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令和元年10月定例記者会見内容

更新日:2019年12月12日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 令和元年台風第19号に伴う被害状況と対応について
  3. 第13回上田城紅葉まつりについて
  4. 「上田市の未来を語る」高校生と市長との懇談会開催について
  5. 質疑応答

1.市長冒頭のあいさつ

 各報道機関の皆様にお集まりいただきまして感謝申し上げます。

 本日は令和元年台風19号について、そしてまた、上田城紅葉まつり、「上田市の未来を語る」高校生と市長との懇談会開催について触れてまいります。

2.令和元年台風第19号に伴う被害状況と対応について

 最初に、台風19号関連でございます。

 今月12日から13日にかけまして東日本に記録的な大雨をもたらした台風19号につきまして、市内におきましても、千曲川をはじめとする河川の氾濫等により、甚大な災害が発生いたしました。

 被害に遭われました皆様に心からお見舞いを申し上げます。

 今回の災害の対応にあたりましては、避難誘導や避難所の設営、警戒、あるいは被害からの復旧に向けて昼夜を問わず、献身的に活動していただいた各自治会の皆様はじめ、上田市消防団、上田市防災支援協会など、多くの皆様に携わっていただきました。

 おかげさまで、国、県、関係機関等のご協力をいただきながら、応急的な手当等を行い、市民の皆様の生活にできるだけ支障が生じないよう取り組んできております。

 更に、災害発生直後から、多くの皆様に心温まる支援物資の申し出をいただくとともに、先週からは被災者に対する義援金の受付も開始しております。昨日の正午時点で、その義援金額とふるさと納税制度によります寄附金の額を合わせますと約2,100万円余となっており、感謝を申し上げる次第であります。

 また、床上・床下浸水被害を受けた住宅の泥出しやゴミ出しなどに多くのボランティアの皆様に活動いただいておりまして、災害復旧に向けて御尽力いただいている全ての皆様に対しまして、改めて深く感謝を申し上げます。

 今回の災害では道路・河川をはじめ、上下水道などのインフラも大きな被害を受けましたが、応急復旧等に向けて対応できることについては、全力を尽くして対応してまいりました。

 千曲川の堤防の欠損におきましては、城下地区の一部に継続して避難指示を発令しておりましたが、千曲川の水位の低下と国土交通省の緊急対策工事の進捗を踏まえ、堤防が崩れる恐れが低下したと判断したことから、10月28日に解除したところであります。これで今回の災害に伴い発令された避難勧告・指示等の避難情報は全て解除されました。

 昨日時点で把握している被害状況等は、お配りした資料のとおりであります。また、別所線の復旧につきましても大きな関心を寄せられておりまして、国、県、上田電鉄と連携して進めてまいります。

 現在、災害復旧に係る経費を取りまとめておりまして、災害箇所の一刻も早い復旧と、被災された皆様が一日も早く落ち着いた生活を取り戻せるよう、引き続き、国、県、関係機関と連携を図りながら全力を尽くしてまいります。

 なお、災害復旧につきましては専決処分をする方向で作業を進めさせていただいております。

3.第13回上田城紅葉まつりについて

 次に、秋の恒例行事となっております「上田城紅葉まつり」ですが、今回で13回目を迎え、11月2日、3日に開催されます。

 先日の台風19号により甚大な被害を受けている状況ではありますが、このような時だからこそ、地域の明るい話題として、また、復興に向けた活力となるよう行政と民間が一丸となって「がんばろう上田 がんばろう長野」をサブテーマに本まつりを盛り上げてまいります。

 昨年大好評でありました戦国武将隊イベント「戦国GIG(ギグ)凱(かちどき)」を目玉に据え、その他イベントや地元グルメの販売等を行います。

 「戦国GIG(ギグ)凱(かちどき)」は、仙台市、行田市、名古屋市、上越市、熊本市の武将隊や姫隊に、地元「信州上田おもてなし武将隊」を加え、計6団体が出演いたします。

 迫力ある演舞やステージイベントを行うほか、凱(かちどき)参加武将隊とまちなかを巡る企画や、中央商店街にある飲食店協力のもと期間限定メニューを販売・提供するなど地域と一体となった企画も展開されます。

 グルメにつきましては「二の丸横丁」として地元グルメや農産物の販売などを行い、姉妹都市等(上越市・沼津市)によります観光物産展も同時開催いたします。

 会場内では上田地域のPRブースも設けておりまして、農産物、お酒の販売、観光PRなども行われます。今回、多くの団体の皆様から出展の意向を示して頂いておりまして、おかげさまで開催することになりました。中には台風19号の被害にあわれた団体もおられまして、本イベントへの出展にそういう意味でも心から感謝申し上げます。

 その他、配布資料に記載の各種イベントを行い、来場者をおもてなししてまいりたいと考えております。また、添付したチラシのとおり、市内においても様々なイベントが開催されるため、市民はもとより全国から大勢のご来場を期待しております。

 報道機関の皆様にも是非取材方よろしくお願いいたします。

4.「上田市の未来を語る」高校生と市長との懇談会開催について

 次に、「上田市の未来を語る」高校生と市長との懇談会開催です。

 上田市では平成28年度に、市の最上位計画であります「第二次上田市総合計画」を策定し、市の将来都市像を「ひと笑顔にあふれ輝く未来につながる健幸都市」とし現在、様々な施策を推進しております。

 本計画は10年間を取組期間としておりまして、現在、前期まちづくり計画(平成28年度から令和2年度までの5年間)に基づきまして取り組んでおりますが、来年度は現在の計画の最終年度となりますことから、「上田市総合計画審議会」に諮問しまして、現在、後期まちづくり計画(令和3年から7年度)の策定に取り組んでおります。

 持続可能な魅力的な上田市のまちづくりを推進するため、大勢の市民の皆様によるまちづくりへの参画が重要であり、計画の策定にあたりましては多様な皆様のご意見を直接お聞きすることが大切であります。

 少子高齢化、人口減少など様々な課題が山積する中でありますが、後期まちづくり計画の策定や日頃の市政運営にあたりましては、10年、20年先を見据え、今何をすべきか、今後何をすべきかを考える必要があると考えており、そのため、市の将来を担う若者である高校生の皆様の意見をお聞きすることも大変大切であると考えております。

 このため、私は、これまでも市民の皆さま方のご意見をできるだけ直接お聞きするよう努めてきておりますが、この度、そうしたご意見をお聞きする一手段と致しまして、「上田市の未来を語る」と題し、市内の6高校(上田高校、上田染谷丘高校、上田東高校、上田千曲高校、丸子修学館高校、上田西高校)のご協力を得まして、直接高校を訪問し、上田市在住の高校生の皆様と懇談会を開催させて頂くこととなりました。

 一部、開催日の調整中の高校もありますが、11月18日の月曜日の上田染谷丘高校をはじめとしまして、配布いたしました別紙の日程、内容で行う予定であります。

 学校生活や日頃の日常生活の中で上田市、上田のまちについて感じていることや、将来の上田市がこうあってほしいといった希望などにつきまして、ざっくばらんにお聞きし、有意義な意見交換ができたらと考えております。

 私からは以上でございます。

5.質疑応答

令和元年台風第19号災害について

(記者A)

 台風の関係でお伺いしたいが、まず災害対策本部は今日時点でまだ設置中なのかという確認と、また、これまでに住家や各施設の被害状況等を発表頂いているが、その後、大きく変わったことがあれば伺いたい。

(総務部長)

 最初に災害対策本部の関係でございますが、資料1ページに記載通りですね、10月12日の土曜日に設置をいたしまして、10月24日まで13回の会議を開催しております。会議自体は10月24日以降開催はしておりませんが、まだ災害の爪痕が残っているということで現在まだ設置中ということで解散をしておりません。

(市民まちづくり推進部長)

 大きく変わったところといいますと、小さいものから大きいものまであるんですけど、風害の件数がかなり増加してきております。まだ中間の数字ですので、現地調査等行った中でですね、また、増加することも考えられるということでございます。床上・床下につきましては、調査開始からほとんどそんなに増えているようなものはございません。以上です。

(記者A)

 風害被害の大きかったエリアというはどの辺なのか。

(市民まちづくり推進部長)

 上田地域で申しますと塩尻地区、それから、城下地区。塩尻、城下は川を挟んで隣接しておりまして風の強い地域でございます。それから丸子地域では依田地区、真田地域では長地区、というようなところでございます。

(記者A)

 屋根がめくれるとかいった被害か。

(市民まちづくり推進部長)

 瓦が飛んだりとかですね。

(記者A)

 ほかに農業関係とかは特段、これまでの発表からそんなに大きく増えていないか?

(農林部長)

 あくまでも中間ということで、時間が経つごとに増えてはきております。

(総務部長)

 この資料なんですが、一番最初のページにございますとおり、基本的には昨日の正午の時点で取りまとめた資料ということになっておりますので災対本部の会議後にですね、随時報告した数字と若干変更はあるかと思いますが、あくまでも昨日の正午で分かっている範囲でまとめたということでよろしくお願いいたします。で、農産物だけはですね4ページにありますが、果樹等の被害は10月24日、若干ちょっと日にちが違いますのでそういうことでよろしくお願いします。

(記者A)

 市長にお尋ねしたいんですが、先ほど別所線の影響のことについて触れられましたけれども、改めて上田市にとっての別所線の役割とか、今後の支援の方向性について一言お願いしたいんですが。

(市長)

 別所線につきましては、千曲川橋梁が崩落したということがありまして、先ほども触れましたように大きな関心を皆様から寄せられております。年間約130万の皆様方の大切な公共交通機関でありまして、そういう意味ではこの復旧につきましても国、県そしてまた上田電鉄と連携しながら全力で早急に取り組んでいきたいと思っております。

(記者B)

 今回の一連の台風についての災害の対応、もしくは情報発信について今の時点で良かったところ、もしくは課題の残ったところについて市長の見解を伺えますでしょうか。

(市長)

 今までにない大きな台風19号でありまして、先ほど触れましたように12日の15時40分に災害対策本部を設置し、それぞれ避難準備・避難勧告等を各関係する自治会の皆様にも伝えたということであります。避難所につきましては今までも避難所の設置というのは小規模といいますかあったんですが、これほど最大45か所、2,500人の皆様の避難ということでありまして、我々も全力で取り組みましたが個々においてはですね、避難所の設置・運営に対しましてもいろんなご意見をいただいておりますし、また運営につきましても検証していきたいと思っています。

 そしてまた情報等につきましても、避難所に行きまして情報が少ないというお話もありました。これに対しまして早急に上田ケーブルビジョン様をはじめ、様々な皆さんによりまして避難所でもその情報をテレビといいますか、見ることができたりしたと思っています。その中で対策本部を設置してその後、報道の皆様にもお伝えしながらきたということであります。

 ですので、我々とすれば全力で取り組んできましたし、それにあたりましては、先ほど触れましたように自治会、消防あるいは防災支援協会の皆様、ボランティアの皆様をはじめ、様々な皆様の支えもあったということも触れさせていただきたいと思います。

(総務部長)

 すみません、一点。

 避難所の資料は2ページにピーク時2,478人、42か所と書いてあるんですが、これは人数のピーク時ということでございまして、避難所の数はですね46か所が最大という事ですのでよろしくお願いいたします。

(記者B)

 菅平のダムの放流が当日あったかと思うんですけれども、それが市民に伝わる過程についてちょっと意見が出ているようなんですけれども、そのあたりの過程で、どんな流れでどんなふうに市民に伝えられたのかというのを教えていただいてもよろしいでしょうか。

(危機管理防災課長)

 菅平ダムの放流につきましては以前から情報共有ということでお話を伺っているんですけども、利水ダムということで基本的に治水ダムではないというようなことを伺っております。ただ、今回、上流から大量の雨が流れ込んできているということで、放流を開始するということでこちらの方にも連絡がありました。これにつきましては、情報発信につきましてもメール等でも連絡をしておりますけれども、また、菅平ダムの方でも広報車を出したり、また、屋外のスピーカーもありますのでそういうもので情報発信をしたということを聞いております。

 ただ、今回の雨につきましては千曲川上流からも随分大量の雨が降っておりまして、千曲川上流の塩名田・また下越の水位観測所も非常に水位が高くなっておりました。今回、神川の方の水位も高くなっておりまして、被害も出ておりますけども全体的に東信で雨が多く降ったために様々な災害が生じたものと、このように認識しております。あと、消防団にもご協力をいただきまして、広報等も行って頂いております。

(記者C)

 今回、農業関係の被害も多かったかと思うんですが、現在、水が流せないとなっている農業用水が結構あるかと思うんですが、来年の稲作とかそういう部分に影響がでてくるかと思うんですけど、復旧の見込み等をお分かりになれば教えていただきたい。

(農林部長)

 河川から取水をしております「頭首工」という施設が大分被災しているのが現実でありまして、先ほどお話がありました来年の作付けに間に合うよう、関係の土地改良区等と連携をしながら早期復旧を目指してまいりたいというふうに考えております。

(記者C)

 影響が出ると思われる耕作面積とかは。

(農林部長)

 そこまではまだ把握しておりません。

(記者A)

 すみません、関連で。

 り災証明の発行が進んでいると思うんですけれども、公営住宅への入居を希望しているとか、紹介をしたとか、その辺の現状を件数とかも含めて分かったらお願いします。

(危機管理防災課長)

 住宅の関係につきましては住宅課、また、住宅の応急修理の関係につきましては建築指導課等で窓口を設置しております。

 具体的な件数は聞いておりませんけれども、窓口を開設して相談を受けているということでやっております。個々につきましてはそれぞれの担当課の方に聞いていただきたいと思います。