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令和8年10月28日記者会見
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- 情報セキュリティ事案への対応について
- 公共施設等民間提案制度による提案募集について
- 令和9年度以降における上田地域の救急医療体制について
- 菅平高原スキー場開設100周年・ダボス姉妹都市提携50周年記念事業について
- 秋のイベントについて
1. 市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりいただきまして、誠にありがとうございます。本日は、「情報セキュリティ事案への対応」「公共施設等民間提案制度による提案募集」などについて触れてまいります。
2.情報セキュリティ事案への対応について
はじめに、情報セキュリティ事案への対応について2点、申し上げます。まず、上田市メール配信サービス利用者の個人情報漏えいの可能性についてです。10月14日に公表しましたとおり、市メール配信サービスの運営事業者で、大阪府にある株式会社アルカディアが不正アクセスを受けたことにより、利用者情報が漏えいした可能性があることが判明しております。メール配信システムへの登録件数は25,055件で、主な登録項目はメールアドレスですが、一部の利用者については、氏名、電話番号、Fax番号、職員番号などが含まれております。利用者の皆様には、ご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。現在も、事業者において影響範囲や原因等の調査が続けられていますが、このような事案では、不審メールやフィッシング詐欺などの二次被害につながる可能性があります。「不審なメールやSMSにご注意いただく」「記載されたURLや添付ファイルを開かない」「個人情報やパスワードを入力しない」など、皆様には十分ご注意いただきますようお願いいたします。市といたしましては、運営事業者に対し、原因究明や今後の対策を含めた調査結果の報告を求めますとともに、引き続き状況を注視し、必要な対応を進めてまいります。
次に、プログラミング言語「PHP」の脆弱性への対応について申し上げます。PHPは、多くのウェブサイトやシステムで利用されているプログラミング言語ですが、今月、重大な脆弱性に関する情報が公表され、外部から不正なプログラムを実行されるおそれが指摘されました。これを受け、市公式ホームページをはじめ、各課や施設が管理するウェブサイトについて、安全性の点検を実施するとともに、運営事業者に対し、修正プログラムの適用状況や不審なアクセスの有無などについて、緊急の確認を行いました。また、安全性の確認が完了するまでの間、一部のウェブサービスや機能について利用を停止するなどの対応を行いましたが、現在は、安全性が確認できたサービスから順次再開しております。引き続き、監視を継続するとともに、運営事業者と連携しながら、情報セキュリティ対策の強化に努めてまいります。なお、現時点では、本市への攻撃や情報漏えいは確認されておりません。市といたしましては、これらの事案を重く受け止め、引き続き関係事業者と連携しながら必要な対応を進め、市民の皆様が安心して行政サービスを利用できる環境の維持に努めてまいります。
3.公共施設等民間提案制度による提案募集について
次に、「上田市公共施設等民間提案制度による提案募集」について申し上げます。市では近年、高度経済成長期に整備された公共施設等の老朽化が進む一方、少子高齢化や人口減少などの社会構造の変化に伴い、十分に活用されていない市有財産が増加しております。こうした施設を地域の財産として有効活用するため、市では新たに「上田市公共施設等民間提案制度」を創設いたしました。この制度は、民間事業者の皆様から活用方法の提案を募り、優れた提案について事業者と市が連携して事業化を目指すものです。制度創設後初めての募集として、「旧西内小学校」及び「旧西内保育園・旧西内子育て支援センター」を対象に、民間事業者の皆様から幅広い利活用の提案を募集いたします。11月9日からは、提案を検討される事業者の皆様を対象に、事前相談や現地見学、トライアル利用の機会を設けます。その後、12月から来年1月にかけて提案を募集し、ヒアリング及び審査を経て、年度内に優先交渉権者を選定する予定です。選定後は、優先交渉権者との詳細な協議を進め、対象施設の貸付けを行います。民間事業者ならではの発想やノウハウを生かした活用により、地域の活性化や魅力向上につなげ、持続可能なまちづくりを進めてまいりたいと考えております。本制度は、公民連携による新たな地域価値の創出に向けた重要な取組であります。多くの事業者の皆様に関心をお寄せいただき、積極的なご提案をいただけることを期待しております。
4.令和9年度以降における上田地域の救急医療体制について
次に、令和9年度以降における上田地域の救急医療体制について申し上げます。上田地域広域連合では、平成26年度から上小医療圏の二次救急医療体制の強化に向けた各種支援事業を実施してまいりましたが、その主な財源である「ふるさと基金」が今年度で枯渇することから、令和9年度以降の事業のあり方について検討を進めてまいりました。私は、救急医療体制の充実を市政の最優先課題の一つと考えています。市長就任以降、信州大学医学部の先生方や、救急医療を担っていただいている病院長の皆様と意見交換を重ねる中で、この地域の救急医療が民間医療機関を中心に支えられていること、また、これまでの広域連合の取組が大きな役割を果たしていることを改めて認識いたしました。これまでの事業の成果の一端を申し上げますと、信州上田医療センターでは医師数や診療科数の増加など診療体制の充実が図られております。また近年は、信州上田医療センターの救急止め時間を減らすために、病院間連携を強化した いわゆる「上田スタイル」の取組が行われ、救急止め時間の大幅な改善が図られております。このような成果は、この地域の二次救急医療を担っていただいている10の病院群輪番制病院と、後方支援病院である信州上田医療センターのご尽力によるものと受け止めております。こうした成果を踏まえ、地域住民の安全・安心な暮らしを守るため、令和9年度以降も、病院間連携を継続し、地域の二次救急医療体制の維持・充実・強化を進めるべきと判断いたしました。具体的には、令和9年度以降の新たな枠組みの考え方として、信州上田医療センターの救急医療体制の維持・強化に向けた取組を「第4次上田地域定住自立圏共生ビジョン」に位置づけ、上田市と近隣市町村が連携しながら定住自立圏の枠組みで取り組んでまいります。また、地域で働く看護師を確保するため、看護師確保修学資金貸与制度の拡充など、人材確保に向けた取組を進めるとともに、病院群輪番制への支援は、引き続き広域連合で実施してまいります。今後も、市民の命と安全・安心な暮らしを守るため、地域医療体制の維持・充実に向けて、積極的に取り組んでまいります。
5.菅平高原スキー場開設100周年・ダボス姉妹都市提携50周年記念事業について
次に、「菅平高原スキー場開設100周年・ダボス姉妹都市提携50周年記念事業」について申し上げます。菅平高原では、1927年(昭和2年)にスキー場が開設され、1976年(昭和51年)には、スキー場開設50周年を契機として、旧真田町時代にスイス・ダボスと姉妹都市提携を締結しました。以来、スキー指導員の派遣や市民ツアーなどを通じて、友好の絆を深めてまいりました。11月7日(土曜日)には、アンダーアーマー菅平アリーナにおいて、元スキージャンプ選手の原田雅彦氏をお招きし、「夢と挑戦」をテーマにトークショーを開催いたします。また、記念式典では、駐日スイス大使をお迎えするとともに、ダボス市長からのビデオメッセージなども予定しております。市といたしましては、この100年の歴史を築き、菅平高原の発展を支えてこられたすべての皆様に敬意を表し、また、ダボスとの50年にわたる交流の歴史を大切に受け継ぎ、スキーや文化を通じた交流、子どもたちの交流をさらに深めながら、友好の絆を未来へとつないでまいりたいと考えております。
6.秋のイベントについて
最後に、秋のイベントについて申し上げます。まず、11月1日(日曜日)に、中心市街地及び上田城跡公園におきまして、「第44回上田真田まつり」が開催されます。当日は、「上田獅子」や「江戸芸かっぽれ」、「民踊流し」をはじめ、真田三代武者行列、決戦劇、鉄砲隊による鉄砲演武など、多彩な催しを予定しております。また、11月7日(土曜日)と8日(日曜日)には「第20回上田城紅葉まつり」が上田城跡公園やぐら下芝生広場にて開催されます。全国武将隊によるステージイベント「戦国GIG(ギグ) 凱(かちどき)」が2日間にわたり開催される中、上田市の特産品やグルメ等を楽しめる「尼ヶ淵横丁」や、姉妹都市等による観光物産展も展開され、地域の魅力を広く発信いたします。8日(日曜日)は、メディア等でも広く活躍されている城郭考古学者、千田嘉博(せんだ よしひろ)さんをお迎えし、トークショーを開催します。「上田城復興400年とよみがえる城の姿」と題し、当時の上田城の様子をご紹介いただくとともに、現在、上田市が目指している櫓や武者溜りの復元整備によって、上田城が今後どのように変わっていくかお話しいただきます。11月1日(日曜日)からは紅葉の見頃に合わせて、上田城跡公園けやき並木のライトアップも実施されますので、紅葉に彩られた秋の風景の中で、上田の歴史と文化をご堪能いただければと思います。
私からは以上です。
