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旅行予約サイトでのトラブルにご注意ください!
ホテルや飛行機などの予約に便利な旅行予約サイトですが、特に海外の事業者が運営する予約サイトに関して「キャンセルしたが返金されない」などといった相談が全国の消費生活センターに寄せられています。
相談事例
〔事例1〕旅行予約サイトで温泉宿の5か月先の予約をし、2時間後にキャンセルしたところ、100%のキャンセル料金が発生してしまった。サイトを運営する海外事業者の海外事務所に国際電話で相談したが、回答が得られなかった。
〔事例2〕旅行予約サイトで海外のホテルを予約し、クレジットカードで決済した。すぐに予約確認メールが届いたが、その後、同内容のメールが再度届いた。おかしいと思い予約サイトに確認すると「2回予約したことになっている。キャンセル不可のプランなので全額支払ってもらう」と言われた。
消費者へのアドバイス
サイト運営事業者の情報を確認し、海外事業者の場合はカスタマー対応窓口の情報を確認しましょう
サイト運営事業者が日本の事業者か海外の事業者かを確認しましょう。サイト運営事業者が旅行業法上の登録を受けている場合は、旅行業登録票に記載された登録番号や登録年月日がウェブサイト上に掲示されています。海外事業者の場合は旅行業法の適用がありません。
海外事業者が運営している場合は、カスタマー対応窓口の情報(電話、メールなどの連絡方法や窓口開設時間等)を確認しましょう。サイトが日本語表示でも、必ずしも日本語で対応されるとは限りません。また、トラブルになった際、日本の法律等を用いた交渉が難しい場合があります。
キャンセル条件や契約内容をよく確認しましょう
旅行予約サイトで販売される航空券や宿泊施設は、それぞれのプランや商品ごとにキャンセル条件などの契約内容が異なります。利用するたびに契約内容をよく確認しましょう。
「キャンセル料100%」の場合、予約が確定すると修正や変更ができず、キャンセルしても料金全額が請求されます。航空券と宿泊施設がセットになったプランでは、一方がキャンセル料無料でも、他方は異なることがありますので、それぞれの条件をしっかり確認しましょう。
予約時は焦らずに入力し、予約確認画面で内容に誤りがないかしっかり確認してから、申し込みボタンを押しましょう。記録のために、予約確認画面のスクリーンショットを保管しておきましょう。
予約確認メールやマイページで契約内容を確認しましょう。事業者に問い合わせを行った場合は、その問合せ内容も保管しておきましょう
申し込み後に送付されてくる予約確認メールは、キャンセル条件などの契約内容が明記された大切な情報です。記載内容をよく確認したうえで、旅行が終わるまで大切に保管しましょう。また、サイトのマイページなどでも契約内容を確認しましょう。
事業者に問い合わせを行った場合、メールの送信日時がわかる形で問合せ内容を保管しておきましょう。問い合わせフォームから連絡する場合は、入力した内容(画面)のスクリーンショットを保管してください。
海外の事業者との間のトラブルの相談窓口
■ 越境消費者センター(CCJ)<外部リンク>
本件トラブルについては以下もご参照ください。
(6) 海外ホテル・航空券予約のトラブルに関する相談(越境消費者センターウェブページ)<外部リンク>
関連情報
便利な旅行予約サイトでトラブルに⁉トラブル防止のための旅行予約サイトのチェックポイント(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>