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第12回 上田市空家等対策協議会
開催日時
令和6年11月14日(木曜日) 午後3時00分~午後5時
開催場所
上田市役所 本庁舎4階 庁議室
議事
第12回上田市空家等対策協議会において議論されたのは以下の4点になります。
第12回上田市空家等対策協議会会議概要 [PDFファイル/597KB]
1 空家等実態調査の状況と上田市空家等対策計画の改定
平成28年度に、市内全域の空家等実態調査を実施してから8年が経過し、現時点での正確な空き家数や老朽化の状況等の実態を把握することが困難となっています。そこで、最新の空き家情報を通じて、今後の空き家対策に活かすことを目的として、今年度に再調査を実施しています。調査結果は、今年度に導入予定の「空き家管理システム」へデータベースとして整備することにより、今後の空き家対策に生かしていくとともに、令和七年度末に改定時期を迎える「上田市空家等対策計画」へ反映させていきます。
資料1「空家等実態調査の状況と上田市空家等対策計画の改定」 [PDFファイル/656KB]
2 特定空家等及び管理不全空家等の認定と措置の状況
特定空家等(計5件)及び管理不全空家等(13件)の認定と措置の状況並びに今後の予定等について報告、協議を行いました。
資料2「特定空家等及び管理不全空家等の認定と措置の状況」 [PDFファイル/907KB]
3 行政代執行の状況
管理不全空家及び特定空家等に対する措置フロー図に沿ってこれまで対応してきた2件の特定空家等について、令和6年11月までに、解体業者を決定するための入札を経て、行政代執行による解体を進めてまいります。また、来年度以降も、すでに管理不全空家等に認定されている物件のうち、近隣住民や建物、通行人等の安全面で危惧される、特に危険と判断される場合は、代執行による解体を検討してまいります。
現在、自治会等から寄せられる空き家に関する相談に占める「相続人不存在(相続人がいない、または相続放棄等により相続人がいなくなった)空き家」が増加傾向にあります。このような「管理者不在」の空き家は、一度、管理不全の状態となると、急激に状況が悪化するばかりでなく、地域の住環境にとって大きな問題・脅威となる可能性があります。全国的な高齢化社会の進行を背景に、人口減少による住宅需要の低下、住宅の供給過剰、家族形態の変化、特に核家族化や単身世帯の増加が、空き家増加の大きな一因となっています。この結果、相続放棄となった空き家数も増加傾向にあり、各地方公共団体にとって「空家対策が著しく困難」というべき事案が、今後増えるものと思われます。民間売却が望める空き家は、相続財産清算人制度を有効に活用しながら、また、売却が見込めなくても、地域の住環境を著しく阻害しており、安全面を憂慮すると、看過できない空き家は、必要に応じて、略式代執行(空き家所有者が確知出来ない場合の代執行)による解体を検討して行く予定です。
【参考】管理不全空家及び特定空家等に対する措置フロー図 [PDFファイル/101KB]
4 第三次上田市総合計画策定に向けた分野別意見聴取の実施について
総合計画策定にあたって、計画を実効性のあるものとするため、各政策分野に携わる組織・団体や関係者の考えや意見、実情を踏まえることは不可欠であり、現計画に掲げた各項目について分野別意見聴取という形式にて、分野ごと専門的知見を有する方々からの意見聴取を行いました。