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令和元年9月市議会定例会 市長提案説明

更新日:2019年12月20日
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令和元年9月2日

目次

はじめに

 本日ここに、令和元年9月市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては御多忙の中、御出席を賜りまして誠にありがとうございます。

上田市名誉市民の称号贈呈式

 先の6月市議会定例会で御議決いただきました金子宏氏への上田市名誉市民の称号贈呈式を、議員各位並びに関東信越税理士会など、関係機関の皆様に御列席をいただく中、去る8月26日に挙行いたしました。
 金子氏は、租税法の第一人者であり、上田市出身者として初めて「文化勲章」を受章されました。今後につきましても、健康には十分御留意の上、更なる御活躍をお祈り申し上げるとともに、御専門の租税法の分野のみならず、これまでに築かれた人脈や培われた経験を活かし、当市の成長発展のため大所高所からアドバイス等をいただければと思っております。

大雨被害と上田市防災訓練

 さて、先週は九州北部を中心に記録的な豪雨のため、「大雨特別警報」が発表され、現地では、直ちに命を守るための行動をとらなければならない状況となりました。私も報道等で被災地の惨状を見るにつけ自然の力の大きさ、怖さを改めて実感したところであります。
 一方、市内におきましても7月下旬から8月上旬にかけて、激しい雷雨や突風などによる被害が相次ぎました。幸い人的な被害はありませんでしたが、住家等への浸水や土砂の流入、突風による屋根の損壊のほか、公共土木施設や農業用施設等への被害が発生いたしました。
 被害にあわれた皆様に対しまして、改めてお見舞いを申し上げますとともに、自治会や消防団、防災支援協会など、災害対応に御協力いただいた皆様に深く感謝いたします。今後につきましても、関係機関や地元関係者と連携を図りながら、被災箇所の一刻も早い復旧に向け鋭意努めてまいります。
 こうした中、一昨日、市内4地域を重点地区として、令和元年度上田市防災訓練を実施いたしました。本年は、市民が自ら考え行動する「自助・共助」の訓練に加え、市と防災関係機関による「公助」の訓練も行い、総合型の防災訓練として取り組んだところであります。
 具体的には、自主防災組織による、伝達訓練や避難訓練、避難場所の運営、土砂災害に対応した訓練を実施するなど、地域防災の課題を見据えた内容とし、また、メイン会場の真田運動公園グラウンドでは、ドローンを使った被害状況調査をはじめ、防災行政無線等を活用した情報収集やFM放送局の開設訓練も行いました。
 今回の訓練には、総勢1,000人を超える市民の皆様に御参加をいただきましたが、いつ起こるとも知れない大規模災害に備え、今後も引き続き自主防災組織や防災関係機関等と連携した、災害に強い安全・安心なまちづくりを更に進めてまいります。

上田市公文書館の開館

 次に、多くの皆様の御支援をいただきながら、検討・整備を進めてまいりました上田市公文書館が、昨日オープンいたしました。
 これに先立ち8月29日には、併設する丸子郷土博物館において、開館セレモニーと施設の内覧会を開催し、大勢の皆様にお越しいただいたところであります。
公文書館は、昭和30年以前に作成・取得した公文書、約1万3,000点余を収蔵しており、更に利用者の利便性を図るため、目録検索システムを導入いたしました。
 今月24日には、開館を記念した講演会を開催いたしますので、公文書館の利用と併せて、こちらのイベントにつきましても多くの皆様に御来場いただくことを期待しております。

資源循環型施設建設の取組

 市政の最優先課題として位置付けている資源循環型施設建設につきましては、資源循環型施設検討委員会において、専門家の知見も踏まえた、安全・安心が確保される施設建設を目指し協議を続けております。
具体的には、施設の構造や安全性、地元負担の軽減に向けた生ごみの減量・再資源化をはじめ、施設の環境対策、自主基準値の考え方などについて活発な意見交換等を行ってきており、今後はこれまでの協議結果の取りまとめを行うとともに、引き続き安全・安心な資源循環型施設の計画策定に向けて、更に議論を深めてまいります。
 一方、清浄園に代えて、南部終末処理場内へ、し尿前処理下水道投入施設を建設する計画につきましては、7月から生活環境影響調査及び施設設計に着手いたしました。
 また、地元下之条自治会の御要望により、住民の立場に立った専門家からも臭気等の公害を出さない施設とするために様々な助言をいただいております。今後も、施設建設について御了承をいただけるよう、鋭意取り組んでまいります。

ごみの減量・再資源化に向けた取組

 次に、ごみの減量・再資源化に向けた取組について申し上げます。
 市では、持続的発展が可能な循環型社会の形成を目指すとともに、資源循環型施設をできるだけコンパクトなものとして、周辺地域の環境負荷を低減するため、「生ごみリサイクルシステムの構築」に取り組んでおります。
 去る7月には、上田市廃棄物処理審議会の部会として「生ごみリサイクル研究委員会」が発足したところであり、今後、生ごみ減量・再資源化の更なる意識の醸成を図るとともに、生ごみの有効利用に向けた仕組みづくりについて検討を進めてまいります。

経済情勢と産業・雇用振興

 さて、我が国の経済情勢については、内閣府が発表した7月の月例経済報告によると、「輸出を中心に弱さが続いているものの、緩やかに回復している」としており、景気判断を据え置いています。景気の先行きについては、個人消費が堅調に推移しているものの、電子部品などの輸出向け製品を中心に弱さが続いており、引き続き、米中の貿易摩擦など、通商問題が世界経済に与える影響のほか、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動に留意していく必要があるとしています。
 また、来月に迫った消費税率の改定に当たり、引き上げ前後の需要変動を平準化するため、今後、2兆円を超える財政面での経済対策が講じられるとともに、消費税の引き上げ分に係る税収については、社会保障給付費や少子化対策の充実に、その全額を確実に充てることとされております。
 こうした中、市では来月1日から地域の消費を喚起・下支えするため、低所得者及び子育て世帯を対象としたプレミアム付商品券を発行いたしますが、今月下旬の対象者への購入引換券発送のほか、商品券の販売、取扱店舗における換金等が円滑に行われるよう準備を進めてまいります。
 また、中小・小規模企業振興の指針となる「(仮称)上田市中小企業振興条例」につきましては、先月30日に第1回目の検討委員会を開催いたしました。各分野を代表される委員の皆様から、中小・小規模企業の振興に対する様々な御意見をいただいたところであり、今後、パブリックコメントも実施しながら、条例制定に向けた取組を進めてまいります。
 地域の雇用情勢につきましては、ハローワーク上田管内の有効求人倍率が、引き続き高い水準で推移する中、地域企業の人手不足は依然として深刻な状況にあります。
 市では、ハローワーク、上田職業安定協会などの関係機関と連携を図りながら、高校生、大学生等を対象とした事業所見学会や合同就職面接会を開催し、地域企業の人材確保に向けた取組を行っております。また、小中学生の頃から地元の産業や仕事の魅力に触れ、地域に愛着を感じてもらうため、夏休み期間中、親子を対象とした事業所見学会を実施するとともに、小学生の職業体験イベント「ジョブキッズしんしゅう」を産学官連携で開催いたしました。
 今後は、新たに地域企業におけるインターンシップの効果的な導入の支援や、地元で働く若手社員と学生が意見交換できる機会を設けるなど、上田で学び育った学生や地元を離れた若者の地域企業への就職促進に一層取り組んでまいります。

観光の取組

 「観光地・上田」の更なる魅力アップと、国内外からの観光誘客に向けた官民一体による取組について申し上げます。
 夏の風物詩であり、地域の元気を発信する夏祭り「上田わっしょい」「丸子ドドンコ」「真田まつり」「武石夏祭り」などが、本年も市内各地域で盛大に開催されました。
 一方、「信州上田大花火大会」は天候にも恵まれ、地元の企業の皆様から多大な御協賛をいただく中、上田の夜空に美しい花火が打ち上げられ、大勢の皆様に存分に楽しんでいただけたものと感じております。
 インバウンドの推進につきましては、当市初となる欧米からの誘客の取組として、本年6月に県、長野市、松本市、軽井沢町と連携し、カナダでの観光プロモーションに参加いたしました。更に、本年も台湾のメディア関係者を市内に招き、高原などの夏の上田の魅力を積極的にアピールしたところであります。
 また、今月14日からは、2日間の日程で「国際忍者学会大会」が上田市で初めて開催され、国内外からの参加者を予定しており、「真田忍者」をテーマにした基調講演や研究発表のほか、市民団体と連携した手裏剣体験など、様々なアトラクションを企画しています。
 今後につきましても、こうした上田市が誇る多くの観光資源を活かした独自性のある施策を展開するとともに、周辺自治体との連携や、観光事業者・民間団体等との官民一体となった様々な取組により、引き続き積極的な誘客に努めてまいります。

ワイナリーのオープン

 さて、いよいよ今月21日、地域念願のワイナリーが陣場台地にオープンいたします。
眺望に恵まれた小高い丘の上に位置する「シャトー・メルシャン椀子ワイナリー」は、地域と共生するワイナリーを目指しており、ブドウ栽培からワイン造りまでを見学できるほか、直販機能とテイスティングブースも兼ね備えています。
 来月には、上田市の食産物やワインが楽しめる「椀子マルシェ」の開催が予定されており、今後は、誘客や地元農産物の販売・消費拡大など、様々な分野に波及効果が期待できる、地域の新たな活性化拠点のひとつとして位置づけ、ワイナリーと連携した取組を進めてまいります。

クラインガルテン(滞在型市民農園)の整備

 次に、クラインガルテン(滞在型市民農園)の整備について申し上げます。
 首都圏など都会で暮らす方々の間では、昨今自然に囲まれながら、土と親しみ農作物を育てたいという気運が高まりを見せています。これを踏まえ、市では、都市と農村との交流促進や関係人口拡大を図るため、県と地元の皆様と協力して、殿城地区にクラインガルテンの整備を進めております。
 現在、県による造成工事が行われており、この進捗に併せ、今後、簡易宿泊棟の新築工事に着手する予定であり、引き続き関係機関と連携を図りながら、早期の供用開始に向け取り組んでまいります。

豚コレラ発生防止に係る取組

 次に、農場での豚コレラ発生防止に係る取組について申し上げます。
 去る7月13日に県内で初めて、野生イノシシへの豚コレラ感染が確認されて以降、中南信で急速に拡大しており、市内養豚場においても、緊急な防疫体制が必要な状況であります。市では、国、県と連携を図りながら、野生イノシシの侵入を防ぐ防護柵の設置などに補助を行うなど、防疫体制の強化を支援してまいります。

幼児教育・保育の無償化への取組

 次に、来月1日からスタートする「幼児教育・保育の無償化」について申し上げます。
 本事業は、幼稚園、保育所、認定こども園等を利用する3歳から5歳の全ての子どもや0歳から2歳の住民税非課税世帯の子どもの利用料を無償化するほか、認可外保育施設や病児保育事業、ファミリー・サポート・センター事業も対象となっております。
 無償化に伴う経費につきましては、今年度の地方分は国の全額負担となりますが、来年度以降は、公立の保育園・幼稚園については市が、私立の保育園・幼稚園等については国、県、市が負担することとされております。
 今後につきましても、市財政への負担も見極めながら、子育てに関する多様なニーズに応える、きめ細かな支援施策の充実に努めてまいります。
 また、先の6月市議会定例会において、補助金をお認めいただきました「児童養護施設原峠保養園」の増改築事業につきましては、8月9日に安全祈願祭・起工式が執り行われ、今年度中の完成に向けて工事が進められております。
 市内唯一の児童養護施設である原峠保養園において、子どもたちが心豊かで健やかに育つ環境が一層充実するものと期待しています。

健康に対する取組

 次に、私が上田再構築プランに掲げた「からだもこころも元気な健幸都市上田の実現」に向けた施策のひとつとして取り組む「食育」の推進について申し上げます。
 健康な市民生活を支え、医療や福祉とも関わりの深い「食育」の重要性を踏まえ、去る7月、部局横断的な組織「上田市食育推進プロジェクト」を立ち上げました。
 このプロジェクトでは、今年度の重点的な取組として、県内の塩分摂取量が国の基準量より約3グラム多い現状を踏まえ、高血圧などの生活習慣病の発症や重症化予防に向けて、「ソルトマイナス3大作戦」として減塩の推進を図るほか、学校給食と連携した地場農産物の理解を深める取組や、保育園児の食に関する実態調査などを行ってまいります。
 また、11月3日には来年度、オープン10周年を迎える「ひとまちげんき・健康プラザうえだ」のプレイベントとして、「健幸まつり」を予定しており、「食育」に関する啓発のほか、運動や体操の体験、ステージイベント、まちかど健康相談室などを開催し、市民の皆様の健康づくりへの関心が更に深まるよう取り組んでまいります。

道路網の整備・促進の取組

 次に、道路網の整備・促進の取組について申し上げます。
 群馬県渋川インターチェンジから長野県に通じる上信自動車道の整備につきましては、現在、上信自動車道建設促進期成同盟会を通じ、国、県に要望活動を行っており、群馬県側においては長野原嬬恋バイパス約8キロメートルが本年3月に調査区間から整備区間となり、今年度からの事業化が決定いたしました。
 一方、長野県側におきましても、嬬恋村から鳥居峠を経由し、国道144号につながる県境部のルート検討のための概略設計を、県が今年度に実施する方針を示し、市といたしましても、これは上信自動車道の長野県側の事業化への大きな一歩であると考えており、早期の整備区間の指定に向け、引き続き関係市町村とも協力しながら国、県へ要望してまいります。

学校給食施設の整備

 次に、学校給食施設の整備につきましては、本年2月に改訂した「今後の学校給食運営方針」に基づき、第二学校給食センターの改築に向けて取り組んでおります。
 建設候補地については、現在のセンターに隣接する農地を予定しており、7月に地元染屋自治会の皆様への説明会を開催し、事業実施について御理解をいただいたところであり、今定例会の補正予算において、今後の用地買収等に向けた、所要の経費を計上いたしました。
 老朽化が著しい第二学校給食センターの改築は喫緊の課題であり、子どもたちに安全・安心でおいしい給食を安定的に提供するため、引き続き、早期の建設を目指して取り組んでまいります。
 また、教育関連の補正予算として、いつでもスポーツ施設の空き状況の確認や仮予約等の手続が行えるよう、スポーツ施設予約システムの導入経費についても計上しており、利用者の利便性向上を図ってまいります。

「サントミューゼ」における取組

 次に、「サントミューゼ」における取組について申し上げます。
 先月16日から4日間にわたり「日本劇作家大会2019上田大会」が、サントミューゼを主会場に開催されました。日本劇作家協会会長の渡辺えりさんをはじめ、100人を超える劇作家が日本各地から上田市にお越しいただき、演劇公演やワークショップ等、様々な企画が実施されました。
期間中の一般の参加者は、延べ3,000人を超え、劇作家との交流を通じ、演劇をより身近に感じていただけたものと捉えております。
 また、昨年度に引き続き兵庫県豊岡市との「姉妹都市高校生演劇交流連携事業」も実施し、プロの演出家指導のもと、両市の高校生が参加して演劇作品を作り上げ、公演を行いました。今後もこうした取組を通し、若い世代の文化芸術に対する育成を図ってまいります。
 一方、市立美術館におきましては、この夏の特色ある展覧会として、上田市にゆかりのある夭折の天才画家・村山槐多の没後100年を記念する「村山槐多展」を開催いたしました。新たに発見された100点以上に及ぶ未発表の作品も公開され大きな話題となったところであります。更に、サマーウォーズ10周年を記念した「未来のミライ展」につきましても、スタンプラリーや別所線ラッピング電車などの観光イベントとあいまって大盛況となりました。
 今後も、市民の皆様に多様な芸術に触れていただけるよう、魅力ある鑑賞事業を企画展開してまいります。

ラグビーイタリア代表チームの応援

 さて、ラグビーイタリア代表チームがワールドカップ開幕に向けて、いよいよ今月8日から7日間の日程で、菅平高原においてトレーニングキャンプを実施いたします。
 これに先立ち8月22日には、ラグビーワールドカップ「トロフィーツアー」の一環として、大会優勝杯の「ウェブ・エリス・カップ」が、ラグビー合宿の聖地・菅平高原で一般公開され、市内でも大会に向けた気運が盛り上がってきたと感じているところであります。
 市といたしましても、上田市菅平高原キャンプ地誘致委員会と連携して、今月20日から始まる大会で、代表チームが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、万全の環境を提供してまいります。
 また、外国のナショナルチームが来訪することは、菅平高原の魅力を世界に発信するチャンスであるとともに、イタリアとスポーツだけでなく、文化や芸術などの分野でも交流を進める好機であると捉えております。
 そのため、市民の皆様にイタリアの文化に触れていただく機会となるよう、来る9月13日サントミューゼの大ホールにおいて、市民参加による応援祝賀演奏会「オペラ・ガラ・コンサート」を、更に13日、14日の両日は、隣の芝生広場を会場に「ピアッツァ・イタリア・フェスティバル」を開催してまいります。
 コンサートでは、一流のオペラ歌手をお迎えし、プロの歌声をお楽しみいただくとともに、市民約100人からなる合唱団の歌声でイタリア代表チームにエールを送りたいと考えております。
 また、フェスティバルは、イタリア人による本場の食や音楽の紹介など、子どもからお年寄りまで楽しめるイベントとして開催してまいりますので、多くの市民の皆様にお越しいただきたいと思います。
 一方、来年4月2日に市内で行われる東京2020オリンピック聖火リレーにつきましては、現在、走行ルート等の詳細を県や大会組織委員会と調整作業を進めており、今定例会の補正予算にはスタート地点で行うセレモニー等に係る債務負担行為を計上いたしました。
 いずれにいたしましても、未来を担う子どもたちをはじめ、市民の皆様が夢や希望を持てる、また後世にレガシーを残せる聖火リレーとなるよう盛り上げてまいりたいと考えております。

庁舎改修・改築

 新本庁舎建設につきましては、今月から建物本体の建設工事に着手いたしますが、解体工事において既存建物の建材にアスベストが含まれていることが新たに判明したため、除去作業や廃材の処分等に不測の費用が発生することとなりました。また、建設場所から新たに見つかった埋設物の撤去も必要となったため、今定例会に工事費の増額に関する請負変更契約の締結に係る議案を提案いたしました。
 丸子地域自治センターの耐震化・改修工事につきましては、現在、実施設計を行っており、令和2年度中の完成を目指し、南棟の耐震化工事と建物内部の大規模改修を進めてまいります。
 また、武石地域総合センター整備事業につきましては、去る7月29日に起工式を執り行い、現在は既存のコミュニティホールを残す形で、旧武石公民館の解体を進めており、来月上旬からいよいよ本体の建設工事に着手することとなります。
 いずれの事業につきましても、市民サービスや防災機能等を充実させるとともに、環境にも配慮した庁舎となるよう鋭意取り組んでまいります。

会計年度任用職員制度

 次に、会計年度任用職員制度について申し上げます。
 地方公共団体における行政需要の多様化等に対応し、公務の能率的かつ適正な運営を推進するため、平成29年に「地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律」が公布され、地方公共団体における一般職の非常勤職員として新たに会計年度任用職員制度が導入され、来年4月から施行されます。
 これまでの間、職員団体等とも協議を行いながら、改正法の趣旨を踏まえた会計年度任用職員制度の導入に向け準備を進めており、今定例会において関係条例を提案いたしました。今後も制度の円滑かつ適正な運用に向け、引き続き取り組んでまいります。

サテライト市長室

 最後に、私が「共感力」をもってまちづくりを進めるため開催している「サテライト市長室」について申し上げます。
 今年度は、よりきめ細かな地域交流を目指して、丸子、真田、武石地域に加え、豊殿、塩田、川西地域においても実施いたしました。
 この中で、住民自治組織や地元団体の皆様と膝を交えて懇談させていただくとともに、地域の課題解決に向けて熱心に活動されている様子を視察し、「市民力」の頼もしさを感じたところであります。
サテライト市長室を通じて、寄せられた意見や地域課題につきましては、市としても重く受け止め、今後の市政経営に活かしてまいります。
 以上、今回提案いたします案件のほか直面する課題等について、その一端を申し上げました。

議案

 今回提案いたします案件は、条例案8件、決算認定13件、予算案2件及び事件決議案1件の合計24件であります。
 まず、条例案につきましては、「上田市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例制定」をはじめ、「上田市保育所条例等中一部改正等」など、計8件を提案いたします。
 次に、平成30年度一般会計、特別会計及び企業会計の決算について、このほど監査委員の審査が終了しましたので、決算審査意見書をはじめ関係書類を添えて提案いたします。
 一般会計につきましては、歳入決算額685億629万円余、歳出決算額661億4,163万円余で、繰越明許費としてお願いいたしました市道新設改良事業等18事業57件の繰越財源1億8,306万円余を除いた実質収支は、21億8,159万円余の黒字決算となりました。前年度と比較して、歳入歳出とも増額の決算であり、歳出においては、交流文化芸術センターの建設に充てた市民債の一括償還として公債費が増えたこと、市庁舎の建設事業が始まったこと、大口の寄附を基金へ積み立てたことなどが増額の主な要因となっております。
 また、特別会計につきましては、土地取得事業特別会計をはじめ7会計総額では、歳入決算額338億6,910万円余、歳出決算額330億9,995万円余、実質収支は合計で7億6,915万円余の黒字決算となっております。
 一般会計及び特別会計において、1つの会計で歳入歳出同額のほか、各会計とも黒字で決算できましたことは、議員の皆様をはじめ、関係各位の御理解、御協力によるものと感謝を申し上げます。
 次に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」により、上田市健全化判断比率を今定例会において報告いたしますので、その概要について申し上げます。
 国が示す4つの財政指標のうち、「実質赤字比率」「連結実質赤字比率」につきましては、いずれも「黒字」となっており算定されていません。また、「実質公債費比率」につきましては、元利償還金が増えたこと等により、前年と比較して、0.1ポイント増の5.4パーセント、「将来負担比率」につきましては、起債残高が減少したこと等により、前年と比較して、9.1ポイント減の26.7パーセントと算定されました。今後、本庁舎の建設事業等が本格化いたしますので、これらの指標に留意しながら、引き続き、健全財政の維持に努めてまいります。
 次に、令和元年度9月補正予算の概要について申し上げます。
 今回の補正は、一般会計補正予算第2号及び第3号であります。このうち第2号では10月1日から施行となる幼児教育・保育の無償化に伴う必要事業について2億798万円余の増額補正を行い、また、第3号では6月補正予算編成以降に必要が生じた諸事業について7億1,471万円余の増額補正を行いたいというもので、第2号、第3号を合わせた予算総額は692億4,104万円余となっています。
 第3号の主な予算の内容としては、市民生活に密着した生活関連道水路等整備事業を実施する経費の追加計上や、民間事業者による障がい者支援施設及び高齢者福祉施設の整備への補助に係る経費の計上、スポーツ施設の予約システム導入に向けた経費の計上、丸子地域自治センター耐震化及び大規模改修事業に係る経費の計上、椀子ワイナリー周辺道路整備に係る経費及び丸子統合保育園の造成に係る経費の追加計上などであります。
 最後に、事件決議案につきましては、「上田市新本庁舎建設工事請負変更契約の締結」についての提案であります。
 以上、今回提案いたしました条例案、決算認定、予算案及び事件決議案の概要について申し上げました。
 各提出案件の内容につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますので、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。