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平成30年12月定例記者会見内容

更新日:2019年12月12日更新
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目次

  1. 市長就任について
  2. 資源循環型施設について
  3. 2019ラグビーワールドカップについて
  4. その他について
  5. 質疑応答

1.市長就任について

 お集まりいただきましてありがとうございます。年の瀬も迫ってまいりまして、この一年間を振り返るということで何点か申し上げたいと思います。お手元に資料もありますので参考にしていただきながら、大きく3つのテーマで述べさせていただき、その後いくつかの項目について触れさせていただきます。
 まず、3月の市長選挙におきまして、多くの市民の皆様から温かいご支援をいただき、市政を担わせていただくことになりました。4月9日からスタートしております。改めて、市民の皆様に、この一年を通じて上田市政へのご理解、ご協力をいただいておりますことに対しまして感謝を申し上げたいと思います。
 市長就任後、来月で約9ヶ月という形になります。一言でいえば、「大変な激務」だと感じておりますし、また、議会時代と比較すると失礼ですけども、幅広く、密度濃く、そしてまた奥が深い内容の日々だと感じております。
 市議会はもとより、広域連合議会、そして、また各種市長会の会議、あるいは市役所内部での打ち合わせ部長会議、市長査定等も含めまして、そういう日々が続いているということであります。
 一方、市長公約に触れますけども、丸子、真田、武石地域でのサテライト市長室を実施してまいりました。
 また、スポーツ分野ではいくつかのスポーツ少年団も含めたりしまして子供たちのスポーツ関係への盛り上がり、振興、そしてまた頑張っている姿がですね表敬訪問の中で伺うことがありまして、子供の皆さんも、その競技をしていることに感謝をしているという言葉を大変多くいただきまして、逆に我々も子供たちの心に触れて熱くなりました。
 また、各種団体との面会、懇談、総会、あるいは土日のイベント等たいへん出席も多く市民の皆様との触れ合いも多くありました。
 また、国内にあります5つの姉妹都市への訪問、あるいは国要望に係るための東京出張、そして、またラグビーワールドカップ関連でのイタリアへの出張等、トップセールスについても精力的に実施してきたところであります。
 改めて、市長の公務の多忙さを実感するとともに、一つ一つの仕事に対する責任の重さについても改めて感じているところでございます。
 また、先程もスポーツ少年団の話もありましたが、子供たちを含む多くの皆様と、あるいは各市町村長の皆様あるいは国県等の議員の皆様、あるいは職員の皆様等、様々な出会いもありまして、その繋がりを大切にさせていただく一年でもありました。

2.資源循環型施設について

 次に資源循環型施設について申し上げます。市政を担うにあたりまして、上田地域広域連合の最重要課題、これは上田市にとってもそうですが、その重要課題と位置付けております資源循環型施設についてでございます。
「曲げることなく覚悟を持って取り組む決意」のもと合意形成に向けて、何度も何度も、私自ら地元にも足を運びながら様々な形で住民の皆様との意見交換をさせていただきました。
 とりわけ、諏訪部地域の皆様に対しては、丁寧かつきめ細かく対応を図ってきております。反対されているという運動も展開されていますけども、住民の中には情報について、もっと届けて欲しいという声もいただいておりまして地域住民の皆様との懇談会、あるいは説明会、清浄園でのサテライト市長室等の実施に努めてまいりました。
 また、資源循環型施設建設対策連絡会の皆さんとの意見交換も行いまして、それに加えまして、11月28日には専門家の意見も取り入れるということからより具体的に住民の皆様の不安も払拭できるような計画づくりを含めまして、「資源循環型施設検討委員会」が発足したということであります。
 また、更に清浄園の廃止に伴い南部終末処理場への「し尿前処理下水道投入施設」の建設につきましても、これは下之条の自治会になりますけども処理場の現地視察を行うとともに懇談をさせていただきまして、11月21日です。下之条の自治会の皆様と、特に臭気対策等について、切実な想いについてご意見をいただきまして、この実施に向けて下之条の皆様の心に寄り添った形で事業実施に向けて努力をさせていただいております。
 また、戻りますけども諏訪部地域の皆様への説明会の実施にあたりましては、なかなかご案内が届かないということもありまして、全戸訪問もさせていただき、暑さの中でさせていただいたことについても振り返ると大きな一つになっております。
 今後とも、誠意を持ちながら対応してまいりたいと思っております。そして、地域の皆様に寄り添った姿勢で取り組んでいきたいと思っております。

3.2019ラグビーワールドカップについて

 続きまして来年、2019年ラグビーワールドカップが開催されます。本年5月には、イタリア代表チームの皆様が、菅平高原にトレーニングキャンプにお越し頂きまして、合宿のみならず地元の小中学生、高校生の皆さんとの文化交流も行っていただきました。
 また、長野市のUスタジアムをお借りした国際親善試合も行い、ヤマハ発動機ジュビロとの試合も展開されたということです。
 そして、また、来年の9月20日からですね、始まるワールドカップ本番に向けた前の段階でもお越しいただけるということになっておりまして、そのために確認も含めて11月にはイタリアに訪問させていただきましてラクビー連盟のガヴァッツィ会長らと意見交換を行い、友情を深めるとともに、テストマッチを視察した際、イタリアとグルジアとの試合ですが、「UEDA SUGADAIRA」という名前がですね記されておりまして、改めて大きな感銘を受けました。
 また,昨年はイタリアの代表チームを迎えるにあたりましては青色の応援フラッグを掲げまして、また、イタリア文化を学ぶということで、ヴェネツィアの室内合奏団の皆さん、そして、また各種イベント等が開催されてワールドカップへの機運が徐々に盛り上がってきたところであります。
 来年の本番に向けまして、市民の皆様と共に応援をしていきたいと思っております。

4.その他について

 主なことを3つ述べさせいただきました。
 このほか、平井寺トンネルの無料化のこと、椀子ワイナリーの着工、菅平高原アリーナのオープン、女子バレーボール「ルートインホテルズ ブリリアントアリーズ」のVリーグ参戦、あるいは信州総文祭も行われまして明るい話題が多かったと思います。
 一方、全国各地では災害もあり、また上田市でも酷暑がありまして各自治体様々な取組も進めております。
その一つとしまして、保育園や小中学校へのエアコン整備事業があります。市民の皆様からの多くの切実な声、そして、また市議会からの質問を含めた要望を含めてですね、これに対しまして決断させていただきまして、来年の夏に間に合わせるように鋭意現在努力しているところであります。
 主なことにつきまして、述べさせていただきましたのでよろしくお願いいたします。

5.質疑応答

(記者A)
 現時点で、土屋さんが掲げられた公約について、どの辺まで着手できて、今、どういう状態か。

(土屋市長)

 31年度の当初予算編成もさせていただいておりますので、そちらの方に公約に対してのですね、いくつかを入れさせていただく形になっています。ですので、この9ヶ月間はですね、その公約に向けての調整とか、すり合わせとかその辺を進めてきた感じであります。

(記者A)

 中小企業の資金を支援するための基金、あるいは長野大学との連携など、予算の問題や相手もあり、具体的に形を作っていこうとすると一筋縄ではいかない状況のなかで、公約実現に向けて実際に手を付けてみてどうか。

(土屋市長)

 長野大学の事についてはですね、長野大学でも学部の再編、あるいは大学院の設置とかですね努力していただいているということで、何度か意見交換もさせていただいております。
 その中で、まだその内容とか、あるいはスケジュール含めて大学の方で進めていると、こちらの方でもこういう考えがあるという意見交換をしているという段階であります。

(記者A)

 学校給食における給食センターについて、どのように進めていこうと考えているか。

(土屋市長)

 今、教育委員会もですね、その統合のセンターということが出ている中で、私とすれば一般質問の答弁でも触れていますけれども、第一、第二の形をとりながら、進めるという思いで選挙に出させていただきましたが、それに基づいて、今教育委員会で検討していると思っております。
 また、その話がまとまってくれば教育委員会とも意見交換するという時期がくると思います。

(記者A)

 土屋さんのお考えとしては、統合はしないでやっていきたいということか。

(土屋市長)

 そうですね。選挙の時にはそういうお話をさせていただきまして、それを元に教育委員会の皆さんが話し合いをしていると理解しています。

(記者B)
 資源循環型施設建設について、先日、環境建設委員会において諏訪部と近隣自治会から出された計画の撤回を求める陳情が不採択となり、行政側の事業推進の立場と議会も一体的な歩みであるということが示されたと思うが、市長はどう受け止めているのか。

(土屋市長)

 議会でもこの資源循環型施設についても、なんとか大きな市政としての、あるいは広域連合としての課題でもありますので、議会側としても前々からなんとかこう解決しなければいけないという姿でいると聞いております。
 その中で、今回のそういう陳情に対して不採択という形を取ったということは、議会としても重い決断だと思いますし、また、それに基づいてなんらかの形で、それに向けて応援もしてくださるのかなと思いますし、また、我々としても議会の皆さん色々と地元の関係する声もですね聞いてきている方も大勢いらっしゃいますので、そういう方とも意見交換もできるようにしていきたいと思っております。

(記者B)
 この12月市議会でも議論になった政策研究センターについて、設置に込められた市長の想いとして、現状の体制というのは前市政から引き継がれているものも数多くある中で、市長のカラーを出していくためには執行部体制の強化、あるいは政策立案の強化をしたいというところもあるか。

(土屋市長)

 選挙の時の公約の中に、市民政策集団という表現でありました。市民という頭がついておりますが、これは幅広い意味で捉えていただければと思いますし、また、市民の方の声も受け止めますが、政策集団的な形での政策を作っていくそういう意味でセンターを設置したい。その場合、市民の皆さんの声もそうですが、どうしても国の動きとか、あるいは県の動きとか、そういう様々な学術会の動きもあると思いますが、そういう情報をですね的確に捉えて、その中で上田市のこれからの長期的な街の姿も含めたり、あるいは中期的な姿も含めたりする中で、政策を練っていくのが大事だと思っております。
 そういう意味では、今までの既存の各部局は、もちろんいろいろな情報を持ちながら政策を作りながら、また実行もしていると思いますけれども、もうちょっとこう幅広く、そして、またより密度濃いような情報を的確に捉えながら、練り上げていくということが必要だなと思いまして、センターの設置に向けて組織を改正していくということを考えました。

(記者B)
 16日に、長野・松本・上田3市長鼎談が行われるが、長野は県庁所在地、松本は今、菅谷さんの下で健康寿命・延伸都市ということで、それぞれにカラーがはっきりしていると思うが、上田市はどういうキャラクターで発信していこうと思っているか。

(土屋市長)

 この長野・松本・上田の鼎談は確か4回目で、毎年やっているということです。
 今回ですね私も初めてですけれども、この鼎談に参加します。確かにいろいろ県の状況を見ると県庁所在地と第二の都市というのは比較的どこというのは意外とわかるんですね、第三の都市というのはなかなかどこが第三の都市なのかというように、それは私のみならずいろいろな皆さんも感じているらしいです。
 そういう中で、人口的にも第三番目ですし、合併は平成18年に編成の合併をしましたけれども、歴史とすれば、大正8年から上田市という名前が続いてですね、数から言えば100年目に来年向かうのですが、それは合併していますから、あくまでも平成18年からという上田市ですが、ここはやはり松本・長野に比べて、まず、気象時間と言いますか天候的にも非常に恵まれていると、我々は卓越性の一つとして考えております。
 いろいろと県内を回られた皆さんのお話でも気候的な面では優れている場所であるということで、それもあるし、また、遡れば信濃国分寺がここに建立されたという長野県広しと言えどもここに建立されたという歴史があるということは気候的あるいは災害の面、あるいはその当時からの人の動きとか、交通の面という意味では、優れた地形的なものとかをもっている町だと思っております。
 もちろん、県庁所在地は県庁所在地でありますので、第三の都市としてですねいかに全体をリードしていくというと失礼かもしれませんけれども、なんとか第三の都市として位置づけを出していきたいなと思ってます。
 その中で、東信州の次世代産業のこととか、あるいはワインバレーのこととかですね、そういう中で東信州の中で位置づけとしてもしっかりと先人の想いを引き継いで第三の都市としてしっかりと取り組まなければいけないなと思っています。

(記者B)

 市長が考える上田はこういうまちなんだという分かりやすいキャッチフレーズなどはあるか。

(土屋市長)

 何かあればまた教えてもらいたいと思いますけども、何かキャッチフレーズがあればと思いますが、確かにさっきのですね日照時間とかは本当に多いですよ。この前の統計でも、具体的な数字はわかりませんけれども、次の都市がどこだったか諏訪かな60時間くらい離れていまして、そういう意味で岡山では「晴れの県」と言っていますが、「晴れの町」というようなことも言えるのかなと思いますね。

(記者B)

 仕事をしたり、住んでみたりすると非常に良いところなのに、あまり外には伝わっていない気がするが、どうか。

(土屋市長)

 定住移住も含めてその辺も、もう少しPRしなくてはいけないなと思っております。

(記者B)

 今日、暴力団事務所で会合があり県警や上田署が大規模に規制しているが、他地域の事務所が使えなくなったことから上田が一つの拠点となるような情報もある中で、現状の上田市の暴力団排除に関する宣言などはどういったものになっているのか。

(土屋市長)

 宣言はどうだったか一時大会も行ったりしていました。暴力団追放の県の大会も上田で行われたと記憶しています。

(記者B)

 市民生活に少なからず影響が出ており、必要に応じてぜひ対応してもらいたい。

(土屋市長)

 そうですね。分かりました。詳細はまた警察の方にですね連絡をとってみたいと思います。