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第二十回上田城跡能

更新日:2019年12月13日更新
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「第二十回上田城跡能」は終了いたしました。
大勢の皆様に御来場いただき誠にありがとうございました。

「第二十回上田城跡能」

第二十回上田城跡能チラシ

 上田薪能を観る会では、毎年、能楽の公演を企画・開催しています。

 20回目となる今回は、能「竹生島」「葵上」、狂言「柿山伏」を上演します。
 シテ方には中村幸太郎氏、宝生和英氏、狂言方には三宅右近氏を迎えます。
 一流の能楽師による幽玄の世界を、心ゆくまでご堪能ください。

 なお、関連企画として、本公演前に能楽を初歩から学べる「能楽講座」を、上田市立博物館では期間中に「能面展示」を行います。
 本公演をよりお楽しみいただけますので、ぜひご参加ください。

過去の上田城跡能

能楽公演

日時

平成28年8月27日(土曜日)
13時30分 開演 (午後0時45分開場)

会場

サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)<外部リンク> 大ホール

演目

宝生流 能「竹生島」(ちくぶしま)
 延喜帝に仕える臣下が、竹生島詣でを思い立ち、暇をいただき竹生島へ旅立ちます。都を出て逢坂の関を越え、志賀の里をすぎてほどなく、琵琶湖のほとりに着くと、折も折、凪いだ湖面を老漁夫と若い女性が釣舟を出していたので、臣下は島までの便船を頼みます。
 老人は一度断りますが、弁財天詣でとのことで臣下を乗せて漕ぎ出だします。琵琶湖周辺の景色はいいようもなく美しく長閑で、まるで酔う様に打ち興じているうちに、舟は竹生島へ着きます。
 老人は弁財天に臣下を案内します。先程の女性も同行するので、臣下は竹生島は女人禁制なのに上陸したわけを問えば、女性は弁財天の広大無辺の徳を讃え、やがて女性は「我は人間にあらず」と社殿に入り、老人も「我はこの湖の主ぞ」といい湖中に姿を消します。
 やがて、社殿はしきりに鳴動し、弁財天が姿を現して天女の舞を舞います。月が湖上に澄みわたれば、にわかに波風が起こって竜神が出現して、光り輝く金銀珠玉を臣下に捧げ、なお衆生済度・国土鎮護の誓いをあらわし、やがて天女は宮中に入り、竜神は湖底の竜宮へとその姿を消します。
「竹生島」詞章[PDFファイル/328KB]

中村孝太郎

シテ:中村幸太郎

和泉流 狂言「柿山伏」(かきやまぶし)
 大峰・葛城での修行を終え、出羽の羽黒山へ帰国する山伏が、喉の渇きを覚えたので、あたりにあった柿の木に登って、持ち主に無断で柿を食べてしまいます。そこへちょうど現れた耕作人に見つかってしまった山伏は、慌てて木の枝の陰に隠れます。耕作人は、隠れたつもりの山伏をからかってやろうと、「あれは犬じゃ」「あれは猿じゃ」などと言って、さまざまな動物の真似をさせます。さすがに堪忍袋の緒が切れた山伏は、法力によって耕作人を懲らしめようとしますが…

三宅右近
シテ:三宅右近

宝生流 能「葵上」(あおいのうえ)
 左大臣の御息女葵上は物怪(もののけ)に取りつかれて病床にいます。どんな祈祷も医療も効き目がありません。そこで、照日の巫女に頼み、物怪の正体を梓の弓にかけて呼び寄せることにします。巫女が祈るうち、破れ車に乗った六条御息所(かつては光源氏の寵愛を受けていたのに、葵上に奪われその恨みの一念から)の生霊が現れます。
 御息所の生霊は葵上の枕元に立ち、葵上を打ち、更には破れ車に葵上を乗せて幽界へ連れ去ろうとします。
 葵上の容態が急変したので、横川の小聖を呼び、祈祷を頼みます。
 小聖はやがて数珠を押しもんで祈ります。既に鬼女と変じた御息所の怨霊は打杖をふるって小聖を追い返そうとしますが、小聖の法力に鬼女は屈して成仏し、再び姿を現さぬことを誓って消え去ります。
「葵上」詞章[PDFファイル/325KB]

宝生和英
シテ:宝生和英

その他出演者については、上田城跡能番組表[その他のファイル/312KB]をご覧ください。

鑑賞券

【全席指定】

座席の確認については、上田城跡能座席表をご覧ください。

その他

駐車場には限りがありますので、公共交通機関でのご来場にご協力ください。

関連企画

能楽講座

 本公演に先立ち、日本の伝統文化である能楽を能楽師がわかりやすく解説します。
 能楽に興味のある方はもちろん、「能楽は敷居が高い」と感じている方も、気軽に能楽を学ぶことができますので、この機会にぜひお出かけください。
 なお今回は、能楽講座の中で、本公演で上演する演目の解説をします。

日時

同日(平成28年8月27日) 
11時30分から午後0時15分まで(11時10分開場)

会場

サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)<外部リンク> 大ホール

講師

川瀬隆士

入場料

無料

能面展示

 上田立博物館にて、上田市指定文化財「濱村家能面コレクション」のうち、今回の能演目で使用する能面と同種のものを中心に展示します。

期間

平成28年8月2日(火曜日)~8月31日(水曜日)
8時30分から17時 (注)入館は16時30分まで

会場

上田市立博物館<外部リンク>

入館料

一般300円、高校生200円、小中学生100円
(注)上田城跡能の鑑賞券をお持ちの方は入館無料となります。

主催

 上田薪能を観る会(上田宝生会・上田観世会・上田市文化芸術協会・上田市・上田市教育委員会)

後援

 長野県能楽連盟、信濃毎日新聞社、信州民報、東信ジャ-ナル社、週刊上田新聞社、上田ケ-ブルビジョン、丸子テレビ放送

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