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店舗でのアクセサリーまたは貴金属等の買取に関する消費者トラブルにご注意ください
近年、リユース市場の拡大に加え、世界的な経済不安や円安などを背景とした金価格の高騰により、アクセサリーや貴金属の資産価値が高まっています。そのため、不要になったアクセサリーまたは貴金属等を売却しようとする消費者が増え、買取サービスを利用する機会も拡大しています。
全国の消費生活センター等には、店舗でのアクセサリーまたは貴金属等の買取に関する相談が増加しています。なかには「査定だけのつもりで店舗に行ったところ、断り切れずに買取に応じてしまった」「希望額ではなかったのに強引に現金を渡された」など、消費者の買取の意思決定が十分に尊重されていなかったと考えられるケースも見受けられます。
事業者が自宅に来訪して買取を行う場合には、特定商取引に関する法律の訪問購入に関する規定が適用され、事業者が守らなければならないルールやクーリング・オフなどが設けられています。しかし、店舗での買取は消費者が自ら店舗に出向いていることから、この制度の対象外であり、買取金額や契約内容を十分確認したうえで慎重に判断することが大切です。
相談事例
【事例1】指輪の査定だけのつもりで買取業者の店舗に行ったが、しつこく勧誘され断れずに買取に応じてしまった。取り戻したい。
【事例2】買取業者の店舗でアクセサリーの査定を依頼した。希望金額ではなかったため返却を申し出たが、強引に現金を渡された。
【事例3】買取業者の店舗で「金は古くなると価値が下がる」と言われ、提示された価格で買取に応じたが、あとになって説明内容に疑問を感じた。
【事例4】買取業者の店舗に金のブレスレットを持参したが、重さを過少計測して査定された。
相談事例からみる問題点
● 査定を受けた後に消費者が買取を断ろうとしても断りきれず、そのまま買取に応じてしまったケースがある。
● 消費者が買取に応じた後で金額に疑問を持ち、買取を後悔するケースがある。
● 買取契約を一度成立させると原則としてキャンセルできないことを、消費者が十分に認識していないことがある。
消費者へのアドバイス
査定を受けたからといって、その場で買取に応じる義務はありません
査定とは、あくまでも買取業者が価格を提示するものであり、買取契約とは別の行為です。その場で買取に応じる義務はありません。「今だったら高く買い取る」などと勧められたとしても、納得のいく買取を依頼するためにも、慌てて応じるのではなく、いったん持ち帰り、複数の店舗で査定を受けるなど、自身で調べたり、比較したうえで決定することが大切です。
強引に現金を渡そうとされることもありますが、納得していなければ受け取らず、売るつもりがないことをその場で明確に伝えましょう。
納得できる買取金額か、決める前に確認しましょう
提示された査定額が適正かどうかは、その場で判断するのが難しい場合があります。査定額は事業者やタイミングによって異なり、同じ商品でも提示される金額に差が出ることが一般的です。また、アクセサリーなどの宝飾品は、金やプラチナなどの素材の純度や重量だけでなく、貴金属の品質やデザインなども含めて評価されることもあるため、貴金属の相場や素材の価値、買取を依頼する品物の重さなどをあらかじめ調べておくとともに、示された査定額について、純度や重量等、算定根拠を確認しましょう。また、少しでも疑問がある場合は、その場で決めずに持ち帰り、他の店舗でも査定を受けるなどして比較検討しましょう。
店舗での買取ではクーリング・オフの利用はできません
事業者が自宅に来て行う「訪問購入」とは異なり、店舗での買取はクーリング・オフ制度の対象外です。そのため、いったん契約して商品を引き渡すと、原則として契約をキャンセルすることはできません。買取金額や契約内容を十分確認したうえで慎重に判断することが大切です。なお、スーパーなどの商業施設の店頭や催事コーナーに一定の期間だけ出店している買取業者についても、店舗(営業所等)に当たると判断される場合はクーリング・オフの対象外となります。
不安に思った場合や、トラブルが生じた場合は、すぐに消費生活センターに相談しましょう
関連情報
店舗でのアクセサリーまたは貴金属等の買取に関する消費者トラブルにご注意!-断り切れず買取に応じてしまったケースも-(国民生活センターウェブページ)<外部リンク>
