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令和7年5月13日記者会見内容

更新日:2025年5月13日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. ​非核平和都市宣言15周年記念事業について​
  3. 令和7年度美ヶ原高原観光バス事業について
  4. ふるさと納税返礼品に係る総務省登録の申請誤りについて
  5. 真田氏ゆかりの市町村との連携について

1. 市長冒頭のあいさつ

報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
本日の記者会見では、「非核平和都市宣言 15周年記念事業」「美ヶ原高原 観光バス事業」などについて触れてまいります。​

2. 非核平和都市宣言15周年記念事業について​

まず、非核平和都市宣言 15周年記念事業について申し上げます。
令和7年は、戦後80年、本市が「非核平和都市宣言」を行ってから15周年、そして新市誕生20周年という大きな節目の年となります。
戦争体験者の高齢化が進む中、私たちには次世代へ平和の想いを継承していく責務がございます。
その取り組みの一環として、恒久平和と核兵器のない社会を象徴する「平和の灯(ともしび)モニュメント」の設置を中心とした記念事業を実施する運びとなりました。
このモニュメントは、広島・長崎を訪問し、両市から分けていただいた尊い火を灯し続けるもので、市役所 本庁舎駐車場の一角に設置いたします。
8月に予定している除幕式は、新市誕生20周年記念事業の特別事業としても位置付け、平和への想いと市のさらなる発展への願いを込めて執り行う予定です。
モニュメントの台座には、「平和の灯(ともしび)」の文字とともに火の由来を刻み、その周囲には、オブジェを配置いたしますが、このオブジェは、昨年、市民の皆様から応募いただいた600点を超える作品から決定したデザインをもとに制作したものとなります。
また、広島訪問では、中学生を中心とした訪問団が、平和記念資料館の見学や被爆された方の講話などの充実した平和学習を行う予定です。
このような活動を通じ、若い世代のみなさんが平和の尊さについて深く考え、未来を担う一員としての意識を高めることを切に願っております。
加えまして、12月には平和祈念事業として、広島で被爆しながらも修復されたピアノと被爆樹で作られたコカリナによるコンサート、 そして、このピアノを題材にした映画の上映も予定しております。
これらの取組を通じて、平和文化を根付かせるとともに、市民の皆様お一人おひとりが平和について考え、行動するきっかけとなることを心より願っています。

3.令和7年度美ヶ原高原観光バス事業について​

次に、美ヶ原高原 観光バス事業について申し上げます。
美ヶ原高原は、県内有数の観光地として名高く、その魅力は広く知られておりますが、平成23年度の路線バス廃止以来、上田市側からのアクセスが自家用車やバイク等に限られ、首都圏をはじめとする多くの観光客の皆様にとって、訪問が困難な状況が続いておりました。
この度、新幹線や高速バス等で上田を訪れる方々に、気軽に美ヶ原高原へお越しいただける環境を整えるとともに、「美ヶ原の玄関口 イコール 上田」というイメージの定着を目指し、新たな取り組みを 開始する運びとなりました。
具体的には、7月26日から9月15日までの土曜日・日曜日、祝日、計18日間にわたり、上田駅から道の駅「美ヶ原高原」までを結ぶ直行バスを1日2往復、計4便運行いたします。
本バスは、「生島足島神社」、「武石地域自治センター」、巣栗渓谷の入口である「武石観光センター」に停留所を設け、美ヶ原への誘客はもとより、松本側から美ヶ原高原に入られた観光客の皆様を別所温泉、鹿教湯・霊泉寺などの丸子温泉郷、上田城跡等の 市内観光スポットへと誘致する役割も担ってまいります。
また、学校の夏休みの時期とも重なりますことから、観光客の皆様だけでなく、上田市内の大学・専門学校等の学生の皆様、中学生や高校生の皆様にもぜひご利用いただき、美ヶ原高原美術館めぐりやトレッキング、巣栗渓谷沿いでの森林浴など、豊かな自然と文化を身近に感じていただける貴重な機会になればとも考えております。
直行バス事業は、松本市側でも松本駅から美ヶ原自然保護センターまで運行しているため、この度の事業を実施することで、台上を経由して「松本から上田へ」、「上田から松本へ」と、より広域的な観光誘客へと進めてまいります。​

4.ふるさと納税返礼品に係る総務省登録の申請誤りについて​

次に、ふるさと納税返礼品に係る総務省登録の申請誤りについて申し上げます。
上田市がふるさと納税返礼品として提供しているりんごとアスパラガスについて、当該返礼品提供事業者から地場産品基準の類型4号として申請を受けていましたが、市担当者が類型1号と誤って総務省に申請していたことが判明しました。
類型1号とは、上田市の区域内においてのみ生産されたものであり、類型4号とは、上田市の区域内において生産されたものであって、近隣の市区町村の区域内において生産されたものと混在したもの、であります。
本事案の原因としましては、りんごとアスパラガスについては、流通構造上、混在することが避けられない商品であることを返礼品提供事業者から報告を受けていましたが、令和2年の指定申込時に、 地場産品基準の類型を「当該返礼品の大半を上田市産が占めている」との理由により1号と誤認し、申請していたことにあると考えています。
今回の申請誤りにつきましては、寄附者・生産者・事業者ならびに多くの関係者の皆様に、ご迷惑とご心配をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
今後は、地場産品分類についての誤認が発生しないよう、申込書類の改善を早急に行うとともに、返礼品提供事業者に対する必要な調査・確認などの定期的な実施、市担当職員の誤認防止に向けた学習機会を設けるなど、再発防止策の徹底を図ってまいります。

5.真田氏ゆかりの市町村との連携について​

最後に、真田氏ゆかりの市町村との連携について申し上げます。
先日、私は紀州九度山町の真田まつりに参加し、併せて、真田幸村公終焉の地である大阪の安居神社を参拝し、また上田駅前の幸村像の前での真田父子の供養祭にも参加しました。
その際、改めて、真田氏、特に真田幸村公が、現代においても大勢の皆様に愛され、そしてその生き様が、多くの人々に勇気や感動を与え続けていることを実感いたしました。
戦国の時代にこの地域を守り抜いた武将真田氏に、敬意を表するとともに、真田氏の想いを、現在、そして将来のまちづくりへと生かしていく決意をした次第でございます。
本市におきましては、真田氏が勢力を広げたエリアである群馬県西北部の自治体や長野市など、真田氏ゆかりの市町村と「真田街道推進機構」を構成し、相互に連携を図りながら、主に観光面を中心とした取り組みを進めております。
引き続き、この真田氏の歴史を地域の貴重な資源と捉え、地域一体となって、観光や地域振興、また、上信自動車道の建設促進期成同盟会がありますが、早期整備に向けた取り組みを並行して進め、次世代へとつなげてまいりたいと考えております。
私からは以上です。​