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沼田市

日本一有名な河岸段丘上に佇む
天空の城下町 真田の里 上州沼田

沼田市は、日本百名山に挙げられる赤城山や武尊山などの山々に囲まれた、緑豊かな街です。慶長年間に真田氏が町割りを開始した城下町としての姿を今に伝える市街地は、利根川とその支流の片品川、薄根川が形成した日本一有名な河岸段丘上にあります。歴史と伝統に育まれた地域文化と技術の粋を集めた工芸品の数々、関東有数のブナ林が広がる「玉原(たんばら)高原」や国指定天然記念物「吹割(ふきわれ)の滝」など、豊富な観光資源に囲まれた魅力的なエリアです。

沼田城跡
(沼田公園)

沼田城は天文元年(1532)に沼田氏12代万鬼斎顕泰により築かれました。天正18年(1590)に真田昌幸の長男信之が沼田領二万七千石の初代城主となり、その後5代91年間にわたり真田氏の居城となりました。また、慶長2年(1597)には五層の天守閣を建造し、慶長19年(1614)頃には城下町としての形態が整いました。天和元年(1681)、江戸幕府に領地を没収され完全に破却、その後天守閣は再建されず、後に本多氏が入封し再興した城も居館でした。次いで黒田氏2代、土岐氏12代の居館となりましたが、明治になって版籍奉還し館も取り壊されました。時を経て本丸・二の丸跡が整備され、現在の沼田公園となりました。

【場所】群馬県沼田市西倉内町594

【お問い合わせ】沼田市観光案内所 TEL0278-25-8555

大蓮院殿(小松姫)の墓

初代沼田藩主信之の正室であった大蓮院殿(小松姫)は、徳川四天王の一人、本多忠勝の娘で、家康が養女にした後に信之に嫁がせました。関ヶ原の戦の際には、上田に戻る父昌幸、弟幸村が、信之を伴わず沼田城を訪れたことを不審に思い、入城を拒んだことで女丈夫とうたわれました。療養のため江戸から草津に来る途中、武蔵国鴻巣で没しました。48歳。同所で火葬後に分骨し、鴻巣の勝願寺・沼田の正覚寺・上田の芳泉寺にそれぞれ葬られました。

【場所】群馬県沼田市鍛冶町938(正覚寺)
【お問い合わせ】TEL0278-22-2959

沼田市歴史資料館

「天空の城下町 沼田の歴史をたどる」をテーマに、各時代の歴史資料や沼田城本丸跡出土資料を展示しており、河岸段丘の映像や大型ジオラマ、真田時代の城下町床マップにより、河岸段丘が、沼田の歴史に大きな影響を与えていることを知ることができます。

【場所】群馬県沼田市下之町888テラス沼田2F
【お問い合わせ】沼田市歴史資料館
TEL0278-23-7565

玉原高原

武尊山の西に広がるなだらかな高原には、小尾瀬と呼ばれる玉原湿原があり、色とりどりの高山植物が訪れる人々の目を楽しませます。関東有数のブナ林を縫うように遊歩道が整備され、隣接する「たんばらスキーパーク」は、ゲレンデを覆う自慢のパウダースノーから一転、夏には「たんばらラベンダーパーク」として5万株のラベンダーが紫の絨毯で斜面を彩ります。

【お問い合わせ】沼田市役所観光交流課 TEL0278-23-2111

吹割の滝・老神温泉

国の天然記念物及び名勝に指定されている吹割の滝は、高さ7m、幅30m余りに及び、ごうごうと落下、飛散する瀑布は、東洋のナイアガラと言われています。渓谷の雄大さと美しさは、豊かな水量と、澄み切った空気が相まって、春の新緑、夏の清流、秋の紅葉など、四季のおりなす絵模様は訪れる人を十分に楽しませてくれます。また、近くにある老神温泉では宿泊施設や立ち寄り湯が散在し様々なお風呂をお楽しみいただけます。

【お問い合わせ】沼田市役所観光交流課  TEL0278-23-2111

沼田まつり

毎年8月3日から5日まで開催される沼田まつりは、「まんど」と呼ばれる10台の山車や各町内のみこしが街を練り歩き、目抜き通りは熱気に包まれます。勇壮な須賀・榛名両神社のみこしとまんどの競演は見る者を圧倒し、女性だけで担ぐ天狗みこしが華を添えます。

【お問い合わせ】沼田市役所産業振興課 TEL0278-23-2111

旧土岐家住宅洋館

江戸時代に、12代に渡って沼田藩主を勤めた土岐家が大正13年(1924)に東京渋谷に建てた邸宅の洋館部です。平成2年に土岐家から沼田市に寄贈され、沼田公園内に移築され、 令和2年に「大正ロマンエリア」に再移築されました。

【場所】群馬県沼田市上之町1160‐1
【お問い合わせ】生方記念文庫 TEL0278-22-3110
【開館時間】午前9時30分から午後5時 (有料:大人 110円、中学生以下無料)
【休館日】水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日から1月3日)

旧沼田貯蓄銀行

沼田貯蓄銀行は明治31年(1898)に開業され、その後、沼田商業銀行、利根銀行、群馬大同銀行と改称されました。この建物は明治41年頃に建てられたものです。明治・大正期の擬洋風建造物で、市内においてただ1棟だけ残る利根・沼田の金融史を物語る貴重な文化財です。平成28年に「大正ロマンエリア」に移築されました。

【場所】群馬県沼田市上之町1155-1
【お問い合わせ】生方記念文庫 TEL0278-22-3110
【開館時間】午前9時30分から午後5時(無料)
【休館日】水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日から1月3日)

旧日本基督教団沼田教会紀念会堂

市内で数少ない大正期の洋風建築。大正3年(1914)に生糸貿易で栄えた星野家の星野光多(牧師)・星野あい(津田塾大学長・沼田市名誉市民)等によって建てられました。昭和63年に沼田公園北側に移築され、令和2年に「大正ロマンエリア」に再移築されました。

【場所】群馬県沼田市上之町1159‐1
【お問い合わせ】生方記念文庫 TEL0278-22-3110
【開館時間】午前9時30分から午後5時(無料)
【休館日】水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日から1月3日)

旧生方家住宅

旧生方家住宅は、妻入・板葺の町家造の建造物で、その様式・技法から17世紀末頃に建築されたものと考えられます。東日本で最も古い部類の町家造りの建築物であることから昭和45年に国の重要文化財に指定され、昭和48年に沼田公園内に移築されました。
【場所】群馬県沼田市西倉内町594(沼田公園内)
【お問い合わせ】0278-23-4766
【開館時間】9:00〜16:00(有料:大人110円・中学生以下無料)
【休館日】毎週水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

生方記念文庫

生方記念文庫は、戦後における女流歌人の第一人者で、沼田市名誉市民の生方たつゑ(1904~2000)の著書を中心とした詩歌関係書を多く集めた文庫です。年3回の企画展を行っています。
【場所】群馬県沼田市上之町199-1
【お問い合わせ】0278-22-3110
【開館時間】9:30〜17:00(有料:大人110円・中学生以下無料)
【休館日】毎週水曜日、祝日の翌日、年末年始(12月29日~1月3日)

沼田市 正覚寺

沼田藩初代城主・真田信之の正室、小松姫(太蓮院)の墓所がある浄土宗の寺。山門を飾る江戸時代の彫刻は市の重要文化財に指定されている。
【場所】群馬県沼田市鍛冶町938
【お問い合わせ】0278-22-2959
【営業時間】スタンプは境内のオープンスペースに設置のため無休。ただし、昼間のみ

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沼田市観光案内所
群馬県沼田市西倉内町2889-3 TEL0278-25-8555
https://www.numata-kankou.jp/