人気ブランドのヘルスケア又はオーディオ家電等を販売すると称する偽サイトにご注意ください！

　SNSを見ていると、「オムロン（注1）」又は「アンビー（注2）」のブランドロゴを使用したヘルスケア又はオーディオ家電等に関する広告が表示され、当該広告のリンク先のウェブサイトで商品を注文したところ、これらのブランドとは関係のない商品や模倣品が届いたなどという相談が、全国の消費生活センターに数多く寄せられています。

（注1）オムロンヘルスケア株式会社

（注2）ambie株式会社

本件偽サイトの概要

　本件偽サイトで使用されていたドメイン等は、下表のとおりです。

（注）本件偽サイトのURLが「https://〇〇.〇〇/〇〇/〇〇」の場合は、「 〇〇.〇〇」の部分が表中に記載のドメインになります。本件事業者の実体は不明ですが、本件偽サイトでは、「〇〇.com」や「〇〇.top」のドメインが使用されています。

消費者庁が確認した事実

  本件事業者は、オムロン又はアンビーのブランドロゴを使用した本件偽広告及び同ロゴ又は展示会の画像等を使用した本件偽サイトをインターネット上に公開し、これらにおいてあたかもオムロン又はアンビーの正規品を販売するかのように消費者を誤認させて商品を注文させていましたが、本件事業者が本件偽サイトを通じて消費者に販売した商品は、オムロンの場合はオムロンとは関係のない商品、アンビーの場合はブランドロゴが表示されている模倣品などでした（消費者を欺く行為）。

消費者へのアドバイス

ブランドロゴが表示されているだけでは危険

　ブランドロゴだけで信用することなく、その事業者の公式サイト等に、偽サイトに関する注意喚起情報がないか確認しましょう。

URLやドメインに違和感はないか

　公式通信販売サイトのURLであるかきちんと確認しましょう。偽サイトによっては、公式通信販売サイトのものに酷似したURLが使われている場合もありますので、注意が必要です。

「特定商取引法に基づく表示」はあるか

　特定商取引法では、事業者が通信販売をする場合の広告において、事業者の氏名（名称）、電話番号等を表示することを原則として義務付けていますが、本件偽サイトには、当該項目の表示がないものが多くありました。

極端な割引を行うかのように表示されていないか

　本件偽サイトには、複数台を購入すると単価が安くなることや大幅に値引きして販売しているかのように表示しているものがありました。

不自然な日本語の表示はないか

　本件偽サイトには、不自然な日本語表示がありました。

商品代金の支払方法が限定的でないか

　公式通信販売サイトでは通常、消費者ニーズに応えるべく多様な支払方法を選択することが可能ですが、本件偽サイトでは、代金引換払又はクレジットカード払に限定されていました。限定的な支払方法の場合は注意が必要です。

少しでも不安を感じたら、消費生活センターに相談しましょう

　消費生活センター

関連情報

　人気ブランドのヘルスケア又はオーディオ家電等を販売すると称する偽サイトに関する注意喚起（消費者庁ウェブページ）＜外部リンク＞

　上記のほか、人気インテリア家具や雑貨、女性用衣料品等でも偽サイトに関する注意喚起が発出されていますので、ご注意ください。

　人気インテリア家具や雑貨等の公式通信販売サイトを装った偽サイトに関する注意喚起（消費者庁ウェブページ）＜外部リンク＞ 【「ヨギボー」、「フランフラン」、「コストコ」、「アラジン」】

　人気ブランドの女性用衣料品等を販売すると称する偽サイトに関する注意喚起（消費者庁ウェブページ）＜外部リンク＞ 【「ミズノ」、「ワコール」】