお住まいの方の未発表作品に限ります。
  • インターネットでの投稿は、二次元コードを読み取り、投稿フォームに入力してください。
  • はがきでの投稿の場合、種類ごと別々のはがきで裏面に住所、氏名(フリガナ)、短歌・俳句・川柳の別を記入のうえ、問合せ窓口へ。
  • 添削を希望する場合は、往復はがきにご自分のあて先を記載のうえ、投稿してください(短歌は2首、俳句は3句、川柳は2句まで)。
  • 個人情報は、作品の表彰および添削以外には使用せず、選者以外の第三者に提供することはありません。
  • 掲載作は、選者が添削して掲載する場合があります。

問合せ 文化政策課 電話75-2005
〒386-8601(住所不要)

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