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広報うえだ令和8年7月号テキスト版 2ページから5ページ
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特集 令和8年度施政方針
未来へつなぐ「挑戦する上田へ」
6月市議会定例会に斉藤市長が、市政運営の方針や今後の施策の方向性などをまとめた施政方針を表明しました。
「挑戦する上田へ」の決意のもと、新たな市政がスタートします!
問合せ 行政管理課 電話23-5163
子どもたちやその先の世代が「上田大好き」と心から思える地域を創ってまいります
本日ここに、令和8年6月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多忙の中、御出席を賜り、厚く御礼申し上げます。今議会は、市長就任後初めての定例会であります。市政運営に対する私の基本的な考え方と、今後の施策の方向性につきまして申し上げます。
私は市長選を通じて、上田の地を駆け巡り、大勢の市民の皆さまと直接言葉を交わしてまいりました。その中で強く感じたのは、上田市には先人たちが築いてきた誇るべき歴史と文化、そして未来への確かな可能性がある一方で、子どもたちやその先の世代へ、決して先送りできない課題も数多く存在しているという現実です。
物価高騰をはじめ、諸課題が市民生活に影を落としています。もはや、前例の延長線上で考える時代は終わったという認識のもと、事業を徹底的に見直す覚悟で、守るべきものは守り、見直すべきものは大胆に切り込んでまいります。
とりわけ、医療体制の充実、水道事業の持続可能な在り方、資源循環型施設と周辺一帯を価値あるエリアへ高めるまちづくりは、将来世代への責任に直結する重要課題として向き合ってまいります。
人口減少社会において地域が活力を維持していくためには、「稼ぐ力」を高める視点が欠かせません。行財政改革を経費削減に終わらせるのではなく、民間活力を生かす「公民連携」を推進し、公共施設は維持するものから、価値を生み「稼げる拠点」へと転換し、地域経済の活性化と将来にわたり安定した行財政運営の両立を図ってまいります。
改革を進めるうえで、何より大切にしたいのは、足を運んでこそ見える「現場」と、顔の見える「対話」であります。
市民・企業・大学・関係団体等の皆さまの声を受け止め、共に解決策を創り上げていく。市職員の一人一人がやりがいを持ち、市民と「ともに動く市役所」づくりに力を注いでまいります。
本年4月、第三次上田市総合計画がスタートいたしました。「ひと・まち 輝く しあわせ実感都市」の実現を目指す、この計画を羅針盤とし、様々な分野における政策を通じて、その歩みをさらに力強く進めてまいります。
市政運営を支える行財政改革への取組
- 限られた財源を最大限に生かし、市民の皆さまが真に必要とする行政サービスを将来にわたり安定して提供していくため、全庁を挙げて行財政改革に取り組みます。
- 本年度からスタートした第五次行財政改革大綱のもと、「公民連携」「デジタル活用」「財政改革」「組織改革」の4本柱で取り組みを推進していきます。
- 特に公民連携では、職員の専門性と経営感覚の向上を図るため、人材育成を強化し、担い手を計画的に育成してまいります。
- 今後策定するアクションプログラムでは、「歳入に見合った歳出構造への転換」を最優先課題に掲げ、重点的項目を設定するとともに進捗管理を徹底し、基金に依存しない持続可能な財政基盤の確立を図ります。
- 未来への投資など、必要なことにはしっかりと財源を振り分け、総合計画に掲げる将来都市像の確実な実現に努めてまいります。
新生上田市誕生20周年と未来への歩み
- 合併から20年。これまで、旧市町村が育んできた歴史や文化、産業の強みを受け継ぎ、一つの上田として歩みを重ねてきました。各地域の個性を磨き、輝かせることが、力強い未来への礎になると確信しています。
- 次の20年に向け、次世代を担う子どもたちの未来を守り、誰もが安心して暮らせる「住み続けたいまち」を市民の皆さまとともに創り上げてまいります。
6月市議会定例会初日に提案した議案の概要
〇条例案(3件)
上田市福祉医療費給付金条例中一部改正について ほか
〇令和8年度補正予算案(2件)
一般会計1件、企業会計1件
〇事件決議案(9件)
上田古戦場公園人工芝整備工事請負契約の締結について ほか
〇報告事項(10件)
専決処分した上田市税条例の一部を改正する条例の承認について ほか
特集の内容は動画でもご覧いただけます
施政方針の6分野 ―第三次総合計画に基づく主な施策―
総合計画に掲げる各分野の施策を通じて、「ひと・まち 輝く しあわせ実感都市」の実現を目指します。
自治・協働・行政
- 地域に足を運び、課題を共有し、共に解決の道筋を描いてまいります。
- 地域の声がより確かに行政へ届く仕組みを整え、市民が主役のまちづくりを進めます。
- 人権・平和意識の醸成やジェンダーギャップの解消、多文化共生意識の醸成に努めてまいります。
自然・生活環境
- 資源循環型施設は、地元の皆さまとの対話と信頼関係を礎に、安全・安心を最優先として整備を進めるとともに、周辺エリア価値の向上を図り、魅力ある事業としてまいります。
- 水道事業は施設の老朽化や技術職員確保などの課題を踏まえ、持続可能な在り方を検討してまいります。広域化を否定するものではありませんが、市の主体性と市民理解を前提に、どのような形が将来にわたる市民益につながるのか、責任の持てる水道の在り方を慎重に判断してまいります。
- 災害時協力井戸など公民連携による防災対策の強化や、インフラの長寿命化、流域治水など、防災・減災の取り組みに加え、道路整備や地域公共交通の維持確保を進め、住みやすく選ばれる都市の実現を目指します。
産業・経済
- ふるさと納税を活用し、魅力ある特産品を通じた産業の活性化と自主財源の確保を図ります。
- 市の融資制度などを通じて、中小・小規模事業者の事業継続と経営の安定を支えます。
- 地域未来投資促進法を活用した企業誘致を進め、工場建設・操業に向けた取り組みを進めます。
- スマート農業の導入や農業資材高騰への支援により、持続可能な農業を実現します。
- 森林整備を推進し、市民や企業、関係機関と連携した植樹などの取り組みを通じて、地域資源の保全と次世代への継承を図ります。
- 四季折々の自然や歴史文化などの観光資源を生かし、回遊性の向上や滞在型観光を推進し、地域消費の拡大につなげます。
健康・福祉
- この地域に暮らすすべての方の願いである地域の救急医療体制の維持・充実に向けて、医師会、歯科医師会、薬剤師会をはじめ、医療機関、県などとの情報共有や連携を密に図り、積極的に取り組んでまいります。
- 「健幸都市うえだ」の実現に向けて、生活習慣病予防など健康づくりを推進します。
- 地域福祉の推進や要支援者支援、障がい者福祉の充実、認知症施策推進計画の策定を進め、誰もが住み慣れた地域で安心して暮らせる環境を整えます。
- 保育分野のDX推進をはじめ、子育て支援拠点の充実や相談体制の強化により、安心して子育てができる環境づくり、「こどもの権利条例」の制定に向けた取り組みを進めます。
教育
- 小中学校整備基本計画を策定し、持続可能な学校運営体制の構築を図り、将来にわたり良好な教育環境を確保してまいります。
- 教育支援プランに基づき、自ら学ぶ力を育む教育を推進します。
- 放課後児童クラブや児童館整備により、子どもの居場所を確保します。
- 部活動の地域展開(うえJOY)を進め、子どもたちの選択肢を広げます。
- オープンドアスクールの整備により、多様な学びの場を提供するとともに、切れ目のない支援体制を構築します。
文化・交流・連携
- 日本遺産を活用し、地域の魅力向上に努めます。
- サントミューゼを拠点にひと・まちを育み、文化芸術の振興を推進します。
- スポーツ都市宣言の理念のもと、誰もが生涯にわたりスポーツに親しむことができる環境づくりと、スポーツを通じた地域づくりを進めるとともに、国民スポーツ大会を見据えた機運の醸成を図ってまいります。
- 地域の個性や強みを生かしたまちづくりを進め、魅力向上と活性化を図ります。
結びの言葉
4月9日に市長として初登庁し、2か月を迎えようとしております。
市長としての一つ一つの判断や発言が、市民生活と上田市の未来を左右するものであることを深く胸に刻み、誠実に市政の舵取りを担ってまいります。
子どもたちやその先の世代が「上田大好き」と心から思える地域を創ってまいります。その実現に向け「挑戦する上田へ」の決意のもと、市民の皆さま、市議会の皆さまと力を合わせ、全力で市政運営に取り組んでまいります。
