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令和2年6月定例記者会見内容

更新日:2020年6月1日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症の対応について
  3. 条例案について
  4. 6月補正予算の概要について
  5. 事件決議案について
  6. 報告案件について

1.市長冒頭のあいさつ

 皆様、おはようございます。報道機関の皆様には、ご多忙のところお集まりいただきありがとうございます。

 本日は、6月8日に招集を予定しております6月市議会定例会に提案する議案について御説明させていただきます。

 今回、提案いたします案件は条例案が12件、予算案が4件、事件決議案が4件、報告案件が10件の合計30件であります。

2.新型コロナウイルス感染症の対応について

 はじめに、新型コロナウイルス感染症の対応について申し上げます。

 去る5月25日に政府は、新型コロナウイルスの緊急事態宣言について新規感染者が減少傾向にあることから、最後まで残っておりました東京など首都圏の1都3県と北海道に対する宣言を解除いたしました。

 また、政府は、再び感染が拡大しないよう、これまで進めてきた感染防止策を確実に行いつつ、地域経済活動を回復させるために「新しい生活様式」の普及啓発にも努めているところであります。

 上田市におきましても、これまで国や県と歩調を合わせながら感染拡大の防止に取り組むとともに、感染状況が比較的落ち着いた5月以降は2回にわたって臨時議会を招集し、感染防止対策の充実を図りつつ、生活者や子育て家庭の支援、事業者支援に資する施策等に鋭意取り組んでまいりました。

 こうした中、休業が続いておりました市内小中学校におきましては、先月18日から児童・生徒の皆さんが学校生活のリズムを取り戻すために分散登校を開始し、本日からは通常登校を再開したところであります。

 今後につきましても、児童・生徒が安心して学び、過ごすことができるよう学校施設の衛生管理を強化するとともに、休業が長期間に及んだことから心の相談員による相談体制の充実を図るなど、これまで以上にきめ細かな支援を行ってまいります。

 さて、政府は、新型コロナウイルス流行による社会・経済への影響を緩和するため、過去最大の31兆9千億円余の第2次補正予算案を閣議決定し、現在開会中の通常国会会期中の成立を目指しております。

 現段階では、盛り込まれた事業の詳細までは確認できておりませんが、いずれにいたしましても、この第2次補正予算を最大限活用することも視野に入れ、更に先週末、長野県から示されました「社会経済活動再開に向けたロードマップ」も踏まえつつ、活力ある上田地域の再生に向け全力で取り組んでまいります。

3.条例案について

 それでは、今回提案いたします案件につきまして順次、ご説明させていただきます。

 まず、条例案につきましては12件の提案を予定しておりますが、私からは(2)の議案第48号「上田市特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例中一部改正について」と(5)の議案第51号「上田市手話言語の普及及び視聴覚障害者等の意思疎通手段等の利用促進に関する条例制定について」申し上げます。

 まず、議案第48号の特別職等の給与減額に関する条例改正につきましては、現下の厳しい経済・雇用情勢を踏まえ、市長、副市長及び教育長の給料を来月から12月までの6か月減額することといたしました。なお、減額の率は、私が10%、副市長と教育長が5%の予定であります。

 また、市議会におかれましても、新型コロナウイルスの感染が市民生活に影響を及ぼしていることに鑑み、議員報酬を減額することにより、市民の皆様に寄り添い、痛みを共有し、この難局を共に乗り越えていきたいとの申入れがありましたので併せて提案いたします。

 給料等の減額によって生み出された財源につきましては、雇用の維持や子育て家庭への支援など、市民生活に直結する施策の財源として有効に活用してまいりたいと考えております。

 次に、議案第51号の手話言語の普及等に関する条例制定につきましては、私の公約であります「上田再構築プラン」においても掲げておりますが、「つながり」と「多様性」を大切に、市民総参加のまちづくりを実現するための指針の一つとなるよう、平成30年度から本条例の制定について調査・検討を重ねてまいりました。

 こうした中、上田市障害者施策審議会をはじめ多くの市民の皆様から御意見等をいただいた上で、本年4月に条例の骨子がまとまったところであります。この度、パブリックコメントの内容等も踏まえ、今定例会に条例案を提案いたします。

 条例案につきましては以上であります。

4.6月補正予算の概要について

 次に、令和2年度6月補正予算の概要について申し上げます。

 今回の補正により、一般会計の予算規模は948億2,671万円余となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して38.8%の増となっております。

 特別会計は、国民健康保険事業特別会計と介護保険事業特別会計で補正があり、特別会計全体の予算規模は340億9,662万円余となりました。これは、前年度同時期の合計額と比較して0.5%の減となっています。

 企業会計は、農業集落排水事業会計で補正があり、企業会計全体の予算規模は188億2,493万円余となりました。これは、前年度同時期の合計額と比較して4.6%の増となっております。

 次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。

 はじめに、小中学校におけるGIGAスクール構想につきましては、Society5.0時代を担う子供たちの学習環境を整えるため、学校内のネットワーク環境を高速かつ大容量なものに整備するとともに、児童・生徒が持つ一人一台のタブレット端末を保管し充電するキャビネット等を整備するための経費を計上いたしました。

 二つ目としまして、令和元年東日本台風災害に係る復旧・復興事業につきましては、市内の損壊した道路や河川の多くが応急措置・応急復旧を終えておりますので、引き続き実施いたします本復旧工事などに係る経費を計上いたしました。

 また、農業用施設等の復旧につきましては、令和元年度中に被害が把握できなかった事業を中心に、その復旧経費に対する補助に要する予算を計上いたしました。

 三つ目として、市庁舎改修・改築事業につきましては、来年3月の竣工を目指して工事は順調に進んでおり、7月中旬頃には鉄骨の組み立てが完了し、屋根が施工され、新本庁舎の全体像が見えてくる予定であります。

 今回は、現本庁舎に設置されています防災設備の移設・機器更新の費用のほか、来年3月完成後に新本庁舎への移転に係る経費について計上しております。

5.事件決議案について

 次に、事件決議案につきましては、市道関係と契約関係の議案で計4件の提案を予定しております。

 このうち、「自然運動公園総合体育館耐震補強及び大規模改修事業建築主体工事」の請負契約につきましては、令和2年度中の完成を目指し、耐震化工事と建物内外部の大規模改修を進めてまいります。

6.報告案件について

 最後に報告案件については、専決処分した案件といたしまして、令和2年度税制改正に伴う地方税法等の改正に伴い「上田市税条例」など所要の改正4件と、主に予算の最終調整を内容とします「令和元年度一般会計補正予算」など6会計の補正予算の合計10件について、議会に報告いたします。

 以上、提案いたします議案の概要について申し上げました。詳細はこのあと、担当者から説明させますので、よろしくお願いいたします。