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令和6年9月24日記者会見内容
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- 9月市議会定例会へ追加提案する議案について
- 有機物リサイクル施設計画に係る市民説明会について
- (仮称)市民ICT支援センターの愛称募集について
- 第29回全国棚田(千枚田)サミットin上田について
- 市長動向から
1. 市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりいただきありがとうございます。
本日の記者会見では、「9月市議会定例会へ追加提案する議案について」、「有機物リサイクル施設計画に係る市民説明会について」など触れてまいります。
その前に、能登地方豪雨について触れてまいります。週末に石川県能登地方で記録的な豪雨が発生し、多くの家屋が倒壊するなど、甚大な被害を受けました。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復興を心から願っております。
2. 9月市議会定例会へ追加提案する議案について
はじめに、9月市議会定例会へ追加提案する議案について御説明させていただきます。
10月2日に市議会定例会へ追加提案を予定しております案件は、教師用指導書の購入について追認を求める案件のほか、人権擁護委員の人事案件等、合計7件の提案であります。
この中から、追認を求める「教師用指導書の購入について」申し上げます。小中学校の児童・生徒が使用する教科書は、国の教科書無償給与制度により無償で配付されておりますが、教員が使用する教科書及び指導書については、無償給与制度の対象とならないため、市が購入して市内小中学校に配布しております。
本年8月下旬に、県外他市において、必要な議決を経ずに教師用指導書を購入していた事案が報道されたことを受け、全庁的に指導書に限らず、議会の議決を要する物品の購入について確認を行いました。
その結果、教育委員会において、令和元年度と令和5年度に購入した小学校教師用指導書4件について、本来必要な議会の議決を経ずに購入していたことが判明しました。
このため、「上田市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例」第3条の規定による 議会の議決を経ずに行われた財産の取得について、その追認を求めるため、この4件の議案を提出するものです。
このほか、事件決議案として「御所沢防災調整池整備工事の請負契約の締結について」などの提案を予定しております。
以上、提案する議案の概要について申し上げました。
3. 有機物リサイクル施設計画に係る市民説明会について
続きまして、有機物リサイクル施設計画に係る市民説明会について申し上げます。
生ごみを堆肥化する有機物リサイクル施設の整備は、SDGs未来都市に選定された上田市にとって、2050ゼロカーボンシティうえだの実現に繋がるとともに、ダイオキシン類の排出量や最終処分量の削減による環境負荷の低減、更には、化成肥料に頼らない有機肥料の推進と、これらの地域内循環による経済効果も期待できるものであると考えております。
丸子地域の塩川陣場地区を建設地として、令和5年3月には、周辺自治会の皆様から施設整備に向けての御理解をいただき、令和10年4月の施設稼働に向けて、現在は、事業者の選定業務を実施しているところでございます。
施設の稼働とともに、生ごみの分別収集を市民の皆様に御協力いただくにあたり、施設の整備状況や生ごみ分別収集について全市民を対象とした説明会を開催してまいります。
上田地域では中心市街地等の63自治会と、丸子地域の建設地周辺の9自治会が分別収集の対象自治会となっておりますが、対象地域に限らず説明会を開催することとし、10月21日の神川地区公民館を皮切りに全9回の説明会を計画しております。
日程は、お配りしてあります資料のとおりです。生ごみのリサイクルは、焼却と比べて費用と手間がかかりますが、全市民がごみの減量に取り組んでいただくための重要な施設であります。
説明会等を通じて、皆様の御理解、御協力をいただけるよう取り組んでまいりますので、より多くの皆様に御参加していただければ幸いでございます。
4. (仮称)市民ICT支援センターの愛称募集について
次に、(仮称)市民ICT支援センターの愛称募集について申し上げます。
市役所東庁舎を改修して、新たに開設する本施設は、令和7年秋ごろのオープンを目指して整備を進めております。
デジタル活用が市民生活に深く浸透しつつある中、市民の皆さんのニーズに応じて、子どもからシニア世代まで、多くの方に利用していただけるよう、様々な角度からICTの体験や学習ができる事業を展開していきます。
このため、施設の事業コンセプトや機能を踏まえながら、またわかりやすく誰もが親しめる愛称を募集することとし、その決定に当たっては市内の小中学生に投票をお願いしながら、来年3月には公表してまいりたいと考えております。
来月10月から改修工事が始まり、しばらくの間、東庁舎の駐車場が利用できなくなるほか、近隣にお住いの皆様に御迷惑お掛けいたしますが、安全な工事に努めるとともに、市民の皆様のデジタル活用を支える新たな拠点として、その機能を十分発揮し、多くの方に御利用していただける場となるよう取組を進めてまいります。
5. 第29回全国棚田(千枚田)サミットin上田について
続きまして、第29回全国棚田(千枚田)サミットin上田について申し上げます。
来月10月17日、18日の2日間にわたり、「第29回全国棚田(千枚田)サミットin上田」をサントミューゼを主会場として開催いたします。
本サミットは、棚田が位置する中山間地域における担い手不足や耕作放棄地の増加等、様々な課題の解決に向けた先進的な取組や、棚田の活用に対する多様な考え方を共有し発信するものです。
本年は上田市が開催市となり、全国から棚田の保全活動に関わる方々など約500名に御参加いただく予定です。また、県内では千曲市、小谷村に次いで3回目の開催となります。
初日の17日は「棚田が持つ多面的機能」や「教育機関との連携」などのテーマについて話し合う7つの分科会のほか、稲倉の棚田の事例発表、豊殿小学校の児童による発表などを交えた式典も開催いたします。
2日目の18日には、現地研修会として稲倉の棚田のほか椀子ワイナリーや柳町などを巡る予定でございます。
「日本の農業の原風景」とも言える棚田を将来にわたり保全していく取組として、また、稲倉の棚田や市の観光PRにも繋げられるよう、関係する皆様とともに進めてまいります。
6. 市長動向から
次に、市長動向からいくつか申し上げます。
まず、友好都市・練馬区の上田市アンテナショップの移転について申し上げます。
「信州上田物産館 UEDA Nerima BASE(うえだ ねりま ベース)」は、令和4年10月に練馬区石神井町(しゃくじいまち)の民間物件にオープンし、市内事業者の販路拡大や上田市及び上田市産品のPR等を推進してまいりました。
このたび、前川練馬区長に御配慮いただき、西武鉄道江古田(えこだ)駅構内の区が所有する施設をお借りすることになり、10月6日(日曜日)に店舗を移転再オープンする運びとなりました。
今年は、練馬区と旧・武石村との友好都市提携から30周年という節目の年でもあり、これを機に、より一層練馬区との友好関係を深めていくとともに、江古田を新たな発信拠点として関係人口の更なる創出を図ってまいります。
次に、武石地域総合センター整備事業について申し上げます。
平成29年度から着手し、令和3年の総合センター庁舎の竣工・供用開始に続き、旧庁舎や老人福祉センター等の解体、跡地への芝生広場・駐車場等の整備を進めてまいりましたが、工事が完了し、9月2日から供用を開始いたしました。
これにより計画した整備事業が全て終了したことから、10月12日(土曜日)に記念式典と合わせまして、小中学生の演奏やダンス等の発表をはじめ、地域の皆様のご協力によるイベントの開催を予定しております。
武石地域総合センターが、安全安心な生活や防災の拠点として、また人が集う協働の拠点として、今後もますます皆様から親しまれる施設となることを願うとともに、新設した「にぎわい広場」を起点に、地域の活性化、にぎわいの創出につなげてまいりたいと考えております。
最後に、上田市内でのスポーツ関連のイベントについて申し上げます。
10月13日(日曜日)に、県営上田野球場をメイン会場に「第38回上田古戦場ハーフマラソン大会」を、1,467名のランナーをお迎えして開催いたします。また、10月27日(日曜日)には、武石地域総合センターをメイン会場に「第35回ともしびの里駅伝大会」が開催されます。
ともしびの里駅伝大会におきましては、マラソンランナーの谷川真理(たにがわ まり)さん、佐久長聖高校出身で全国高校駅伝や箱根駅伝に出場した、藤井翼(ふじい つばさ)さん、千葉健太(ちば けんた)さんをゲストにお迎えして大会を盛り上げていただきます。
参加されるランナーの皆様には、秋の上田の美しい自然を満喫しながら、思い思いの「挑戦」を楽しんでいたただきたいと思います。
また、沿道からの熱い声援がランナーの皆様の力となりますので、大会当日は多くの皆様の応援をお願いいたします。
私からは以上です。