統計調査とは

統計調査はどうして必要なの？

　体温計や血圧計を使って、私たちの身体の状態を知ることができるように、社会や経済の状況を把握するものとして、統計調査は重要な役割を担っています。
　生活を維持していくため、欠かすことのできない空気や水の存在を普段感じることがないように、国や地域の状態を正しく理解する手段である統計調査は、目立たないものですが、大切な調査なのです。

統計調査には回答しなければならないの？

　国や地方自治体が行う統計調査は、「統計法」などの法律に基づいて実施されています。統計法には、正確な統計を作成するため、調査対象となった皆様に調査項目に対して回答する義務が定められています。
　任意のアンケートではないことをご理解いただいき、調査票への正確な記入をお願いします。

統計調査員とは？

　統計調査を実施するため、一定期間任命されるのが統計調査員です。非常勤の地方公務員の立場となり、調査中は、その身分を証明する「調査員証」の携帯が義務付けられています。
　上田市では、各自治会から推薦された方に加え、公募による調査員の募集も行っており、「常任統計調査員」として登録の上、統計調査が実施されるたびに、国や県に対して調査員の推薦を行っています。

プライバシーの保護は？

　「統計法」により、次のことは固く禁じられておりますので、安心してご回答ください。

• 統計調査員や国・自治体の調査に従事する職員が、調査に回答していただいた内容やその他調査上知り得た秘密を他に漏らすこと。（守秘義務が課されています。）
• 調査に回答していただいた内容を税金徴収の資料やダイレクトメールのリストなど、統計以外の目的に使用すること。（統計を作成するためだけに使用します。）

統計調査の結果はどのように利用されている？

　統計調査の結果は、国・都道府県・市区町村における各種行政施策等の作成のための基礎資料や、大学・研究機関における学術研究の基礎資料、企業などにおける経営の参考資料として幅広く利用されています。

• 法令により定められている例・・・議員定数の決定、地方交付金の算定など
• 加工統計への利用例・・・生命表の作成、国内総生産（GDP）の作成など
• テレビなどで話題になる主な統計の例・・・消費者物価指数、完全失業率など