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遺言書を作成して相続を円滑に進めることで、空き家問題を未然に防ぐことができるかもしれません。

更新日:2025年11月4日更新
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所有者が死去
遺言書を作成しないまま亡くなった場合、民法で定められた法定相続人が法定相続分に従って遺産を受け取るか、相続人全員で話し合い、誰がどの財産を相続するのか決める(遺産分割協議)かの、いずれかの方法で相続をすることとなります。
その際、当然「誰が不動産(空き家となった実家など)を取得するのか」を決めないといけませんが、複数の相続人が同じ不動産の取得を希望するということも、またその逆に、だれも不動産の取得を希望しないということもあり得ます。また、「現金預金ならいいが、不動産(空き家)は要らない」とか相続人各人の間にそれぞれ異なる思惑や経済的事情があったり、皆遠方に住んでおり、それぞれ自分の生活で忙しく、いったんは話し合いをしようと思い立ったものの、なかなか協議がまとまらない、などということもあるかもしれません。家族の中で,「価値観」とか「考え方」が少しずつ異なることが原因となって、最後には思わぬ相続争いに発展してしまう可能性も。
相続争いは,5年,10年と続くこともありますので、相続争いに巻き込まれると、皆が長期間にわたり相当なストレスを抱えた生活を送ることになってしまいます。
空き家問題は、遺産相続における重要な課題の一つです。遺言書がない場合、相続人間での意見の相違や手続きの遅延が発生し、その結果、「だれのものなのか」という責任の所在も曖昧となり、次第に空き家の維持管理も「他人事」となり、やがて家屋や土地が放置され、周囲の住民や地域に悪影響を及ぼしてしまうことが考えられます。

遺言書の作成の重要性

相続手続き
遺言書を作成することで、相続時に遺産分割や処分方法などが明確に定められ、要らぬ相続人間の紛争を防ぐことができます。また、遺言書には所有する不動産の処分方法も記載することができるため、空き家問題の発生を予防することもできます。遺言書がない場合、法定相続人による相続が行われることもあり、思いもよらないトラブルが生じる可能性があります。空き家問題や財産の希望通りの使い道など、遺言書にはさまざまな重要な情報が記載されます。遺言書を作成することは、家族間の円満な相続やトラブルの未然防止につながる重要な措置です。
遺言書の作成は空き家問題の解決にもつながります。相続に関する問題を未然に防ぎ、円満な相続を実現するためにも、遺言書の作成を検討してみませんか。

作成に当たっての留意事項

遺言書の作成に当たっては、以下の方法がよく利用されています。
・遺言者自らが作成する「自筆証書遺言」
・公証人が作成する「公正証書遺言」

作成に当たっては、遺族で十分な話し合いを行って作りましょう。

遺言書の書き方には決まりがあり、決まりにのっとっていない遺言状は無効になる場合もあります。詳しくはこちらへご相談されてみては如何でしょうか。