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令和6年7月24日記者会見内容
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- 上田市地域エネルギー会社の設立について
- クーリングシェルターに係る協定の締結について
- 姉妹都市スイス連邦ダボスへの訪問事業について
- サテライト市長室の実施について
- 第66回長野県消防ポンプ操法大会及び第33回長野県消防ラッパ吹奏大会について
- その他
1.市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりをいただきまして誠にありがとうございます。
本日の記者会見では、「上田市地域エネルギー会社の設立について」、「クーリングシェルターに係る協定の締結について」など触れてまいります。
2.上田市地域エネルギー会社の設立について
まずはじめに、上田市地域エネルギー会社「株式会社サントエナジーうえだ」の設立について申し上げます。
市では、「ゼロカーボンシティうえだ」の実現に向け各種施策を推進しており、昨年11月には環境省から「脱炭素先行地域」として選定を受けております。
選定されたこの計画は、「ローカル鉄道と市民がともに支え合う『ゼロカーボン・交通まちづくり』」をテーマとし、主に上田電鉄別所線沿線のエリアにおいて国の交付金を活用し、太陽光発電設備や蓄電池の導入、鉄道用送電設備を活用した自営線マイクログリッドの構築、別所線利用促進策等に取り組むもので、当市の脱炭素化を加速させる大きなチャンスと捉えております。
こうした背景を踏まえ、このたび、脱炭素先行地域の共同提案者をはじめとする民間企業団体の皆様方の参画を得て、7月29日に地域エネルギー会社「株式会社サントエナジーうえだ」を設立し、今年秋ごろからまずは脱炭素先行地域の対象となる別所線沿線の一部エリアにおいて、順次事業を開始してまいります。
株式会社サントエナジーうえだの設立目的、ミッションは次の3つであります。
1つ目は、事業活動を通じて、地域の脱炭素、日本及び世界のカーボンニュートラル達成に貢献すること。2つ目は、エネルギーの地産地消及び地域内経済循環を推進すること。3つ目は、地域の課題解決、地域裨益(ひえき)型事業に積極的に取り組み、持続可能なまちづくりを推進することであります。
主な事業内容や企業の概要につきましては、お配りした資料のとおりでございます。
この「株式会社サントエナジーうえだ」が市民の皆様に愛され、当市の脱炭素化を力強く推進するエンジン役として成長していけるよう、市が積極的に関与し、健全性と透明性のある組織運営、そして事業性と公益性のバランスの取れた自立的な経営を目指してまいります。
3. クーリングシェルターに係る協定の締結について
続きまして、クーリングシェルターに係る協定の締結について申し上げます。
地球温暖化による異常気象により、例年、全国的に記録的な猛暑日が続くなど、健康被害防止に対応する体制の整備が急務となる中、国では「気候変動適応法」を施行し様々な対策を講じております。
上田市におきましても、昨年は、全国の最高気温を2回記録するなど、異常気象による影響が顕著に表れている状況にあり、熱中症による健康被害を防止するための体制整備がますます重要となっております。
そこで市では、熱中症による新たな健康被害防止対策として、イオンリテール株式会社様及びウエルシア薬局株式会社様のご協力をいただき、7月22日に「気候変動適応法に基づく指定暑熱(しょねつ)避難施設に係る協定」を締結し、どなたでもご利用いただける「クーリングシェルター」として指定いたしました。
梅雨が明け、暑さが厳しい季節となりました。健康管理には十分ご留意いただくとともに、お出かけの際やご自宅で熱中症対策を行うことが困難な場合などは、感染防止に配慮しながらクーリングシェルターや図書館などの公共施設をご利用いただき、熱中症による健康被害への防止に向けて取り組みいただきますようお願いいたします。
4. 姉妹都市スイス連邦ダボスへの訪問事業について
続きまして、姉妹都市スイス連邦ダボスへの訪問について申し上げます。
先週、7月11日から15日まで3泊5日の日程で、姉妹都市でありますスイス連邦ダボスを訪問し、ヴィルヘルム町長と意見交換を行ってまいりました。
成田空港からチューリッヒ空港まで14時間、チューリッヒ市内からダボスまで高速道路で2時間と大変長い道のりでしたが、13日には朝からダボス政府の歓迎を受け、市内公共施設等の視察や意見交換を行いました。
視察先の一つであるコングレスセンターは、世界経済フォーラム、通称ダボス会議を含めて年間100件を超える会議が開催される場所であり、メインホールに次いで大きな会議場にSANADA(サナダ)の名が付けられていました。
世界中から主要人物が集まるダボスの地にSANADA(サナダ)の名前を見つけたときは大変感激いたしました。
ヴィルヘルム町長との意見交換では、姉妹都市提携50周年事業の際に来日いただくことを強くご提案してまいりました。しばらく途絶えていたダボス政府と直接対話することができ、今後も継続的にコミュニケーションをとりながら友好的な話し合いをすすめてまいります。
グローバルな時代に子どもたちに残せる財産として、姉妹都市ダボスとの連携を強化し、多くの市民の方々に多文化交流による誇りと繋がりを広げていく姉妹都市事業を展開してまいりたいと思います。
5. サテライト市長室の実施について
次に、サテライト市長室の実施について申し上げます。
市内各地域を私自ら訪れ、地域住民の皆様との意見交換や、地域の実情把握を行い、市政運営に生かすため、例年、「サテライト市長室」を実施しております。
今年度も、7月4日(木曜日)に開催いたしました中央公民館を皮切りに、城南地域、西部地域、丸子地域、真田地域、武石地域において実施を予定しております。
地域住民の皆様との懇談や現地視察を予定しており、皆様からお寄せいただく貴重なご意見等を今後の市政運営に生かしてまいります。
日程等につきましては、お配りしました資料をご覧ください。詳細な内容につきましては、改めてプレスリリースいたしますのでよろしくお願いいたします。
6. 第66回長野県消防ポンプ操法大会及び第33回長野県消防ラッパ吹奏大会について
続きまして、7月7日に長野県消防学校で開催されました、第66回長野県消防ポンプ操法大会及び第33回長野県消防ラッパ吹奏大会について申し上げます。
上田市消防団は、3種目全てにおいて上小地区の代表として出場し、ポンプ車操法では、第3分団が6位、小型ポンプ操法では、第10分団が10位、ラッパ吹奏では、第7方面隊が3位という結果でありました。
当日は、非常に暑い中での大会となりましたが、選手の皆さんが見せた操法、吹奏の姿には大変感動いたしました。連日のように早朝から練習を重ね、地域防災を支える消防団員の皆さんの強い意志と熱意、日ごろからの努力に対し心から敬意を表します。
今後も引き続き消防団を応援し、力を合わせて安全安心な地域を作っていきたいと思います。
7. その他
最後に、これから開催される市内の夏祭りについて申し上げます。
今年も上田の夏を満喫する祭りや花火大会が開催されます。
7月27日には「上田わっしょい」、8月3日は「丸子ドドンコ」と「真田まつり」、8月5日には、千曲川河川敷で「信州上田大花火大会」、8月12日に「武石夏祭り」が開催され、その他に市内各地でお祭りやイベントが開催されます。それぞれ地域の皆さんとコミュニケーションをとりながら準備を進めていただいております。多くの人出が見込まれますので、熱中症や感染対策などにご配慮いただきながら、ご友人やご家族と一緒にお出かけいただき、みなさんで楽しんでいただきたいと思います。
私からは以上です。