令和5年9月27日記者会見内容

目次

1. 市長冒頭のあいさつ
2. 9月16日の大雨災害について
3. 9月市議会定例会に追加提案する議案について
4. 新型コロナワクチン令和5年秋開始接種について
5. その他

1.　市長冒頭のあいさつ​

報道機関の皆様には、お集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。
本日の記者会見では、「9月16日の局所的な大雨災害について」、「9月市議会定例会に追加提案する議案について」など触れてまいります。

2.　9月16日の大雨災害について

まずはじめに、9月16日に発生した局所的な大雨による災害について申し上げます。
9月16日（土曜日）の夕方から発生した局所的な大雨では、護岸崩落や土砂による河川のせき止めをはじめ、道路、農地等への土砂流入や、民家等への床上・床下浸水及び敷地内への浸水など、真田地域を中心に大きな被害をもたらしました。
現時点で把握しております被害状況の概要ですが、床上浸水3件、床下浸水11件、国・県・市道を含む道路及び河川などの土木関係では47箇所、農地及び農業施設関係では41箇所、林道施設では12箇所、上下水道施設では7箇所、観光施設では1箇所などが報告されております。被害に遭われました皆様には心からお見舞いを申し上げます。
また、今回の局所的な大雨への対策において、市民の皆様の安全を確保するため、早期の避難対策として、真田地域に避難所を開設するとともに、応急対応として土砂等の撤去作業など、各自治会やボランティアの皆様をはじめ、上田市消防団、上田市防災支援協会など、多くの皆様に御協力をいただきました。
こうした皆様方による迅速な対応により、幸い、現時点で人的な被害は報告されておりません。御尽力いただきました皆様には、重ねて心より感謝を申し上げるところです。

3.　9月市議会定例会に追加提案する議案について​

次に、9月市議会定例会に追加提案する議案について申し上げます。
10月3日に市議会定例会へ追加提案を予定しております案件は、人権擁護委員の人事案件1件と一般会計補正予算案1件の合計2件の提案であります。
このうち令和5年度一般会計補正予算（第6号）につきましては、ただいま申し上げました局所的な大雨による、農林業施設での土砂堆積や水路破損などをはじめ、道路や河川での土砂流出による路肩・法面崩落、観光施設での歩行者用橋梁の損傷など、いずれも災害からの仮復旧及び本復旧に要する経費の計上となっております。
一般会計における補正予算額は、7億8千万円で、今回の補正により、予算規模は、753億801万円となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して2.8％の増となります。
詳細につきましては、お配りしてございます、予算の概要のとおりとなっておりますのでご覧ください。
今後につきましても、災害からの早期復旧に向け、関係機関と連携を図りながら、引き続き、安全で安心なまちづくりのため、全力で取り組んでまいります。

4.　新型コロナワクチン令和5年秋開始接種について

​次に、新型コロナワクチン接種について申し上げます。
市では、国の方針に基づき、医師会をはじめとする関係機関の皆様に御協力をいただくなかで、9月25日から令和5年秋開始接種を開始いたしました。
対象者は初回接種を完了した生後6か月以上のすべての方になり、使用ワクチンは、オミクロン株「XBB1.5」に対応した1価ワクチンで、接種費用は無料となっています。
接種体制としまして、市内約50か所の医療機関での個別接種のほか集団接種につきましては、9月30日から健康プラザうえだ市総合保健センター等において土日を中心に実施を予定しております。
接種券につきましては、春開始接種を接種した方には、順次、送付しております。なお、お手元に以前送付した接種券がある方は、今回の接種でお使いいただけます。
予約につきましては、ワクチンコールセンター、またはホームページ上の予約サイトにてお願いいたします。
引き続き、希望される方にスムーズにワクチン接種ができますよう取り組んでまいります。
新型コロナウイルス感染症につきましては、県内の「医療警報」は9月20日に解除されましたが、インフルエンザが流行の兆しを見せており、同時流行も懸念されています。改めて、手洗い、換気や場面に応じたマスク着用などの基本的な感染予防対策をお願いいたします。

5.　その他

最後に、市内のスポーツイベントについて申し上げます。
10月8日（日曜日）には、今年で16回目を迎える「スカイライントレイル菅平」が開催されます。
「トレイルランニング」とは、山や森などの中で自然を感じながら、舗装されていない道を走り、タイムを競うスポーツのことで、海外では昔から親しまれてきたそうですが、近年日本でも人気が高まっています。
本大会では、菅平高原国際リゾートセンターを発着地点とし、今回新たに加わった、総距離約65ｋｍのエキスパートコースをはじめ、ロングコース、ミドルコースの全てのコースが、根子岳の山頂、標高2,207ｍを走破するコースとなっているとのことです。
選手の皆様には、これまで以上に菅平の自然の雄大さや美しさなどで爽快感、達成感を味わい、トレイルランニングの魅力を感じていただけるのではないかと思います。
大会に参加される皆様には、上田市のファンになっていただけたら幸いです。
また、10月9日（祝日）には、県営上田野球場をメイン会場に1,323名のランナーをお迎えし、「第37回 上田古戦場ハーフマラソン大会」が開催されます。
本大会は、コース付近が戦国大名の村上義清と武田信玄による「上田原の合戦」の激戦地であったことから「古戦場マラソン」と銘打ち、歴史ロマンあふれる大会として、これまでに多くのランナーに御参加いただいているところです。
今年は、ハーフと10ｋｍが日本陸上競技連盟公認のコースとして開催されます。
本大会が参加されるランナーにとって更なる飛躍のきっかけとなるとともに、市民の体力向上や地域の活性化につながることを期待しております。
沿道からの熱い声援がランナーの皆様の力となりますので、大会当日は多くの皆様の応援をお願いいたします。
私からは以上です。