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令和元年度展示・イベント情報

更新日:2020年9月7日更新
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展示

開館記念展示ー第1弾ー

  1. 期間 令和元年9月1日(日曜日)から令和元年12月28日(土曜日)
  2. 場所 上田市公文書館1階ロビー
  3. 内容 収蔵文書のうち、特色ある文書約10点
  4. 展示文書(抜粋)

(1)上田町への課税の許可通知上田町への課税の許可通知

 明治32年、地租制限外課税に関する上田町の申請に対する内務省からの許可通知です。

明治22年の町村制の施行により、特別の必要がある場合は内務大臣・大蔵大臣の許可を受け、町村が課税することができるようになりました。当時の内務大臣は西郷隆盛の弟の西郷従道で、大蔵大臣は明治期に内閣総理大臣を二度務めた松方正義でした。

上田市公報(2)上田市公報

 「上田市公報」は大正10年より毎月発行され、昭和19年から戦争の影響で5年ほど休刊しています。

 戦後再開し、昭和35年10月からは「広報うえだ」と名称を変えました。

 昭和10年1月の第166号では、その前年に国史跡となった上田城跡について報じています。

(3)東京の疎開児童一同による感謝状

 昭和19年8月、第二次世界大戦の激化に伴う空襲に備え、東京などの感謝状大都市から学童の集団疎開が開始されました。

 西塩田村に疎開していた東京都杉並区の児童が10年後の昭和30年に疎開地を訪れ、村役場に感謝状を贈呈しました。当時は戦争で食料が不足し、冬の寒さ、慣れない集団生活などの厳しい状況がありましたが、学生、社会人となった人々は「御地は私共にとって第二の故郷の感じがいたします」と、戦時中の地元の方たちの温かい援助に感謝の言葉を述べています。

開館記念展示ー第2弾ー

  1. 期間 1月11日(土曜日)から3月31日(火曜日)
  2. 場所 上田市公文書館1階ロビー
  3. 料金 無料
  4. 内容 特色ある収蔵文書を約10点ほど、パネルや写真と共に展示しています。
  5. 展示文書 下記に抜粋

(1)信州上田城絵図(原本国立公文書館蔵)

上田城絵図 この上田城絵図は、正保元年(1644年)に幕府が諸藩に命じて作成させた城下町絵図で、正保4年(1647年)に製作されました。当時の城主は仙石政俊で、父の忠政が寛永3年(1626年)から5年にかけて復興した上田城の姿を忠実に描いているとみられます。城内には七基の櫓と二基の櫓門、石垣の高さや堀の水深・幅が描かれているほか、城下町の町割や山・川の位置・形状も詳細に描かれています。
  この絵図は国立公文書館で所蔵し、63点が国の重要文化財に指定されています。令和元年9月24日、加藤丈夫国立公文書館長より、複製品が上田市に寄贈されました。

(2)千曲川大洪水による復築堤防設置願

復築堤防願(絵図)-千曲川大洪水-明治32年 明治32年(1899年)の城下村役場の「堤防書類」には、12月6日付の「復築堤防設置願」があり、彩色された「千曲川」や「堤防請願ヶ所」の図面が添付されています。それによると前年の9月7日、千曲川の洪水のため堤防が流失・決壊し、河原にあった多数の桑園に大きな被害が発生しました。このため県知事に対して、ただちに上部35間(約63m)、高さ9尺(2月7日m)の護岸堤防を修築するように懇願しています。
  明治20年から30年代にかけて千曲川では洪水が続き、大被害がありました。このため大正4年から内務省が本格的に治水工事に取り組み、昭和16年に一応完成しました。

(3)上田市・泉田村合併申請書上田・泉田合併申請書

 昭和31年(1956年)9月30日、上田市に神川村・泉田村が編入合併されました。泉田村は当時の面積が約10平方キロメートル、人口は3,326人でした。9月20日の県知事宛の「泉田村編入申請書」には編入の理由として「泉田村及び上田市は人情、風俗、習慣及び生活状態など共通するところが多く・・・灌漑(かんがい)用水路、道路、耕地の改良並びに農業経営上においても密接な関係を有す」としています。9月28日の「合併申合事項」では泉田村役場を当分の間支所として置くなど詳細に申し合わせを行い、上田市長・泉田村長・各議会議長が署名・押印しています。

展示説明会

  1. 日時 1月18日(土曜日)午前・午後 ※2月29日(土曜日)午前・午後は中止
  2. 場所 上田市公文書館1階ロビー
  3. その他 参加費無料、申込不要
  4. 詳細 チラシ [PDFファイル/755KB]

 

講座

第1回公文書館講座

『年貢割付状と自然災害』をテーマに、収蔵資料である丸子地域の狐塚村年貢割付状(きつねづかむらねんぐわりつけじょう)から、江戸時代の生活や災害について読み解きます。

  1. 日時 2月13日(木曜日)13時30分~15時00分
  2. 場所 上田市公文書館 閲覧室
  3. 講師 堀内泰氏(上小郷土研究会会長)
  4. 定員 20名
  5. 料金 無料
  6. 持ち物 筆記用具
  7. 申し込み 1月21日(火曜日)~2月6日(木曜日)に、上田市公文書館へ電話、FAX、またはメールで。
  8. チラシ [PDFファイル/794KB]

 

イベント

上田市公文書館開館記念講演会

1.日時 令和元年9月24日(火曜日) 午後2時から午後4時
2.場所 上田創造館文化ホール(上田市上田原1640)
3.講演内容

 ・「時を貫く記録を守る~公文書管理の充実に向けた取組み~」
 講師:独立行政法人国立公文書館館長 加藤丈夫 氏


 ・「公文書館の使命と役割~上田市公文書館への期待~」
 講師:同館首席公文書専門官 梅原康嗣 氏

4.講師紹介
加藤館長

加藤丈夫 氏
(独立行政法人国立公文書館 館長)
富士電機製造(現・富士電機)株式会社代表取締役副社長、会長等を歴任。学校法人開成学園理事長、経済同友会幹事、企業年金連合会理事長、公文書管理の在り方等に関する有識者会議委員ほか要職を歴任。
 平成25年(2013)民間出身初の独立行政法人国立公文書館長に就任、現在に至る。


梅原首席公文書専門官

梅原康嗣 氏
(独立行政法人国立公文書館 首席公文書専門官)
上田市出身。
長野県内において小中学校教員として勤務。平成6年から『上田市誌』執筆委員を上田市誌の刊行まで務める。平成8年(1996)から長野県立歴史館勤務。平成14年から独立行政法人国立公文書館勤務、現在に至る。

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