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企画展、講座開催のお知らせ

更新日:2025年2月5日更新
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【更新】第19回所蔵資料企画展
「明治22年の上田町条例や大正9年第一回国勢調査関係文書など~明治から昭和の公文書にみる上田市の歴史~

  • 期間 令和7年1月11日(土曜日)から令和7年4月13日(日曜日)まで
  • 場所 上田市公文書館1階ホール
  • 観覧料 無料(ただし、丸子郷土博物館の展示の観覧は有料)
  • 展示内容 明治22年、新たに発足した上田町の第1回町会議事録、大正9年の第一回国勢調査関係文書、昭和31年の丸子町と塩川村の合併関係文書など、原本資料9点、写真資料18点、合計27点の資料を展示・公開しています。
  • 展示資料の紹介(抜粋)
    ※歴史公文書等を掲載等の目的で利用する場合は別途申請が必要ですので、公文書館までお問い合わせください。 
 
企画展資料

資料の概要

上田町町税免除条例

「上田町町税免除条例」

(1)「上田町の町税免除条例」(明治22年)

 第1回の町会議事録には「上田町条例第二号 町税免除条例」が保存されています。この内容は「(町村) 制第九七条に準拠し、左の条件により町税を免除する」として、新開地及び開墾地は荒地を切り開いて田畑にするまでの期間は町税を免除するとしています。また町内の赤貧者(極めて貧しい人)には町会の議決を経て町税を免除すると定めています。当時の町役場は原町にあり、上田女学校の建物で町会が開催されました。

科野大宮社の古社取調書

「科野大宮社の古社取調書」

(2)科野大宮社の古社取調書(明治28年)

 上田町の明治27年から28年の「社寺関係書類」の簿冊には、「郷社 大宮社」として祭神や由緒、社殿、境内神社などが詳細に記されています。その後大宮社は県社に昇格し、神社名を科野大宮社に改称して、人々に広く信仰されました。古来「総社大宮」とも尊称され、国司が参拝する信濃国の総社との推定もされています。江戸時代には科野大宮社社殿の営繕は、上田藩の藩費によって行われました。この神社の森にはケヤキ・クヌギ・イチョウの大木がみられ、市天然記念物に指定されています。

小川国勢院総裁挨拶

「小川国勢院総裁挨拶」

(3)第一回国勢調査関係文書(大正9年)

 上田市の大正8年から作成された「郡市長会議録綴」には、大正9年9月22日付の「地方長官会議に於(お)ける小川国勢院総裁挨拶(あいさつ)」が保存されています。10月1日には第一回国勢調査の実施が予定されており、「国勢調査には各地方共に熱心に準備をし、国民もあまねく本調査の趣旨を了解しているとみられ、満足な結果が得られることと信ずる」と述べています。この国勢調査の結果、日本の人口が5,596万3,053人であることが判明し、正確な日本の人口を把握することができました。

 

町会会議録

(4)丸子町食塩製造条例(昭和21年)

 丸子町の昭和21年「町会会議録」には、「丸子町食塩製造条例」の文書がみられます。内容は「第一条 本町は町内住民の食塩不足を充足するため食塩製造事業を行う」と定めています。昭和20年8月、日本は降伏して太平洋戦争は終結し、戦後の食糧難の中、食塩不足も深刻となり、県は昭和21年2月、自給製塩所づくりに補助金を出す条例を公布しました。丸子町では新潟県浦本村(現在糸魚川市)に製塩所を設置し、同年8月から製塩を開始し、11月には町民一人当たり四合の塩の配給を実施しました。

多彩な道路まつりの行事の記事

「多彩な道路まつりの行事の記事」

(5)多彩な道路まつりの行事記事(昭和29年)

 昭和29年10月の上田市公報には道路まつりについて「上田駅前広場、鷹匠町、鈴蘭通りにおいて、プラタナス・しだれ柳・銀杏の植樹が行われ、道路建設に関する大型機械や市道建設写真を展示した建設機械展示会を上田公園体育館で開催しました。」と記しています。また小・中学生による道路まつりの標語、ポスターの募集・展示や自動車による広告カーニバル行進など多彩な行事も行われました。

報恩寮が移転の記事

「報恩寮が移転の記事」

(6)報恩寮が移転の記事(昭和30年)

 昭和30年12月の市公報には、「報恩寮が移転」の記事がみられます。記事では「養老院の上田市報恩寮が上田原に移り、新築の建物が完成し、12月11日に移転しました。今後共この施設の運営、ひいては老人福祉のため市民皆様の御援助、御協力をお願い申し上げます。」などの内容が記され、新築の報恩寮の建物写真が添付されています。

合併促進協議会設置届文書

「合併促進協議会設置届文書」

(7)丸子町と塩川村が合併協議会設置の記事(昭和31年)

 昭和31年の塩川村役場の「合併関係書類綴」には、7月から9月にかけての丸子町と塩川村の合併に関する文書がみられます。昭和28年施行の町村合併促進法により、7月23日には丸子町塩川村合併促進協議会の設置について、林虎雄県知事宛に依田丸子町長、松山塩川村長の連名で、届出がなされています。9月30日には丸子町・塩川村の合併が行われ、人口約2万7千名の新丸子町が誕生しました。

旧上田市民会館の工事関係記事

「旧上田市民会館の工事関係記事」

(8)旧上田市民会館の工事関係記事(昭和38年)

 昭和38年7月の「広報うえだ」には、旧上田市民会館の工事関係記事がみられます。記事には「いま棟上げ 工事は順調に」として「私たちが待ち望んでいた市民会館は建設工事が順調に進んでおり、いま棟上げの作業をしており、10月中旬には完成する予定」と記しています。この旧市民会館は予定通り、同年10月に近代的な設備を有した新しい建物として完成し、市民会館落成の祝賀行事が盛大に開催されました。

すすむ水道の拡張工事の記事

「すすむ水道の拡張工事の記事」

(9)すすむ水道の拡張工事の記事(昭和40年)

 昭和40年2月の「広報うえだ」には「五月には完成へ 新ろ過池 すすむ水道の拡張工事」の記事がみられます。記事には「市の水道局はいま三か年計画で、約2億円という工事費を使う水道施設の新設拡張工事を進めています。」と記しています。この工事で染屋浄水場ではろ過池(汚れた水をきれいにする池)の新設、須川では配水池を造成しており、水道施設の新設や拡張工事を実施している状況を記しています。

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公文書館講座のお知らせ

【更新】第 12 回公文書館講座​

 「第 19 回公文書館所蔵資料企画展」資料を用い、分かりやすく解説する講座です。

  • 講師 当館専門事務員 倉澤正幸
  • 日時 令和7年3月15日(土曜日)13時30分から15時まで
  • 会場 上田市公文書館2階閲覧室
  • 参加料 無料
  • 定員 先着20名
  • 申込方法  2 月 15 日(土曜日)から 3 月 14 日(金曜日)までに電話で公文書館まで​

上田市公文書館メインページ​https://www.city.ueda.nagano.jp/soshiki/kobunshokan/