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令和6年11月18日記者会見内容
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- 上田西高等学校の第103回全国高校サッカー選手権大会出場について
- 公益財団法人群馬交響楽団との協定締結について
- 12月市議会定例会について
- 条例案について
- 12月補正予算の概要について
- 事件決議案について
- 報告案件について
1. 市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりいただきありがとうございます。
本日の記者会見では、「12月市議会定例会に提案する議題」を中心に御説明させていただきます。
2. 上田西高等学校の第103回全国高校サッカー選手権大会出場について
はじめに、上田西高等学校の第103回全国高校サッカー選手権大会出場について申し上げます。
11月9日に行われました「第103回全国高校サッカー選手権 長野県大会」の決勝戦において、上田西高等学校が激戦を制し、7年ぶり3度目の優勝を果たし、年末年始に首都圏で開催される全国大会に長野県代表として出場することとなりました。
上田西高等学校の全国大会出場は、長野県勢で初の第3位となった平成29年度の第96回大会以来であります。
選手の皆様には、体調管理を万全にしていただき、全国大会でも一戦一戦、「上田西高サッカー部」らしさを存分に発揮し、先輩たちを超える結果を期待しております。
3. 公益財団法人群馬交響楽団との協定締結について
続きまして、公益財団法人 群馬交響楽団との協定締結について申し上げます。
公益財団法人 群馬交響楽団と上田市は、上田市交流文化芸術センターの開設当初より公演等を通じて培ってきた友好的な関係を踏まえ、「連携・協力に関する協定」を結ぶこととし、11月21日(木曜日)に締結式を実施いたします。
群馬交響楽団におかれましては、上田市交流文化芸術センターの開館当初より多くの演奏会等を開催いただき、令和元年度からは、年2回「上田定期演奏会」として、本拠地の高崎芸術劇場と同様のプログラムを演奏いただいております。
また、オーケストラの演奏会だけではなく、関連企画として、指揮者、ソリストによるアナリーゼ・ワークショップや、地域の公民館等での楽団員による関連プログラム「室内楽演奏会」等、オーケストラの魅力をより深く感じていただくプログラムを幅広く実施することにより、上田市の文化向上に寄与していただいております。
さらに、群馬交響楽団と上田市との関係ですが、楽団の創設者である井上房一郎(いのうえ ふさいちろう)氏は当市の偉人・山本鼎との出会いにより薫陶を受け、楽団の創設に向かったと聞いております。この縁が今日まで脈々と続き、今回の協定締結にも至ったものと大変嬉しく思っております。
令和7年1月12日(日曜日)には、既に協定を締結しております新国立劇場バレエ団による「くるみ割り人形」の公演において、同楽団による管弦楽の演奏が実現することとなりました。
サントミューゼ開館10周年を機として、群馬交響楽団と「連携・協力に関する協定」を締結することにより、今まで以上に同楽団との関係を継続的に深め、上田市における、さらなる音楽芸術の普及向上、教育及び文化の振興に努めてまいりたいと考えております。
4. 12月市議会定例会について
続きまして、12月市議会定例会に提案する議案について申し上げます。
今回、提案します案件は、条例案2件、予算案6件、事件決議案9件、報告案件1件の合計18件であります。
5. 条例案について
まず、条例案から申し上げます。会見要旨の1ページを御覧ください。
条例案につきましては、議案第100号「上田市福祉医療費給付金条例中一部改正について」及び議案第101号「上田市水道条例等中一部改正について」の2件の提案を予定しております。
このうち、議案第101号「上田市水道条例等中一部改正について」申し上げます。
上田市の上下水道事業は、令和4年に下水道事業供用開始から50年、令和5年に水道事業給水開始から100年を迎えました。これらは、私たちの毎日の生活に欠かせないものであり、市民生活と地域経済を支える大切なライフラインであります。
水道料金につきましては令和3年に改定をいたしましたが、下水道使用料は平成18年の合併後、平成21年の使用料統一以降、改定を行わず経営を続けてまいりました。
しかし、人口減少や節水意識の高まりで収入が減少する一方、物価高やエネルギーコスト上昇への対応、老朽施設の更新や耐震化、災害対策に多額の費用が必要となる中で、経営環境が一層厳しくなっております。
こうした背景から、今年4月に上下水道料金の改定について上田市上下水道審議会に諮問しましたところ、水道料金については18.5パーセント、下水道使用料については11.7パーセント引き上げることが適当である旨の答申をいただきました。
この上下水道審議会からの答申を踏まえまして、安定した経営基盤の確保に向けて、来年4月から上下水道料金を改定するために、必要な条例改正を行うものであります。
条例案については以上です。
6. 12月補正予算の概要について
(1) 予算規模等について
次に、12月補正予算の概要について申し上げます。
今回の12月補正予算は、一般会計のほか、国民健康保険事業特別会計、後期高齢者医療事業特別会計、介護保険事業特別会計、水道事業会計、公共下水道事業会計に係る予算計上であります。
まず、一般会計補正予算第5号でございますが、9月補正予算編成以降に必要が生じた、諸事業についての関係経費として、6億9,833万円余の補正でございます。
これらの補正予算により、一般会計の予算規模は、765億9,667万円余となり、前年同時期の予算額と比較して、0.3パーセントの増となっています。(前年同期の合計額 763億7,473万円余)
続いて、特別会計につきましては、3つの会計において、1億3,789万円の補正でございます。
これらの補正予算により、特別会計全体の予算規模は351億6,275万円余となり、前年同期の合計額と比較して0.1パーセントの増となっています。(前年同期の合計額 351億3,037万円余)
最後に、企業会計につきましては、2つの会計において329万円余の減額補正でございます。
これらの補正予算により、会計全体の予算規模は195億6,882万円となり、前年同期の合計額と比較して7.6パーセントの増となっています。(前年同期の合計額 181億8,581万円)
(2) 補正予算の特徴について
次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。
一般会計補正予算第5号におきまして、長期化する物価高騰への対策として、昨年度に引き続き実施する、こども食堂等への食料費支援事業、ゼロカーボンの実現に向けた「紙おむつリサイクル実証事業補助金」や「森林CO2吸収量認証制度推進事業」、公共交通の維持を図る「路線バス運行継続支援交付金」などの実施経費を計上いたしました。
また、人事異動等に伴う人件費の調整、冬季を控え燃料等の増加を見込んだ市有施設の需用費や除排雪関連経費の追加計上でございます。
最後に、債務負担行為といたしまして、令和7年の開館に向けた(仮称)市民ICT支援センターの整備・運営事業や、武石温泉うつくしの湯整備事業、第五中学校の既存校舎等解体経費などを計上しております。
予算案については以上です。
7. 事件決議案について
次に、事件決議案につきましては、「第五中学校改築事業 校舎棟建設建築主体工事 請負変更契約の締結について」など、計9件の提案を予定しております。
8. 報告案件について
最後に、令和6年度一般会計補正予算第4号につきましては、10月27日執行の、第50回衆議院議員総選挙 及び 第26回最高裁判所裁判官国民審査の執行に要する経費について、去る10月3日に専決処分させていただいたことを御報告させていただくものです。
以上、提案する議案の概要について申し上げました。
私からは以上です。