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広報うえだ令和8年6月号テキスト版 21ページ

ページID:0132684 更新日:2026年6月25日更新 印刷ページ表示

広報うえだ令和8年6月号テキスト版21ページがご覧になれます。

文芸

入選作品

短歌

小宮山久子選

  • 先達(せんだつ)の仕事の技(わざ)を偲びつつ裏打(うらうち)の和紙おののぎつはぐ
    小林 隆夫
     
  • 冷ゆる夜(よ)は母をだきしめそひ寝せし介護の日々が夢に顕(た)ちくる
    滝澤まさ子
     
  • わが庭にうすくつもれる初雪がきびしき冬をわれに知らしむ
    甲田 隆登
     
  • 十六夜(いざよい)の月の光に照らさるるお堀の桜は今(いま)ピンク色
    山﨑さと子
     
  • 電極を心臓ほかに付けたるがとらえておるかわが心まで
    竹内 創造
     
  • 七枚の詩画(しが)のハガキにふれる度たび支えてくれる言葉の力
    矢嶋 照子

〈選者評・一首目〉
下句から、作者は掛軸などの修復の仕事をしていると思われる。古い美術品の表装に先輩の仕事の素晴らしさを感じつつ、畏れおののくような気持でその裏打紙を剝いだのだ。真摯な仕事歌である。

俳句

島田洋子選

  • 山葵田(わさびだ)の飛び散る飛沫(しぶき)四月来る
    金子 友晴
     
  • 老いて尚視野広げたし亀の鳴く
    出澤 悦子
     
  • 北風に吹き寄せらるる老い一人
    甲田 隆登
     
  • 野遊びの小川をきゅんと跳び越える
    深町 和子
     
  • 雪柳吹き出すやうに花散らす
    中野 康子
     
  • うららかや青きインコの自己紹介
    大井 敬子
     
  • 紅梅や白きアルプス屏風とし
    木村 見江
     
  • 職人の節太き指蕗(ふき)の薹(とう)
    滝澤 睦美
     
  • 啓蟄(けいちつ)や畑に幾つもねずみ穴
    滝澤まさ子

〈選者評・一句目〉
山葵田の四月頃は鮮やかな緑と白い花が見どころ、そして何といっても澄んだ湧き水です。飛び散る飛沫は雪解けの水の勢いを感じます。

川柳

斉藤俊酔選

  • 舞扇未来夢見る初舞台
    小泉 弓子
     
  • 悲喜こもごも思い出つまる写真帳
    有賀 晩鐘
     
  • 乱気象炬燵(こたつ)で食べる花団子
    滝沢 彰男
     
  • 譲り合い善意行ったり来たりする
    丸山 卓雄
     
  • 団子食べつい気に掛かる血糖値
    茅野 健治
     
  • あれそれと会話に増える手の動き
    竹内 栄
     
  • 大丈夫老いは順調医者笑う
    大久保善司
     
  • 不揃いが詰まる苺の旨きこと
    小林さよ子
     
  • いい人が耐えてまあるく収めてる
    畔上 綾子

〈選者評・一句目〉
この作品を一読した時、句の力強さに引かれました。上五の「舞扇」が句を纏(まと)め上げ、未来は夢でなく必ずや大成功するものと感じとりました。

9月号の投稿方法 7月16日(木曜日)必着

  • 投稿は、上田市にお住まいの方の未発表作品に限ります。
  • インターネットでの投稿は、二次元コードを読み取り、投稿フォームに入力してください。
  • はがきでの投稿の場合、種類ごと別々のはがきで裏面に住所、氏名(フリガナ)、短歌・俳句・川柳の別を記入のうえ、問合せ窓口へ。
  • 添削を希望する場合は、往復はがきにご自分のあて先を記載のうえ、投稿してください(短歌は2首、俳句は3句、川柳は2句まで)。
  • 個人情報は、作品の表彰および添削以外には使用せず、選者以外の第三者に提供することはありません。
  • 掲載作は、選者が添削して掲載する場合があります。

問合せ 文化政策課 電話75-2005
〒386-8601(住所不要)

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