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令和7年3月24日記者会見内容
目次
- 市長冒頭のあいさつ
- 令和7年4月1日付人事について
- 市民ICT推進センターの愛称決定について
- 丸子物産館「花風里(はなかざり)」のリニューアルオープンについて
- 上田古戦場公園テニスコートオープニングセレモニーについて
- 第22回上田城千本桜まつりの開催について
1. 市長冒頭のあいさつ
報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
本日の記者会見では、「令和7年4月1日付人事について」「市民ICT推進センターの愛称決定について」など触れてまいります。
2. 令和7年4月1日付人事について
まず、令和7年4月1日付人事について申し上げます。
職員の人事異動の概要、異動者数等につきましては、3月13日のプレスリリースでお知らせしたとおりですが、本日は、サントミューゼの館長人事、長野大学理事長の任命などについて申し上げます。
(1)サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター、上田市立美術館)の館長人事について
はじめに、サントミューゼの館長人事についてですが、令和2年度から館長として5年間ご尽力いただきました西田不折氏がこの3月31日をもってご退任されます。
西田館長には、コロナ禍での迅速なご対応、より良い施設運営をめざして、利用料金の見直し、サントミューゼパートナーズ会員の確保、10周年記念事業など多くの功績を残していただきました。
後任には、西田館長と同じく令和2年4月からサントミューゼの総合プロデューサーとして事業に携わっておられる、荻原康子氏に就任いただきます。
荻原氏の経歴は、お手元の資料のとおりですが、当上田市の出身で、武蔵野美術大学をご卒業後、「公益社団法人企業メセナ協議会事務局長」、「墨田区文化振興財団常務理事」などを歴任され、豊富なご経験から、これまでもサントミューゼに貢献いただいているところです。
4月からは、より良い施設運営を目指して、今後の自主事業に係る事業展開の方向性の検討、地域及び様々な分野との連携についての取組などを進めていただく予定でおります。
専門分野での経験を活かし、より一層のお力添えを期待しています。
こちらにいらっしゃいますので、ご紹介いたします。
なお、3月31日(月曜日)に、改めてサントミューゼにおいて、館長の人事と来年度事業についての記者会見を行う予定となっております。
(2)公立大学法人長野大学理事長の任命について
次に、公立大学法人長野大学理事長の任命について申し上げます。
現在、長野大学では、理工系学部として新設する「(仮称)共創情報科学部」及び、環境ツーリズム学部と企業情報学部を再編する「(仮称)地域経営学部」を令和8年4月の開設に向け、鋭意、準備を進めております。
また、大学生活を支える場、地域貢献の場となる地域に開かれた交流・連携拠点としての機能を持った施設として、本年2月から新学部新棟建設工事に着工しており、長野大学の大きな転換期を迎える中、現理事長の任期が令和7年3月31日をもって満了となります。
現在進めている理工系学部の設置や既存学部の再編を着実に進め、大学の更なる改革の着実な実行のため、現理事長である平井利博氏を再任し、引き続きお願いすることといたしました。
任期は、令和7年4月1日から令和11年3月31日までとなります。
(3)キリングループと上田市の人材交流について
次に、キリングループと上田市の人材交流について申し上げます。
市では令和元年から「ワイン産業振興を軸にした地域活性化に関する包括連携協定」に基づき、キリングループ4社とワインを通じた地域振興に取り組んでおります。
この取組を更に推進するため、令和7年度に総務省の地域活性化起業人制度を活用し、キリンホールディングス株式会社から成瀬一義氏を本市に派遣いただくこととなりました。
成瀬氏には、4月1日付で産業振興部の部付課長として着任いただき、民間企業の視点から本市の農業・商工・観光を横断した新たな産業振興に取り組んでいただくことになります。
派遣期間は令和7年4月1日から令和8年3月31日までの1年間を予定しております。
さらに、上田市とメルシャン株式会社が相互に人材を派遣する人事交流といたしまして、市から派遣する職員は、「シャトー・メルシャン事業本部」に、また、メルシャンから派遣いただく社員は、丸子産業観光課に、それぞれ在籍し、業務に従事することになります。
このような取組により、キリングループの専門的なノウハウや知見を活かし、市の産業振興を着実に進めていくとともに、組織の活性化や人材の育成につながることも期待しております。
3.市民ICT推進センターの愛称決定について
次に、市民ICT推進センターの愛称決定について申し上げます。
市民ICT推進支援センターにつきましては、令和7年11月のオープンを目指して整備をすすめているところですが、このたび、施設の愛称を「i(あい)プラザうえだ」に決定いたしました。
愛称募集に対し、90名の方から136作品の応募をいただき、市内小中学生による投票の結果、決定したものでございます。
また、愛称の決定に併せ、施設の「シンボルマーク」と「ロゴタイプ」を市内在住のイラストレーター 押金美和氏に依頼し、制作いたしました。
今月27日に開催いたします愛称決定の記念品贈呈式において発表いたします。
多くの方に関心をもっていただき、決定した愛称「i(あい)プラザうえだ」と「シンボルマーク」等を積極的にPRし、子どもからシニアまで、幅広い世代の皆様に親しみを持ってご利用いただける施設として、事業を展開してまいります。
4.丸子物産館「花風里(はなかざり)」のリニューアルオープンについて
次に、丸子物産館「花風里」のリニューアルオープンについて申し上げます。
「花風里」は、平成11年3月に信州国際音楽村に隣接する形で建設され、指定管理者制度による物販や軽食の提供を行ってまいりました。
指定管理者の撤退にあたり、今後の施設の利活用を検討する中で、サウンディング型市場調査を実施いたしました。
その結果を踏まえ、民間の幅広いアイデアや手法で施設運営ができるよう上田市初の公募型プロポーザルを実施し、「株式会社おとぎの里」を貸付事業者として選定いたしました。
3月22日にリニューアルオープンし、チーズやワイン等が楽しめる他、芝生広場やドックランも併設されており、観光客だけでなく地域の皆様が集える場所として生まれ変わったことを大変うれしく思います。
また、近年、この周辺には、新規出店される方々も増えてきていることから、信州国際音楽村を含め、それぞれのお店や地域と連携を図っていただき、今後、ますます上田市を盛り上げていただくことも併せて期待しております。
5.上田古戦場公園テニスコートオープニングセレモニーについて
次に、上田古戦場公園テニスコートオープニングセレモニーについて申し上げます。
全国規模の大会に対応可能なテニスコートを上田古戦場公園内に新たに整備し、この4月から砂入り人工芝テニスコート12面とクラブハウスの供用を開始することとなりました。
施設の整備に御尽力を賜りました皆様に、心からの感謝と御礼を申し上げるため、また、今後の施設の繁栄を祈念して、3月29日(土曜日)にオープニングセレモニーを開催いたします。
この新しい施設は、令和10年に開催される第82回国民スポーツ大会ソフトテニス競技の会場として利用される予定ですが、未来のアスリートたちの夢と希望を育む場所となることを、心より願っております。
6.第22回上田城千本桜まつりの開催について
最後に、「第22回上田城千本桜まつり」の開催について申し上げます。
今年も、上田城千本桜まつりが、4月5日(土曜日)から4月13日(日曜日)まで、上田城跡公園において一般社団法人信州上田観光協会の主催により開催されます。
催しにつきましては、お手元に配布いたしましたパンフレットも併せてご覧いただければと思いますが、地元特産品やグルメを販売する「二の丸横丁」、「姉妹都市等観光物産展」、「上田城復元PRブース」などが設けられる予定です。
まつり期間中には市内温泉地へお得に泊まれる「上田市内温泉地“花見湯産”千本桜キャンペーン」などの関連事業が企画されているほか、上田城跡公園では、千本桜ライトアップやぼんぼりの点灯が実施されます。
また、上田市のふるさと納税の取組を観光客の皆さまにPRする拠点として、観光会館売店の一部を利用し、交流ショップ「たびふるUEDA」をオープンいたしました。
これは、既に公共交通の分野で導入されている、スマートフォンアプリ「TicketQR」を活用した取組で、ふるさと納税の返礼品として電子クーポンを発行し、観光客の皆様に、市内店舗での消費行動につなげていただくものであります。
PR拠点には案内スタッフが常駐し、市街地への回遊性を高めることを狙いとしておりますので、市内の事業者の皆様には、電子クーポンが利用できるお店として登録いただきますよう、御協力をお願いいたします。
私からは以上です。