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令和2年9月4日臨時記者会見内容

更新日:2020年9月7日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症の対応について
  3. 予算案について
  4. 皆様へのお願い

1.市長冒頭のあいさつ

 急な御案内にも関わらず、報道機関の皆様には、お集まりをいただきありがとうございます。

 本日は、9月市議会定例会に追加提案を予定しております、令和2年度一般会計補正予算(第7号)について説明させていただきます。

2.新型コロナウイルス感染症の対応について

 はじめに、新型コロナウイルス感染症の対応について申し上げます。

 去る8月19日に市内在住の方の感染が確認されて以降、上田圏域における新規感染者の発生が著しいことから、県は8月28日に「長野県新型コロナウイルス感染症対策専門家懇談会」へ諮った後、上田圏域の感染警戒を「レベル4」に引き上げ、「新型コロナウイルス特別警報」を発令いたしました。

 これまで市といたしましても、広報車により市民の皆様に対し、「密を避ける身体的な距離の確保」「マスクの着用を含む咳エチケット」「こまめな手洗い、手指消毒の徹底」などの基本的な感染予防の啓発活動を実施してまいりました。

 加えて、昨日の夕刻と本日の早朝には、私自らが上田駅前で市民の皆様に直接、感染予防の徹底をお願いしたところであります。

 しかし、こうした取組を進めている中、市内の飲食店においては、クラスターの発生が確認され、更に利用者の把握が困難であることから、店名を公表された飲食店もあったため、行政、市内商工団体及び地元関係者が連携して、特に飲食店が密集する地域で感染予防の巡回啓発にも取り組みました。

 またその後、続けて大人数での会食の場での感染も確認されたことから、SNS等を通じて発信している「市長メッセージ」におきましても、飲食を伴う会合等に参加される場合、3密回避の徹底やソーシャルディスタンスを踏まえた行動をおとりいただくとともに、事業者の皆様にも各業種別のガイドラインに沿った感染予防対策の徹底などをお願いしてまいりました。

 一方、上田地域検査センターにつきましては、上田保健所との連携を図りながら、地元医師会の御協力を得て運営しておりますが、上田圏域の厳しい現状もあり、検体採取が一日10件を超える日があるなど、取り扱う件数は増加傾向にあります。

 こうした中、上田保健所では、医療機関等での検体採取も含め、上田圏域全体の一日当たりの採取件数を最大60件程度は確保したいとの意向もあることから、この検査センターにおきましては、地元医師会の御協力の下、職員体制等も充実させ、開設日を週3日から6日に、また、一日当たりの検体採取件数も、倍の12件程度に増やし検査体制の充実を図ったところであります。

 また、県におきましては、地域や対象者を限定しておりますが、9月3日から5日までの3日間、希望者に対しPCR検査を実施していただいております。地域の安心感につながることを願っているところであります。

 加えて、県は上田圏域の危機的状況等を踏まえ、本日づけで補正予算の専決処分を行いました。市といたしましては、この補正予算も活用させていただきながら、これまで以上に県との連携を図り、一刻も早く事態が収束に向かうよう全力で取り組んでまいります。

3.予算案について

 それでは、追加提案いたします令和2年度一般会計補正予算(第7号)の概要について申し上げます。

 今回の補正により、一般会計の予算規模は980億3,145万円余となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して41.5%の増となっています。

 次に、今回の補正予算に計上いたしました主な事業について申し上げます。

 まず、「上田地域検査センター運営事業」は、県から委託を受けて開設している上田地域検査センターについて、上田保健所管内で感染者数が増加していることから、先程申し上げた開設日数と検査数を増やすとともに、開設期間を令和3年3月末まで延長するために必要な経費を増額補正するものであります。

 なお、緊急性に鑑み、8月末から一部事業を前倒しして取り組んでおりますが、今回これらも踏まえ検査センターの運営に係る経費を計上いたしました。

 次に「飲食店緊急感染予防対策事業」につきましては、市として新規の事業として実施するものであります。

 飲食店でのクラスター発生など、会食の場において多数の感染者が確認されている状況を踏まえ、飲食店における感染予防対策の更なる徹底を図り、新しい生活様式での事業継続を支援するため、感染予防対策に取り組む市内全域の飲食店経営者に対し、5万円の交付金を支給します。

 更に、今回、県が重点的にPCR検査を実施している地域につきましては、重点地域として取組を強化し、一定の要件のもと、先程の5万円にさらに5万円を加算して、計10万円を支給を行います。

 また、先程申し上げた、県の専決補正予算に計上されております「クラスター発生エリア商店街等支援事業補助金」を活用しまして、重点地域内で感染拡大防止対策や風評被害防止対策に取り組む飲食店組合等に対し、店舗数に応じた交付金を支給いたします。

 以上、追加提案する補正予算案の概要について申し上げました。

4.皆様へのお願い

 最後に、私からのお願いがありますが、一つの市議会定例会に補正予算を3件提案し、かつ、その内の2件については、会期末を待たずに早期の議決をお願いするということは、これまでにない異例な、特別な状況であります。

 しかし、これは先程も触れましたように危機的状況を一刻も早く収束させたいという思いからであります。

 市民の皆様、商工団体の皆様、そして飲食店経営者の皆様それぞれ皆様の更なるご尽力を心からお願い申し上げます。

 私からは、以上でございます。