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広報うえだ令和8年10月号テキスト版 23ページ
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文芸
入選作品
短歌
小宮山 久子 選
お社に風鈴の音が鳴り渡り首に流れる汗冷めゆきぬ 永井とよ子
仄暗き木陰にちりぼふドクダミの花可憐なり名にあらがひて 村上眞裕美
今朝もまた「朝顔五輪」と数を記す幼き頃の日記の様に 古畑 悦子
沿道で長野マラソンの小籏はずむ心で帰路に着きたり 坂口 徳
母の形見のゆかた着て見る盆の花火光も音も天まで届け 松井 律子
庭先に外ネコ三匹並びたり家ネコ顔がおが板につきつつ 西村 勇
〈選者評・一首目〉
社務所の軒などに吊るされた風鈴が杜もりからの涼風に鳴っていて、作者の汗も引いたのでしょう。
特別に凝った表現はなくても涼やかな気分にさせられる一首です。
俳句
島田 洋子 選
快音の二死満塁や雲の峰 滝澤 睦美
空蝉のするどき爪に生く力 亀井かほる
音もなく蝦蟇呑み込めりヤマカガシ 田中 暁美
母親の絣のもんぺ敗戦忌 平林美代志
日焼けせしマッチョ行き交ふ菅平 西沢 修治
青空に上り詰めたるホップの香 中野 康子
敗戦日語り部となる八十路かな 滝澤まさ子
老いまじとオカリナ習う梅ソーダ 中嶋 康子
牽牛花そちらの様子亡夫に問ふ 宮入 和子
〈選者評・一句目〉
夏の高校野球を思い出しました。選手にとって攻守共々緊迫した場面。雲の峰の季語によりたくましさと応援する観客まで視野に入りました。
川柳
斉藤 俊酔 選
現金で買い物出来る店探す 有賀利枝子
老い自覚素直に受ける子等の世話 下村 正枝
尊敬し負けじと励む趣味の友 勝見 稔
達筆な文にメールで返事打つ 滝沢 彰男
送り盆残暑予防にうちわ添え 斉藤 巴
やっかいはお互い様の隣組 大森乃里子
財布不要お手軽スマホ支配する 山寺 恭平
少しでも長生きしたく薬飲む 大林 正樹
かば焼きを扇ぎ客呼ぶ渋団扇 茅野 健治
〈選者評・一句目〉
最近は、セルフレジの店が増え、通っていた店も突然変わり慌てました。この句は良く理解できますが、私も世の流れに早く慣れなければと思います。
1月号の投稿方法 11月16日(月曜日)必着
投稿は、上田市にお住まいの方の未発表作品に限ります。
インターネットでの投稿は、二次元コードを読み取り、投稿フォームに入力してください。
はがきでの投稿の場合、種類ごと別々のはがきで裏面に住所、氏名(フリガナ)、短歌・俳句・川柳の別を記入のうえ、問い合わせへ添削を希望する場合は、往復はがきにご自分のあて先を記載のうえ、投稿してください。(短歌は2首、俳句は3句、川柳は2句まで)
個人情報は、作品の表彰および添削以外には使用せず、選者以外の第三者に提供することはありません。
掲載作は、選者が添削して掲載する場合があります。
問い合わせ
文化政策課 電話75-2005 〒386-8601(住所不要)
