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令和3年1月12日臨時記者会見内容
目次
1.市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、急なご連絡にもかかわらず、お集まりいただきましてありがとうございます。
本日、お集まりいただきましたのは、長野県の発表でもご存じのことと思いますが、昨日、上田圏域の感染警戒レベルが「4」に引き上げられ、「新型コロナウイルス特別警報I」が発出されました。
本日、「新型コロナウイルス感染症 上田市対策本部会議」を開催いたしましたので、今後の市としての対応等についてご説明をさせていただきます。
2.新型コロナウイルス感染症への対応について
新型コロナウイルス感染症拡大の勢いは、年が明けても一向に衰えを見せず、政府においては7日、東京都、神奈川、埼玉、千葉の1都3県に緊急事態宣言を発出し、更に、明日には大阪府、京都府、兵庫県が加わるとの報道もある中で、全国的に見ましても、これ以上の感染拡大を食い止めるための瀬戸際の危機的状況であると言えます。
長野県においても、年明けから陽性者が急激に増加しており、上田圏域以外を見ましても、1月3日に佐久圏域、5日に松本圏域、11日には諏訪圏域の感染警戒レベルが「4」に上がり、一方で6日には小諸市、8日には松本市が、また昨日11日には佐久市、軽井沢町、御代田町がレベル5の「特別警報II」が発出されております。
上田圏域の陽性者につきましては、昨年末までは比較的落ち着いた状況が続いていましたが、12月29日に5例が確認されて以降は、連日確認がされております。
本日公表されました7件を含め、1月5日~11日の直近1週間では48件となっており、人口10万人当たりでは25人と、非常に高い値の状況となっています。また、比較的若い方の感染も見られるようになってきました。
上田圏域の状況につきましては、散発的ではありますが、感染の連鎖が途切れずに増えつつある状況と認識しております。数字上では感染警戒レベルは「5」の状況に達しており、危機感・緊張感を持っているところです。
また、これ以上、地域の医療体制をひっ迫させてはならないと考えております。
昨日、阿部知事が「感染防止を重視する局面に変わった」と会見でも言われておりましたが、上田圏域の状況も同様と認識しております。市民生活に大変ご不便をお掛けする中ですが、感染対策を強化し、早期に抑制を図っていかなければならないと考えております。
そこで、これまでも、感染対策を行ってきていただいているところですが、更に、市民の皆様には、県の対策強化のポイントを申し上げ、ご協力をお願いしたいと思います。
- 高齢の方や基礎疾患のある方の感染リスクの高い行動の自粛
- 感染拡大地域への不要不急の訪問の自粛
- 会食における基本的な感染防止策の徹底
- 飲食店などにおける感染予防ガイドラインの遵守
- オフィスや工場など職場での感染防止対策の徹底
について、改めてお願いいたします。
また、もう一度、感染予防対策の徹底をお願いするため、本日から、市広報車により市内を巡回し、県の対策強化の内容や、基本的な感染予防対策について、繰り返し呼びかけてまいります。
また、市内の事業所に向けましても、上田商工会議所等の関係団体と連携し、事業所内の感染防止対策の徹底やテレワークの推進等につきまして、改めて、呼びかけてまいります。
次に、公共施設については、感染防止策の徹底を図りながら運営することを基本としておりますが、今後、感染の拡大が顕著になった場合には、使用の停止を検討いたします。
また、市主催の会議等につきましては、現在のところ、万全の感染予防対策を講じたうえで開催していく考えでありますが、不要不急ではないかどうか等改めて検討し、開催について判断してまいりたいと思います。
また、感染拡大地域への職員の出張については、当面中止することといたしました。
次に、小・中学校、並びに保育園についてでございますが、現在のところ、感染警戒レベルの引き上げに伴っての、改めての運営の変更はございません。
引き続き、感染症対策を万全に講じながら、児童・生徒の皆様の安全を第一に考え、対応してまいりたいと考えております。
なお、本日、県から公表された方の関係になりますが、市内中学校を本日、臨時に休業させていただいております。
明日以降の対応につきましては、保健所の調査を経てからの判断となりますが、教育委員会とともに早期の再開に向けて鋭意対応してまいりたいと考えております。
この感染症は、注意していても誰もがかかってしまう、気が付かないうちに誰かに感染させてしまう可能性があります。
既に身近にある感染症であり、誰もが望んで感染する訳ではありません。
このようなことから、感染者やその関係者への誹謗中傷は、絶対にあってはなりません。
ご自身や、ご家族が感染されてしまった場合に置き換えて、正しい情報に基づき、冷静な行動を心がけていただくよう、私からも、切にお願い申し上げます。
3.羽田雄一郎参議院議員のご逝去について
続きまして、昨年末の、羽田雄一郎参議院議員のご逝去について、一言申し上げます。
昨年、12月27日、新型コロナウイルス感染症により、羽田雄一郎氏が急逝されました。
これまで上田地域の発展のために力を尽くしていただき、将来を嘱望される政治家を失ったことは痛恨の極みであります。謹んでお悔やみを申し上げますとともに、故人のご冥福をお祈りいたします。
4.市民の皆様にお願い
最後に、現在、治療されている方々の一日も早い回復を心からお祈りするとともに、治療に当たられている医療従事者の皆様に、心から敬意と感謝を申し上げます。
繰り返しになりますが、皆様、お一人おひとりの行動が感染拡大防止につながることを、改めて私からお願い申し上げます。
地域を守るためにも、市民の皆様と一丸となって、何としてもこの難局を乗り越えていきたいと思っておりますので、ご協力をよろしくお願い申し上げます。
私からは以上です。