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株式会社サントエナジーうえだについて
(株)サントエナジーうえだ の資金調達に伴い「脱炭素先行地域」事業が本格スタートします
上田市が過半数の株式を保有する株式会社サントエナジーうえだ(代表取締役社長 小相澤 隆幸)では、この度、株式会社三井住友銀行(頭取CEO 福留 朗裕)をはじめとする金融機関から、シンジケートローンによる約21億円の資金調達を実施いたしました。
これにより、対象エリアにおける太陽光発電設備導入など同社の各種サービスが順次スタートし、脱炭素先行地域計画「ゼロカーボン×交通まちづくり」の取組が本格化してまいります。
(シンジケートローン:幹事金融機関(アレンジャー・エージェント)のとりまとめの下、複数の金融機関が同一の契約に基づき貸付を行う融資形態)
背景・経過
上田市が環境省から選定を受けた脱炭素先行地域の事業計画に基づき、対象エリア内の住宅等の施設やため池等に太陽光発電設備、蓄電池等の再生可能エネルギー関連設備を設置するほか、自営線による上田電鉄別所線への電力供給事業に取り組むこととしており、計画の具体化や対象地域住民への説明、事業計画・収支計画の検証を行い、金融機関との協議を経て、この度事業に必要な資金調達の実施に至りました。
シンジケートローンの概要
融資枠 | 設備資金:18.86億円 運転資金:3.00億円 |
契約日 | 令和7年5月30日 |
アレンジャー兼エージェント | 株式会社三井住友銀行 |
株式会社サントエナジーうえだを設立しました
令和6年7月29日、上田市が過半数株式を保有するほか、市が選定を受けている脱炭素先行地域の共同提案者をはじめとする民間企業、団体の出資により、地域エネルギー会社「株式会社サントエナジーうえだ」を設立しました。
株式会社サントエナジーうえだウェブサイト<外部リンク>
令和7年春ごろから、まずは脱炭素先行地域の対象となる別所線沿線の一部エリアにおいて、順次事業を開始してまいります。
設立目的・ミッション
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事業活動を通じて、地域の脱炭素、日本及び世界のカーボンニュートラル達成に貢献すること
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地域で生み出された電力を地域に供給することで、「エネルギーの地産地消」及び「地域内経済循環」を推進すること
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地域の課題解決、地域裨益型事業に積極的に取り組み、持続可能なまちづくりを推進すること
企業概要
社名 | 株式会社サントエナジーうえだ |
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設立 | 2024年7月29日 |
所在地(設立時) | 上田市大手1-11-16(上田市役所内) |
代表者 | 代表取締役社長 小相澤 隆幸(上田市副市長) |
資本金 | 1,990万円 |
株主 |
上田市(50.3%) |
脱炭素先行地域における主な事業内容
PPA事業
需要家の建物や敷地に太陽光発電設備を設置し、需要家と電力購入契約を結び電力を供給します。
小売電気事業
電力系統(送配電網)を通じて需要家に電力を供給します。
エネルギーマネジメント事業
地域内の発電所で発電した電力を地域内の需要家に供給するため、発電量と需要量を予測し、設備を制御します。
発電事業
市の遊休地、ため池に太陽光発電設備を設置して発電するほか、需給調整用の蓄電池を設置、運用します。
省エネ設備等リース事業
電気消費量の削減につながる高効率省エネ設備を提供します。
地域課題解決事業
別所線の利用促進など、公益性のある事業に積極的に取り組みます。