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令和3年6月24日定例記者会見内容

更新日:2021年7月9日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 6月市議会定例会に提案する追加議案について
  3. 新型コロナウィルスワクチン接種について
  4. 上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」について​
  5. サテライト市長室の実施について

1.市長冒頭のあいさつ

​​ 報道機関の皆様には、お忙しい中、お集まりをいただきまして誠にありがとうございます。

 本日の記者会見では、1点目としまして「6月市議会定例会の最終日に追加提案を予定している議案」について、2点目といたしまして「64歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種計画」について、3点目としまして「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」について、4点目といたしまして「サテライト市長室の実施」について説明させていただきます。

2.6月市議会定例会に提案する追加議案について

(1)予算規模等について

 はじめに、6月28日の議会最終日に追加提案いたします、令和3年度一般会計補正予算第5号の概要について申し上げます。

 今回の補正によりまして、一般会計の予算規模は718億2,878万円となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較しまして24.3%の減となっております。

(2)補正予算に計上した主な事業について

 次に、計上しました事業内容でございますが、はじめに、新型コロナウイルス感染症生活困窮者自立支援金に係る経費についてですが、これは、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、社会福祉協議会における「総合支援資金」の再貸付が終了し、追加の貸付が受けられない世帯の生活を支援するため、一定の要件を満たす生活困窮世帯に対し、支援金を支給するものであります。

 支給額は、世帯員の人数により異なりますが、3か月で最大30万円となっております。

 市におきましては、福祉課を相談窓口とし、7月上旬から8月末まで申請を受け付けいたします。

 また、支給決定後も、自立相談支援センターやハローワークなど関係機関とともに、対象世帯の経済的自立に向け、再就職への支援や社会保障制度の活用等の支援を継続的に実施してまいりたいと考えております。

 2つ目といたしましては、新型コロナウイルスワクチン接種事業に係る経費を計上しております。

 これはこの後、説明をさせていただきますが、65歳以上の高齢者のワクチン接種に引き続き、64歳以下の方の接種が開始されますことから、今後も速やかに安心して市民の皆様に接種していただけるよう、対応する職員の人件費や予診票等の印刷・郵送に係る経費、予約受付を行うコールセンター業務等の接種体制の充実を図るための経費及びワクチン接種に係る経費を計上しております。

 以上、追加提案する予算案の概要を申し上げました。

3.新型コロナウイルスワクチン接種について​

(1)対象者について

 続きまして、2点目の「64歳以下の新型コロナウイルスワクチン接種計画」について申し上げます。

 65歳以上の高齢者の方に対しましては、先月10日から接種が始まりまして、既に約半数強の皆様が1回目の接種を終えており、このまま計画どおりに進みますと、7月末までに希望される方は概ね2回の接種が終わると考えております。

 このように、65歳以上の方への接種に目途が立ったことから、今後は次の段階となります64歳以下の方々への接種に移行してまいりますので、本日はこの点につきまして私から説明申し上げます。お手元にも資料を配布しております。併せてご覧ください。

 まず、対象者についてでございますが、国が示す接種順位といたしまして、優先順位1の「医療従事者」、2の「65歳以上の高齢者」については、これまで接種を進めてきたところであります。

 次の優先順位3としまして「基礎疾患を有する者」、また、同じ順位としまして「高齢者施設等の従事者」と示されております。今後、こうした皆様を対象とした接種を行ってまいります。

 また、対象者数ですが、市として正確な数字を把握できかねるため、国が示す割合から試算いたしますと、基礎疾患を有する方が約12,800人、高齢者施設等の従事者が約2,500人と見込んでいることころでございます。

 なお、「高齢者施設等の従事者」につきましては、条件が整えば勤務する施設内で入所者と同じタイミングで接種を行えることから、既に接種を行っている方もいらっしゃいます。

 また、加えて、今回は上田市独自の優先接種といたしまして、感染リスクが高いと考えられます「居宅サービス事業所、訪問サービス事業所等の従事者」、子どもたちへの感染を防ぐ観点から「保育園・幼稚園等の職員、小中学校の教職員」等、緊急時に市民の生命と財産を守る職種であることから「警察官」、その他エッセンシャルワーカーとしまして「集団接種会場に従事する市職員、公共交通・運輸関係者」を、「基礎疾患を有する者」等と同様に優先的に接種していただけるよう進めてまいります。

(2)スケジュールにいて

 次に、スケジュール等について申し上げます。

 全体のスケジュールといたしましては、長野県が示す「信州方式」でも示されておりますが、インフルエンザ流行期前となります11月末までには、希望する方への接種終了を目指し、体制を整えてまいります。

 まず、「接種券」の発送ですが今般、職域接種や大学、また大規模接種会場等、接種できる機会が多様になってきております。そのため、接種券が早期に必要になる場面も想定されますことから、6月下旬から7月中旬にかけて年代順に発送してまいります。

 ただし、接種券が届きましても、優先接種以外の皆様については、上田市が設置する接種会場・機関での接種予約をすぐにしていただくことはできませんので、御留意いただきたいと思います。

 次に、基礎疾患を有する方につきましては、接種券に同封されます「申し込みハガキ」に、該当する「基礎疾患名」と「かかりつけ医療機関名」を記入して、市に返送いただきます。

 このハガキの返送をもって基礎疾患の自己申告としますが、基礎疾患がある方は接種に伴うリスクを軽減するため、かかりつけ医療機関又は市で指定する医療機関での接種をいただけるよう調整いたします。

 市では返送いただいたハガキを元に、接種医療機関と日時を指定して本人に通知し、7月中旬から接種いただけるよう準備してまいります。

 また、市独自の優先接種者につきましては、7月中旬以降の集団接種会場での接種を予定してまいります。

 次に、一般の方の接種についてでございますが、こちらにつきましても接種券郵送の際に同封いたしますアンケートはがきに接種会場、予約方法等の希望を記入して市に返送いただきます。

 このアンケートで集団接種を希望し、かつ市が指定した日で良いとされた方につきましては、市が指定する「集団」接種会場で接種いただきます。一方、御自身で御予約を希望される方につきましては、市から発送される「予約可能通知」が届きましたらWeb予約サイト、若しくはコールセンターで御予約いただく方法を取らせていただきたいと思っております。

 いずれも、65歳以上の皆様の御予約の際にたいへん御不便をお掛けしてしまいましたことから、可能な限り、混乱を招かず接種できるよう対応させていただくためのものですのでよろしくお願いいたします。また状況によりましては、御希望にそえない場合もあるかもしれませんが御理解、御協力をいただきますようお願い申し上げます。

 なお、今月から始まっております「職域接種」につきましては、上田市役所も1事業所として7月末からの実施に向け取り組んでまいります。

(3)接種会場と体制について

 次に、接種会場と体制についてでございますが、まず、「集団接種」につきましては現在、概ね中学校区単位ごとに11の会場を設置し、主に週末に開設してきております。しかしながら、今後、様々な接種機会が設けられるということもありますので、接種体制を整理する中で、8月からは5会場程度に集約してまいりたいと考えております。

 また、今後の状況にもよりますが、臨時の集団接種会場を設けることも検討してまいります。

 なお、5か所の会場ですが、現在、調整中でございます。具体的な場所については、今回の公表は控えさせていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 また、「個別接種」につきましては、地元医師会の皆様の御協力をいただきながら、原則、現在の体制を引き続き8月以降も取っていきたいと考えております。

 新型コロナワクチンを取り巻く状況につきましては毎日のように変化する中、国から早期の接種完了について要請もされております。

 また、新型コロナウイルスへの対策については、現状ではこのワクチン接種が切り札とも言われております。

 市といたしましても可能な限り速やかに、かつ、安全に市民の皆様にワクチン接種を行っていただけるよう、市の最優先課題として位置づけ、対応してまいりますのでよろしくお願いいたします。

4.「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」について

 続きまして、3点目の「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」について申し上げます。

 シェアサイクルは、従来の「レンタサイクル」とは異なりまして、「サイクルポート」と呼ばれます駐輪場を複数設けることにより、いわゆる「片道利用」や「乗り捨て」が可能となります。

 スマートフォン等の専用アプリから予約し、利用料の支払いはキャッシュレスで行う新たな交通手段であります。

 当市におきましては、「上田市スマートシティ化推進計画」の取組の一環として、シェアサイクルを活用した社会実験を行い、市民や観光客のニーズを探りながら、二次交通の補完やゼロカーボンに向けた事業展開を図りたいと考えております。

 この社会実験は先般、官民連携により設立した「上田地域シェアサイクル活用推進協議会」が事業主体を担っています。さらには、長野県や信州地域デザインセンターの協力をいただきながら千曲市と連携し、「上田市・千曲市広域シェアサイクル社会実験」と銘打って実施するものでございます。

 社会実験の期間は、今年度から令和5年度までの3か年としており、今年度は7月1日から12月19日までの約半年間を予定しております。

 上田市におけるサイクルポートの場所や利用方法等の詳細は、お手元のパンフレットをご覧いただければと思います。

 また、先ほどプレスリリースを行いましたが、初日となります7月1日には、上田城跡公園において「出発式」を行う予定でございます。報道機関の皆様には、取材していただきますようお願い申し上げます。

5.サテライト市長室の実施について

 最後の4点目ですが、「サテライト市長室の実施」でございます。

 この取組は、例年、市内各地域を私自ら訪れ、地域住民の皆様との意見交換や地域の実情把握を行い、市政運営に生かすために実施しております。

 今年度は6月30日(水曜日)の城南公民館を皮切りに、丸子・真田・武石地域、豊殿・塩田・川西地域の各地域自治センター及び中央・西部公民館の計9会場で実施を予定しております。

 新型コロナウイルス感染症に関して十分な感染防止対策を行った上で、住民自治組織など地域住民の皆さんとの懇談や現地視察を行ってまいります。

 皆様からお寄せいただく貴重なご意見等を、今後の行政運営に生かしてまいりますのでよろしくお願いいたします。

 私からは以上です。