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令和3年8月23日定例記者会見内容

更新日:2021年8月23日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 条例案について
  3. 決算・予算について
  4. 事件決議案について

1.市長冒頭のあいさつ

​​ 報道機関の皆様には、19日の臨時記者会見に続いての御案内となりましたが、お集まりいただきありがとうございます。

 本日は、8月30日に招集を予定しております9月市議会定例会に提案する議案について説明させていただきます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、19日の臨時記者会見で申し上げましたとおり、県内に医療非常事態宣言が発出されるなど、依然として予断を許さない状況が続いております。

 引き続き、市民の皆様には感染予防対策の徹底をお願いするとともに、自らの、そして大切な人の命と暮らしを守るため、感染しない、他者に感染させない、感染を広げないという強い思いを共有いただき、感染対策に御協力いただきますようお願い申し上げます。

 次に、停滞する前線や低気圧等の影響による局所的な豪雨により、全国各地で河川の氾濫や土砂災害などの大規模災害が相次いで発生しており、県内でも岡谷市で大雨による土石流が住宅を直撃し尊い生命が失われました。

 一方、上田市におきましても、依田川で護岸の一部が崩落したほか、市内各所で土砂崩れ等により市道や林道、農地などに被害が発生いたしました。災害の対応に御協力いただいた皆様に深く感謝いたしますとともに、引き続き関係機関や地元関係者と連携を図りながら、被災箇所の一刻も早い復旧に向け鋭意努めてまいります。

 それでは、改めて9月市議会定例会に提案する議案について申し上げます。今回提案いたします案件は条例案が2件、決算認定が13件、予算案が2件、事件決議案が1件の合計18件であります。

2.条例案について​

 それでは条例案から申し上げます。資料の1ページ目を御覧ください。

 (1)の「上田市営住宅等に関する条例中一部改正について」は、本条例で引用している、日本の木材自給率向上などを目的とした「公共建築物等における木材の利用の促進に関する法律」について、脱炭素社会の実現が目的に加わったことに伴い、法律の名称が「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用の促進に関する法律」に改まることから所要の改正を行うものであります。

 また、(2)の「上田市体育施設条例中一部改正について」は、自然運動公園総合体育館耐震化及び大規模改修工事の実施にあたり、競技場及び観客席に新たに冷暖房設備を整備したことに伴い、施設の使用料に冷暖房使用料を追加するため改正を行うものであります。

 体育館の再開は10月を予定しておりますが、この新装した体育館で市民の皆様が安全で快適な環境でスポーツや健康づくりに取り組んでいただくとともに、各種大会やV2リーグに参戦されているルートインホテルズ女子バレーボール部ブリリアントアリーズのホームコートとして大いに利用していただき、皆様から親しまれる施設を目指してまいります。

 条例案については以上です。

3.決算・予算について​

(1)令和2年度決算概要について

 次に「決算・予算について」です。今定例会には、令和2年度決算認定の議案を提案いたしますことから、まず、一般会計及び特別会計等の決算概要について申し上げます。

 一般会計歳入総額は961億3,585万円余、前年度比較で34.8%の増となり、歳出総額は942億6,651万円余、前年度比較で36.3%の増となりました。

 また、本年度へ繰り越すべき財源を除いた実質収支は、13億5,206万円余の黒字決算となりました。

 なお、令和2年度の歳出総額は前年度比較で251億2,730万円余の増となりましたが、これは総務費におきまして、新型コロナウイルス感染症緊急経済対策による特別定額給付金の実施や市庁舎改修・改築事業費などの増加により前年度と比べ36.3%の伸びとなりました。

 次に、特別会計7会計はいずれも黒字、若しくは歳入歳出同額の決算となりました。特別会計全体で、歳入総額は338億1,113万円余、歳出総額は326億3,565万円余となり、差し引き11億7,547万円余の黒字決算となりました。

 次に、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による健全化判断比率及び公営企業における資金不足比率について申し上げます。

 現時点では速報値による暫定数値ですが、財政の健全性を示す四つの財政指標のうち「実質公債費比率」は前年度に比べて0.1ポイント低下し、5.3%となり、早期健全化基準である25%を大きく下回っております。

 「将来負担比率」は36.4%と前年度の決算数値を7.5ポイント上回る結果となりましたが、こちらも早期健全化基準である350%を大きく下回っております。

 なお、残りの二つの「実質赤字比率」及び「連結実質赤字比率」は黒字での決算となったことから該当はありません。

 また、公営企業の健全化を判断する「資金不足比率」につきましても全ての会計で該当はありませんでした。

(2)9月補正予算の概要について

ア 予算規模等について

 次に9月補正予算の概要について、予算規模等について申し上げます。

 今回の9月補正予算でありますが、一般会計補正予算第6号につきましては6月補正予算編成以降に必要が生じた諸事業についての関係経費の計上です。

 この補正予算により、一般会計の予算規模は724億7,800万円余となります。これは前年度同時期の予算額と比較して26.1%の減となっています。

 また、企業会計におきましては、公共下水道事業会計で公共下水道施設運転維持管理業務委託にかかる債務負担行為の計上となります。

イ 補正予算の特徴について

 次に、補正予算の特徴的なものについて申し上げます。

 はじめに、新型コロナウイルス感染症経済対策として、営業に影響を受けている市内中小企業のため消費喚起応援事業に係る経費を計上しました。これは、市内三商工団体と連携し、ワクチン接種終了後の12月から3か月間、スマートフォンのアプリを利用したデジタルチケットを総額2億円分発行するものです。

 また、スキー場の誘客促進を図るため、市内索道事業者が実施するスキー場のリフト券割引事業に対して補助を行います。

 二つ目としまして、有機物リサイクル施設整備を進めるための調査経費を計上しました。これは、循環型社会形成のための有機物リサイクル施設を陣場地区の畜産団地跡地を候補地として整備するための調査経費を計上したものです。

 三つ目としまして、市民生活に密着した生活関連道路等の整備事業に係る経費を追加計上いたしました。

 四つ目は、7月2日の大雨災害に伴う災害復旧事業として、農地・農業用施設及び林道の復旧工事費を計上いたしました。

 最後に、上田城跡整備事業の一環として、旧市民会館跡地に「武者だまり」を整備するため、建物の解体方法や廃材の搬出経路等を検討するための予備調査の委託費を計上いたしました。この整備に着手することにより、櫓の復元的整備に向けてのスタートとなります。

 決算・予算については以上です。

4.事件決議案について

 次に事件決議案について申し上げます。

 上田古戦場公園テニスコート整備事業に係る用地を取得するにあたり、議会の議決を求めるものです。

 以上、提案する議案の概要について申し上げました。

 詳細につきましては、担当者から説明させますのでよろしくお願いします。