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ウォーターサーバーの勧誘トラブルにご注意ください!
全国の消費生活センターに寄せられるウォーターサーバーに関する相談が増加傾向にあります。
特に、ショッピングセンター等の商業施設内の特設ブースやイベントスペースで勧誘され、契約した際のトラブルが目立っており、「解約を申し出ると、勧誘時に説明がなかった違約金を請求された」「ウォーターサーバーのレンタル契約を結んだと思っていたが、購入契約となっていた」などといった事例が寄せられています。
相談事例
〔事例1〕現契約の解約料をキャッシュバックすると強引な勧誘を受けたが、実際はキャッシュバック適用外だった。
〔事例2〕お得だという説明のみで解約時に請求される違約金等について全く説明がなかった。
〔事例3〕ウォーターサーバーのレンタルだと思い契約したが、実際は売買契約になっていた。
〔事例4〕急かされて契約したが、帰宅後に契約内容を確認すると説明と異なっていた。
相談事例から見る問題点
1 不意に声をかけられ、冷静に判断できないまま勧誘される。
2 契約内容について十分な説明がなかったり、虚偽の説明をされたりする。
3 しつこく契約を迫ったり、契約を急かしたりして、その場で契約させようとする。
消費者等へのアドバイス
本当に必要な契約か、価格や機能等を比較検討しましょう
ウォーターサーバーの機能や価格は様々です。焦って契約せず、複数社の機器について情報収集し、比較検討しましょう。
既にウォーターサーバーを契約し利用している場合は、勧誘されたサーバーの機能や価格、レンタルなのか購入なのかなど、既存の契約内容と比較し、本当に必要な契約かどうか考えましょう。
不要な勧誘であればきっぱり断りましょう
不意に声をかけられて勧誘された場合、契約の必要性等について冷静に検討することが困難な場合があります。話の途中でも、契約が不要だと思ったら、その場できっぱりと断りましょう。
契約する前に契約内容について十分確認しましょう
契約する際は、契約書面等で契約内容を十分に確認することが重要です。特に契約形態に関するトラブルが多くなっています。レンタルか購入かで支払い方法や解約条件等が大きく異なりますので、月々の支払金額だけでなく、契約形態についても契約前に確認しておきましょう。
また、ウォーターサーバーの契約は一定期間利用し続けることが想定されており、中途解約の場合、解約料やウォーターサーバーの購入代金の残債が一括で請求される場合がありますので、契約書の内容をよく確認しましょう。
強引に契約を迫ったり、契約を急がせたりする事業者とは契約しない
強引に契約を迫るなど、消費者に契約内容を確認する時間を与えずに、その場で契約させようとする事業者とは契約しないようにしましょう。
また、既にウォーターサーバーを利用している消費者に対し、あたかも現在の契約先の事業者であるようにふるまい、勧誘するケースも見られますので、事業者名を確認するようにしましょう。
トラブルになった場合は、すぐに消費生活センターに相談しましょう
関連情報
ウォーターサーバーの勧誘トラブルにご注意!-その契約、レンタルですか?購入ですか?-(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>