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令和2年8月定例記者会見内容

更新日:2020年8月28日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症の対応等について
  3. 令和2年9月市議会定例会に提案する議案について
  4. 資源循環型施設に関する取組について

1.市長冒頭のあいさつ

報道機関の皆様には、大変お忙しい中、一昨日の臨時記者会見に続き、お集まりいただきましたことに改めて御礼申し上げます。

本日は、8月31日(月曜日)に招集を予定しております、9月市議会定例会に提案する議案を中心に説明させていただきます。

2.新型コロナウイルス感染症の対応等について

議案説明に入る前に、新型コロナウイルス感染症の対応等について申し上げます。

一昨日の臨時記者会見以降、また新たに複数の感染者が確認され、更に市内の飲食店でのクラスター発生が確認されるなど大変厳しい状況であると認識いたしております。

上田市では、これまでも市民の皆様に対し、広報紙やSNSなど様々なツールにより、感染拡大防止のため「新しい生活様式」を実践していただくよう繰り返しお願いしてまいりました。

加えて、22日(土曜日)からは、市の広報車により感染予防の呼び掛けを行っております。

また、機会あるごとに、感染拡大地域との往来につきましても慎重に行うようお願いしてきたところであります。

市といたしましては、今後も引き続き、国・県や関係機関とも連携し、市民の命と健康を守ることを最優先に、社会経済活動との両立も図りながら、感染症対策をより一層迅速に、そしてまた、的確に進めてまいります。

また、この場をお借りしまして、私から市民の皆様に改めて「手洗い」、「うがい」、「手指消毒」、「マスクの着用」、そして「3つの密の回避」を強く意識して行動していただくことをお願いしたいと思います。

市民の皆様、お一人おひとりの適切で節度ある行動が、貴方(あなた)と貴方(あなた)の大切な方々の命を守ることにつながることを、どうか忘れないでください。

3.令和2年9月市議会に提案する議案について

それでは、9月市議会定例会に提案する議案について申し上げます。

今回提案いたします案件は、条例案が9件、決算認定が13件、予算案が5件、事件決議案が1件の計28件であります。

条例案について

それでは、条例案から申し上げます。

今定例会においては、9件の条例案を提案する予定ですが、私からはそのうちの4件について申し上げます。

資料の1ページ目を御覧ください。

(4)の「上田市同和対策共同作業所条例及び上田市霊園条例中一部改正について」、(5)の「上田市デイサービスセンター条例及び上田市高齢者福祉センター条例中一部改正について」、資料2ページの(7)の「上田市同和対策農業近代化施設条例等中一部改正について」、(9)の「上田市体育施設条例の一部を改正する条例中一部改正について」の4件は、令和2年度末に指定管理期間が満了する施設について、公共施設マネジメントの視点から運営方法の見直しを行ったことに伴い改正を行うものであります。

見直しにあたりましては、その施設が設置目的に即して運営が行われているか、指定管理者制度が効果的・効率的に運用されているか、市民ニーズに対応できているか、などの視点から実施し、約30の施設について直営化、施設の廃止または民営化の方向付けをしたところであります。

今後も、市民の共有財産である公共施設を適切に維持管理するとともに、市民の皆様のために有効な利活用を図ってまいります。

条例案については以上です。

決算・予算について

令和元年度決算概要について

次に、「決算・予算について」です。

今定例会には、令和元年度決算認定の議案を提案いたしますことから、まず、一般会計及び特別会計等の決算概要について申し上げます。

一般会計、

歳入総額は、713億4,321万円余、前年度比較で4.1%の増となり、

歳出総額は、691億3,920万円余、前年度比較で4.5%の増となりました。

また、本年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は、17億1,528万円余の黒字決算となりました。

なお、令和元年度の歳出総額は、前年度比較で29億9千万円余の増となりましたが、これは、総務費における市庁舎改修・改築事業が本格化したことや小中学校への空調設備整備事業による教育費の増加、更に令和元年東日本台風災害の災害復旧費の増加などにより、前年度と比べ4.5%の伸びとなりました。

次に、特別会計7会計は、いずれも黒字、若しくは歳入歳出同額の決算となりました。

特別会計全体で、

歳入総額は、336億5,395万円余、

歳出総額は、329億4,999万円余となり、

差し引き、7億396万円余の黒字決算となりました。

次に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による健全化判断比率及び公営企業における資金不足比率について申し上げます。

現時点では、速報値による暫定数値ですが、財政の健全性を示す4つの財政指標のうち「実質公債費比率」は、昨年度同比率の5.4%であり、早期健全化基準である25%を大きく下回っております。

「将来負担比率」は、28.9%と前年度の決算数値を2.2ポイント上回る結果となりましたが、こちらも早期健全化基準である350%を大きく下回っております。

なお、残りの2つの「実質赤字比率」及び「連結実質赤字比率」は、黒字での決算となったことから、該当はありません。

また、公営企業の健全化を判断する「資金不足比率」につきましても、全ての会計で、該当はありませんでした。

9月補正予算の概要について 

ア 予算規模等について 

次に、9月補正予算の概要について、予算規模等について申し上げます。

今回の9月補正予算でありますが、一般会計につきましては、2つの補正予算を提案してまいります。

まず、一般会計補正予算第5号につきましては、新型コロナウイルス感染対応地方創生交付金を活用した感染症対策事業や事業者支援に係る経費、また、7月の大雨に伴う災害復旧事業などを計上しております。これらは、早期に実施が必要な経費であることから議会初日に議決を得るため、通常の補正予算とは別に編成したものであります。

また、一般会計補正予算第6号につきましては、6月補正予算編成以降に必要が生じた諸事業についての関係経費の計上です。

この2つの補正予算により、一般会計の予算規模は、979億2,570万円余となります。

これは、前年度同時期の予算額と比較して41.3%の増となっています。

また、特別会計におきましては、国民健康保険事業特別会計と武石診療所事業特別会計の2会計で補正があり、補正後の特別会計全体の予算規模は341億1,110万円余となります。

企業会計におきましては、農業集落排水事業会計で補正があり、補正後の企業会計全体の予算規模は、188億3,693万円余となります。

イ 補正予算の特徴について 

次に、補正予算の特徴的なものについて申し上げます。

新型コロナウイルス感染症対策に係る一般会計補正予算第5号では、在宅の要介護者の方や障がい者の方に対しまして、「新しい生活様式」による感染症拡大防止の取組を支援するため一人1万円の支給を行う「要介護者・障がい者等感染拡大防止支援事業」を実施いたします。

また、市内では毎年多くのスポーツ団体や学校等の合宿や体験教育活動が行われていましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の影響が大きく、実施する団体が減少しております。このような状況から、市内の旅館ホテル等への支援も含め、市独自に「合宿等誘致促進事業」として、市内の旅館ホテル等に連続して2泊以上宿泊し、延べ宿泊者数が20人以上の団体に対して、1人1泊千円の宿泊費と団体の交通費及びグラウンドなどの市有施設使用料の一部を助成し、市内への誘客を図ってまいります。

更に、新型コロナウイルス感染症は、これまで地域の観光振興を牽引してきた市内の観光協会及び旅館組合にも大きな打撃を与えており、長引く観光需要の低迷により、会員などからの会費収入等が昨年同様に見込めなくなっております。また、法人化されていない団体には国の持続化給付金も支給されないことから、今後活動を継続していくことが厳しい状況となっております。そのため、各地区の観光関連団体に対する市独自の支援策として、その主な収入源である会費等の減少分を支援金として支給するための費用を今回の補正予算に計上いたしました。

加えて、7月の長雨や大雨により市内でも市道などの公共土木施設や農道をはじめとする農業用施設等に被害が発生しました。災害対応に御協力いただきました皆様にこの場をお借りして深く感謝申し上げるとともに、早期復旧に向け鋭意取り組んでまいります。

次に、一般会計補正予算第6号の主な事業といたしましては、令和2年6月に認定されました「レイラインがつなぐ『太陽と大地の聖地』~龍と生きるまち 信州上田・塩田平~」の事業を推進するため「上田市日本遺産推進協議会」を設置いたしますので、これに要する経費を計上しております。

また、Society5.0時代を担う子供たちの学習環境の整備につきましては、国が進めるGIGAスクール構想を踏まえ、学校内のネットワーク環境等の整備を進めているところでありますが、次の段階として児童生徒に一人1台ずつコンピューターを配置するための経費を計上いたしました。

決算・予算については、以上です。

事件決議案について

次に、事件決議案について申し上げます。

上田地域広域連合の規約を改正するにあたり、地方自治法の規定により、構成市町村の議会の議決を経る必要があることから、今回市議会の議決を求めるものです。

以上、提案する議案の概要について申し上げました。

詳細につきましては、担当者から説明させますので、よろしくお願いします。

4.資源循環型施設に関する取組について

最後に、資源循環型施設に関する取組について申し上げます。

昨日、地元自治会の御協力をいただき、新型コロナウイルスの感染予防にも充分に配慮した上で、上塩尻自治会と秋和自治会で住民説明会を開催いたしました。説明会では、私の資源循環型施設建設に向けた決意を改めて申し上げるとともに、住民の皆様の御意見等についても真摯に受け止めてさせていただきました。

特に、私の冒頭のあいさつや、まとめのあいさつの中で、次の段階として清浄園用地を建設候補地として環境影響評価アセスメントを実施して参りたいと考えています。と、言葉を述べさせていただきました。この地元説明会開催に至るまでは、地元の自治会長・役員の皆様はじめ、市側の井上副市長をはじめ、部課長、広域連合の副連合長、部局室長など、多大なお力添えをいただいてきてるところです。

また、今後は、8月29日には下塩尻自治会で、9月6日には諏訪部地域で住民説明会を開催する予定であります。引き続きよろしくお願いいたします。

今後も、地域住民の皆様との信頼関係の構築を図りながら、施設建設について御理解、御協力をいただけるよう取り組んでまいります。

私からは以上です。