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野鳥における鳥インフルエンザについて
鳥インフルエンザは、鳥類にA型インフルエンザウィルスが感染しておきる鳥類の感染症です。
ほとんどの場合、鳥が感染しても症状を示しません。
しかし、家きん(飼育しているニワトリなど)や一部の野鳥が高病原性(H5N1型など)のインフルエンザウィルスに感染した場合、高い病原性を発揮し大量死をもたらします。
鳥インフルエンザウィルスは、通常では人には感染しないと考えられていますが、高病原性インフルエンザウィルスにかかったニワトリなどに濃厚に接触(ニワトリや豚と一緒に寝起きする等)した場合、ごくまれに人に感染することが報告されています。
野鳥における鳥インフルエンザの発生状況
現時点で、長野県内の家きん飼養者から鳥インフルエンザを疑う通報はありません。
死亡野鳥を見つけたら
野鳥の死亡原因
野生の鳥は、病気や寄生虫、有毒物質(農薬など)、餌不足による衰弱、環境の変化など様々な原因で死亡します。
野鳥が死んでいても、直ちに鳥インフルエンザを疑う必要はありません。
野鳥を素手で触らないでください
野生の鳥は、体内や羽毛に細菌や寄生虫などの病原体を持っていることがあります。
死亡した野鳥はもちろんですが、生きている野鳥に関しても、素手で触るようなことは避けてください。
触る場合は、ビニール等の手袋を着用し、触った後は手洗いとうがいをしてください。
検査が必要になる死亡野鳥
鳥インフルエンザに感染しやすい鳥が死亡している場合は、検査が必要になりますので、上田地域振興局林務課(電話番号0268-23-1260)に連絡してください。
衝突死など鳥インフルエンザ以外の原因が明らかな場合、過去に感染例が少ないスズメ、ハト、カラスなどの野鳥で、同じ場所で複数(10羽以上)死亡している場合以外は、検査は実施していませんので、各自で処分していただきますよう、御理解と御協力をお願いします。
感染しやすい鳥の代表例
- 冬に大陸から渡ってくるカモ類、カイツブリ類などの水鳥
- オオハクチョウ、コハクチョウ、マガン、キンクロハジロ、マガモ、カイツブリなど
- 水鳥を捕食するタカ、ワシなどの猛禽類
感染しにくい鳥の代表例
スズメ、ハト、カラス、ムクドリ、ヒヨドリ、カラスなど
死亡野鳥等調査の実施区分(現在、対応レベル3で実施しています。)
野鳥との接し方について
野鳥の糞が靴の裏や車両に付着することにより、鳥インフルエンザウィルスが他の地域へ運ばれる恐れがありますので、安易な餌やりなどを控えるとともに、野鳥に近づきすぎないようにしてください。
また、不必要に野鳥を追い立てたり、つかまえようとするのは避けてください。
関連リンク
- 長野県農政部ホームページ(外部サイトへリンク)<外部リンク>
- 長野県林務部ホームページ(外部サイトへリンク)<外部リンク>