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令和4年1月11日定例記者会見内容

更新日:2022年1月11日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症について
  3. 1月市議会臨時会に提案する議案について
  4. スマートシティ化推進フォーラムについて
  5. 年頭にあたっての所感

1.市長冒頭のあいさつ

 報道機関の皆様には、お忙しい中お集まりをいただきまして誠にありがとうございます。
さる9日、コロナ禍の中、上田市成人式を2年ぶりに市内7か所の会場で開催することができました。未来ある若者をお祝いすることができ、大変うれしく思っています。
 将来を担う皆様の今後益々のご活躍を期待しております。また、関係者の方々のご協力に感謝を申し上げます。
 さて、本日の記者会見では、「新型コロナウイルス感染症について」「1月市議会臨時会に提案する議案について」など触れてまいります。

2.新型コロナウイルス感染症について

​​ まずはじめに、新型コロナウイルス感染症について申し上げます。
 既に報道もされているところですが、県内においても、年明けから新型コロナウイルス感染症の新規陽性者が爆発的に増えており、連日、100人を超す経験したことのない状況となっています。
 また、全国的に見ましても同様の傾向が見られ、一部の地域では、「まん延防止等重点措置」が適用されるなど、「オミクロン株」が原因と考えざるを得ないと思いますが、「第5波」の時とは異なる様相で、新たな局面に入っているものと言えると思います。
 一方、県内でも、6つの圏域で感染警戒レベルが3に、4つの圏域でレベル4の特別警報1が、また、4つの自治体でレベル5の「特別警報2」が発令され、注意が促されています。
 上田圏域におきましては、これまでのところ新規陽性者の爆発的な増加は見られていない状況ですが、こうした感染者数の増減については、その数に一喜一憂をするのではなく、既に感染拡大地域と同じであるとの認識を持って行動することが大切ではないかと思います。
 今回、懸念されている「オミクロン株」は、感染性・伝播性が高いとされ、症状が軽いケースから感染を拡大させることが、今の増加スピードの速さの一因とされています。
 こうしたことからも、少しでも体調に異変を感じた場合は、無理をせず出勤等の外出や人との接触を避け、速やかにかかりつけ医等の医療機関へ相談してください。
 また、感染の不安を感じる無症状の方につきましては、現在、長野県が実施しています、無料のPCR等の検査を薬局等で利用することができます。
  現在、上田市内では6つの薬局で実施さていますので、心配な方はご利用をお願いいたします。詳細は、長野県のホームページをご覧いただければと思いますが、検査キットの在庫状況等により、検査を受けられない場合がありますので、あらかじめ事業者に検査日時などをご相談いただければと思います。
 なお、こちらの検査をご利用されて、万一、検査結果が陽性となった場合は、速やかに、電話でかかりつけ医等身近な医療機関に相談していただくようお願いいたします。
 これからの時期は受験を控えている方も多いと思いますが、年度末に向けて大切な時期に差し掛かってきますので、これ以上、社会生活に影響を与えることは避けなければなりませんし、医療提供体制も守らなければなりません。
 「オミクロン株」は感染力が強いことからも、これまでの感染予防対策をより一層確実に行う必要があります。新規陽性者数に捉われることなく、正しく恐れて、正しい感染対策の徹底をお願いしたいと思います。
 こうした中、過日、1月4日付のプレスリリースでもご連絡させていただきましたが、65歳以上の高齢者に対する新型コロナワクチンの追加接種につきましては、地元医師会及び各医療機関の御理解、御協力のもと、2月1日から接種を開始することといたしました。
 市といたしましては、昨年8月1日までに2回目接種をされたすべての方が、3月中旬には追加接種を終えられるよう体制を整えてまいります。
 市民の皆さまにおかれましては、その時選択できるワクチンの種類や接種会場での速やかな接種について、ご理解・ご協力いただきますようお願いいたします。

3.1月市議会臨時会に提案する議案について

 続きまして、1月14日に招集を予定しております、1月市議会臨時会に提案する議案について説明させていただきます。
 今回、臨時会を開催することといたしましたのは、新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、生活・暮らしの支援や経済対策を早期に実施する必要があることから、これらに係る補正予算について御審議いただくためであります。
 臨時会に提案いたします案件は、予算案が1件であります。

(1)一般会計補正予算(第12号)の概要について

ア 予算規模等について

 今回の補正により、一般会計の予算規模は785億3,297万円となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して20.4パーセントの減となっています。

イ 補正予算に計上した主な事業について

 それでは、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。
 新型コロナウイルス感染症の影響が長期化する中、様々な困難に直面した方々が速やかに生活・暮らしの支援を受けられるよう、住民税非課税世帯や感染症拡大の影響により家計が急変した世帯を対象に、1世帯当たり10万円の給付を行う臨時特別給付金事業を実施いたします。
 対象世帯は、2万2千世帯を見込んでおり、非課税世帯に対してはプッシュ型で給付するため、確認書等を1月下旬から2月上旬に発送する予定です。これに併せて、家計急変世帯に対しては、窓口等での申請受付を開始する予定であります。
 市民の皆様に対しましては、制度内容や手続方法についてホームページや広報等で丁寧に周知を図り、迅速な給付ができるよう取り組んでまいります。
 次に、消費を喚起し中小企業を応援することを目的に市内3商工団体と12月から実施しております、スマートフォンアプリを活用した「消費喚起応援事業」につきましては、年末年始にかけて多くの市民の皆様に御利用いただきました。
 この事業は、アプリから1万円の割引チケットを受け取り、市内約800の登録店舗において利用することができるものです。現在、アプリダウンロード数は約4万9千件となり、すでに、当初見込んでいた予算の半分である1億円を超える利用をいただいております。
 市民の皆様、中小企業の皆様から大変好評をいただいておりますことから、引き続き、市内店舗の売り上げ回復を応援するため、割引チケットの追加発行に係る経費を計上しております。
 以上、提案する議案の概要について申し上げました。

4.スマートシティ化推進フォーラムについて

 続きまして、「上田市スマートシティ化推進フォーラム」について申し上げます。
 既に12月20日付のプレスリリースでもお知らせをいたしましたが、来月2月3日(木曜日)13時30分からサントミューゼ小ホールにおきまして「上田市スマートシティ化推進フォーラム」を開催いたします。
 このフォーラムは、上田市が進めているスマートシティ化の取組を深化させ、また、一層の機運醸成を図るために、先進自治体の事例や全国的な動向を学ぶとともに、現在着手している実証実験の取組の情報を発信し、また企業間の交流や連携を促進する場として企画いたしました。
 基調講演を2講演予定しております。詳細につきましては、お手元の資料をご覧ください。
 また、上田市が現在進めている実証実験の取組についてプロジェクトチームからの研究報告があるほか、別会場にパートナー企業等の展示ブースも設置いたします。
 基調講演や実証実験の研究報告につきましては、ユーチューブライブによる同時配信も行う「ハイブリット方式」で開催します。
 12月20日から受付を開始しましたが、現在、パートナー企業・団体の皆様をはじめ、市内外の企業・団体の皆様、市民の皆様などから会場参加、Web参加、共に申し込みをいただいております。
 コロナウイルス感染症の状況によって、Web開催のみに切り替える場合もありますが、募集期間は今月1月20日(木曜日)までとなっておりますので、報道の皆様には当日の取材と合わせて開催のお知らせをいただければ幸いです。

5.年頭にあたっての所感

 新年を迎えて最初の定例記者会見でありますので、令和4年の市政の展望等について申し上げます。

(1)資源循環型施設建設に向けた取組

 初めに、資源循環型施設建設に向けた取組についてであります。
 資源循環型施設建設につきましては、昨年、環境影響評価の最初の手続きである「配慮書」について、住民説明会等を経て手続きを完了し、次の手続きである「方法書」の作成に着手しております。
 今後も、地域住民の皆様のご理解をいただくよう信頼関係を築きながら、建設計画の前進に向けて着実に取り組んでまいります。
 市民の皆様には、市全体の課題として関心を深めていただくとともに、引き続きごみの減量、再資源化にご協力をお願いいたします。

(2)ゼロカーボンシティうえだの実現に向けて

 次に、ゼロカーボンシティうえだの実現に向けた取組について申し上げます。
 市では昨年2月、「上田市気候非常事態宣言」を表明し、「地球温暖化対策地域推進計画」を策定するとともに、11月には「ゼロカーボンシティ推進本部」を立ち上げ、2050年までに二酸化炭素排出量実質ゼロをめざし全庁体制で施策を推進しております。
 20年、30年先の未来を見据え、脱炭素社会・ゼロカーボンシティの実現をめざし、市民や事業者の皆様の協力をいただきながら、美しい地球、そして上田市を次の世代に確実につないでいけるよう部局を横断して取り組んでまいります。

(3)スマートシティ化の推進

 最後に、スマートシティ化の推進についてであります。
 市では、令和3年度から第二次上田市総合計画「後期まちづくり計画」がスタートし、新たに「子育て支援」と「最先端技術活用」を重点プロジェクトに位置付けました。
 特に、最先端技術活用につきましては、「上田市スマートシティ化推進計画」を策定し、ICTやデジタルツールを活用して、市民サービスの向上や行政事務の効率化を目指すとともに、各種実証実験を開始するなど施策を展開しております。
 本計画の推進に向けて一層の官民連携を図るとともに、市民の皆様のご協力をいただく中で、さらに取組を深めてまいりたいと考えております。

(4)結びに

 結びに、前段でも申し上げましたが、新型コロナワクチンの3回目の追加接種をはじめ、本年も市民の皆様の命と暮らしを守るため、新型コロナに対する取組が市政の中心的な課題となってまいります。
 3月には、市長選挙・市議会議員選挙が行われますが、ウィズ・コロナ、アフター・コロナを見据え、市民の皆様と共にこの難局を乗り越え、希望が広がる一年となるよう市政推進に力を尽くしてまいりますので、本年もよろしくお願いいたします。
 私からは以上です。