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令和4年1月31日定例記者会見内容

更新日:2022年1月31日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 新型コロナウイルス感染症について
  3. 3月市議会定例会について

1.市長冒頭のあいさつ

 報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。

2.新型コロナウイルス感染症について

​​ はじめに、新型コロナウイルス感染症につきましては、第6波により市内でも新規陽性者が過去に例を見ないスピードで増加しており、特に幼い子どもを含めた若年層の感染が急拡大し、併せて家庭内感染による増加も顕著となっています。こうした中、今月に入り職員の陽性も複数判明しております。感染防止のため、職場や周辺の共有部分等は徹底的に消毒し、業務に支障が生じないよう対応いたしました。
 日ごろから感染予防を徹底しているところですが、大変ご心配をおかけいたしております。職員には、改めて感染予防の徹底を指示いたしました。
 1月27日には、県内全域に「まん延防止等重点措置」が適用されたところでありますが、先週の記者会見でも申し上げましたとおり、市民の皆様には改めて、マスクや手洗いなどの基本的な感染対策を徹底していただき、ご自身や周りの方、地域を守るために御協力をお願いします。
 またこの度、上田市といたしまして、保健所と連携する中で、ご自宅で療養される方に対しまして食料品等の支援物資をお届けする事業を開始いたします。
お手元に資料を配布しておりますが、現在、自宅療養者へは長野県から生活必需品が届くシステムになっておりますが、ご自宅での療養を余儀なくされる方が非常に多くなってきておりますので、上田市としましても外出が制限される中で、県からの物資が届くまでの間をサポートするため、レトルト食品等を希望する方にお届けするものであります。
 対象者としては、自宅療養者のうち、独居者など同居家族等による支援を受けることが難しい方を想定しております。
 市としましても、療養される方が一日も早くお元気になっていただくよう、きめ細やかな支援を行ってまいります。
 さらに、明日、2月1日からは一般の65歳以上の方の追加接種が始まります。
 これまで、医療従事者等の皆さまへの接種を進めて参りましたが、地元医師会等関係機関の皆さまのご協力をいただきながら体制を整え、また、予約を承ってきました。
 事前に、予約について市で指定する方法をご希望されるかどうかについて、アンケートを取らせていただくなど、市民の皆さまにもご協力いただく中で予約も混乱することなく順調に進んできております。
 また、65歳以上の皆さまへの接種券の発送も概ね終えております。
 お手元に接種券が届きましたら、コールセンターやWeb予約サイトでご予約いただけますので、ワクチンの種類を選ばなければ比較的早期の接種が可能となっておりますので、できるだけ速やかな接種にご協力いただきますようよろしくお願いいたします。
 市といたしましても、一日も早い感染収束を迎えることができますよう、ワクチン接種をはじめ感染対策を全力で取り組んでまいりますので御理解、御協力をお願いします。

3.3月市議会定例会について​

 それでは、2月7日に招集を予定しております3月市議会定例会に提案する議案について説明させていただきます。
 今回提案いたします案件は、条例案が6件、予算案が17件、事件決議案が5件の計28件であります。 

(1)条例案について

 まず、条例案から申し上げます。
 今定例会においては条例案6件の提案を予定しておりますが、私からは議案第3号「上田市積立基金条例及び上田市特別会計条例の一部を改正する条例」、議案第7号「上田市特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び上田市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例」の一部改正について申し上げます。
 はじめに、議案第3号「上田市積立基金条例及び上田市特別会計条例の一部を改正する条例」につきましては、「同和対策事業特別措置法」に基づいて実施してきました「同和地区住宅新築資金等貸付事業」において、令和3年度末に住宅貸付の約定償還期限を迎えるとともに市債の償還が完了します。
 市債の償還金に充てるために設置しておりました上田市同和地区住宅新築資金等基金及び上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計につきまして、令和3年度をもって不要となりますことから、いずれも廃止するための改正を行うものであります。
 なお、この事業に係る残りの事務は、滞納分の債権回収のみとなります。
 また、基金及び特別会計における残余金等につきましては、一般会計において処理するものとし、引き続き令和4年度から施行される「上田市債権管理条例」に基づき滞納分の債権回収等に努めてまいります。
 続いて、議案第7号「上田市特別職の職員等の給与並びに旅費及び費用弁償に関する条例及び上田市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例」の一部改正について申し上げます。
 近年、頻発する豪雨災害などにより全国各地で河川の氾濫や土砂災害などの大規模災害が相次いで発生し、上田市においても毎年、大雨等による土砂崩れなど、市内各地の市道や林道、農地などに被害が発生している状況であります。
 このような災害時には、多くの消防団員が即時に出動し献身的に災害防除活動や住民の避難誘導、救出、救助に当たっていただいておりますが、ここ数年、少子化や若年層の就労環境、また意識の変化から消防団員の減少が著しく、今後の災害対応が危惧される状況となっております。
 このような状況を改善するため、消防団員の処遇改善などについて上田市消防委員会へ諮問を行い、消防団員の年額報酬の額や出動報酬の創設、また、地域の実情に合わせた団員定数の見直しなどについて慎重に審議していただき、昨年12月21日に答申をいただきました。
 この答申を踏まえ、消防団員の報酬につきましては、国の基準より低い額になっている部長以下の階級の年額報酬を増額し、更に出動実態に合わせた出動報酬を新たに設けることとし、また、条例に定める消防団員の定数につきましては減少傾向にあるという実態を考慮しつつ、将来を見据えた適正な定数としていくために、いずれも所要の改正を行うものであります。
 条例案については以上です。

(2)予算案について

令和4年度当初予算の概要について
ア 予算規模について

 次に、上田市の令和4年度当初予算について申し上げます。
 まず、予算編成の基本的な考え方であります。
 令和4年度は、「第二次上田市総合計画・後期まちづくり計画」の2年目の年であり、総合計画に掲げる将来都市像を具体化するための施策展開を念頭に置き、市政の重点課題として六つの「重点分野」を設定し、これを具体化する事業に重点的に財源配分を行いました。
 歳入につきましては、令和4年度の国の税収見通しは13.5%増を見込んでおり、地方財政計画においても、地方の一般財源総額は確保され、地方税は8.3%増を見込んでいることから、市税全体では令和3年度から18億円余増の215億円余を予算計上いたしました。
 なお、歳出関係の具体的な内容につきましては後ほど申し上げます。
 次に、令和4年度当初予算の予算規模でありますが、まず、一般会計においては、当初予算額684億1,300万円となり、前年度の当初予算額と比較して1.4%の減となっています。
 特別会計は6会計で、総額345億9,399万円余となりました。
 先ほど条例案でも申し上げましたとおり、令和3年度をもって上田市同和地区住宅新築資金等貸付事業特別会計を廃止することになりましたが、後期高齢者医療事業特別会計の後期高齢者医療広域連合納付金の増などから前年度の当初予算と比較して1.6%の増となっています。
 企業会計は5会計で、総額183億7,391万円余となりました。前年度の当初予算と比較して3.0%の減となっています。公共下水道事業会計における建設改良費の減額により予算規模が縮小しております。

イ 令和4年度当初予算の特徴について

 次に、令和4年度当初予算の特徴について申し上げます。
 先ほども申し上げましたが、当初予算には総合計画に掲げる将来都市像を具体化するための施策展開を念頭に置き、市政の重点課題として六つの「重点分野」を設定し、これを具体化する事業に重点的に財源配分を行っております。加えて、この3月に市長選挙及び市議会議員選挙を控え、政策判断を要する新規事業は原則補正予算対応としましたが、新型コロナウイルス感染の長期化を踏まえ、生活支援や地域経済の下支えなど、国の施策に積極的に呼応した事業に最大限配慮し予算編成を行っております。
 主な事業については、資料に記載のとおりでありますが、この中から新規あるいは充実した事業について何点か申し上げます。
 まず、「市民が主役のまちづくり、地方創生・個性ある地域づくりの推進」についてであります。
 「マイナンバーカード交付事業」におきましては、マイナンバーカードが行政手続きのオンライン化・デジタル化の基盤となるため、国が令和4年度末に全国民の取得を目指していることから申請促進の取組を進めてまいります。
 「上田城跡整備事業」におきましては、歴史的・文化的遺産である上田城跡の整備に係る経費を計上いたしました。これは上田城跡の武者だまり及び櫓復元に向け、発掘調査や市民会館解体等を進めるための経費の計上です。
 また、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に木曽義仲が登場することを契機とした「信州丸子義仲関連事業」におきましては、ドラマ出演者によるイベントや木曽義仲挙兵武者行列を民間と協働開催してまいります。
 次に、「自然環境保全と循環型社会形成及び地球温暖化対策」についてであります。
 市ではゼロカーボンシティの実現に向けて、地域の自然的・社会的特性を活かした再生可能エネルギーの導入促進や省エネの推進施策の展開のため、今までの太陽光発電・太陽熱利用・蓄電設備に係る設備の導入補助等に加え、新たに断熱改修及び「V2Hシステム」に対する補助を地球温暖化対策設備設置費補助金として計上いたしました。
 また、陣馬地区において、生ごみを堆肥化し、生ごみの減量と施設周辺の農業に活用するための有機物リサイクル施設建設に向けた調査費用等を計上いたしました。
 次に、「安全・安心に暮らせるまちづくりの整備」についてであります。
 県が管理する河川の浸水想定区域の図の見直しに伴い、防災・減災対策の取組として市のハザードマップを更新します。
 また、旧本庁舎の解体・外構工事と南庁舎の改修を進め、市民がアクセスのしやすい庁舎の改修・改築・解体工事を進めてまいります。
 さらに、消防団員数が減少していることや、災害が多発化・激甚化する中、消防団員の負担が増加していることを踏まえ、消防団員報酬の引き上げと災害時の出動報酬を支給することで消防団員の処遇改善を図り、地域防災力の充実強化を図ってまいります。
 次に、「産業振興と経済の活性化」についてであります。
 コロナ禍で社会を取り巻く環境が変化し、テレワークが急速に拡大・浸透している状況を踏まえ、その需要の取り込みと企業の利用促進を図るため上田市技術研修センターを新たなテレワーク拠点として展開してまいります。
 また、塩田の館において今後の施設のあり方・方向性を検討するため、公共施設等の暫定利用を希望する民間事業者を募集し、一定期間実際に使用してもらい、公共施設等の持つポテンシャルや魅力を最大限に引き出すとともに施設の効果的な利活用の方法を探る「トライアル・サウンディング」を実施します。
 次に、「健幸が実感できる上田の実現に向けた健康・福祉の増進」についてであります。
 追加の新型コロナワクチン接種をはじめ、更なる感染拡大防止に向けた施策等について、国の臨時交付金を活用しながら柔軟かつ機動的に対応してまいります。
 また、子宮頸がん予防ワクチンについて、新年度からは12歳から16歳の女子に対してワクチン接種の個別勧奨を実施していく予定です。
 最後に、「子ども・子育て・教育支援、未来を担う人づくり」についてであります。
 教育環境の整備として、施設の老朽化が進む中、子どもたちの安全・安心を確保するため、第五中学校改築事業の実施設計および仮設校舎の建設を進めてまいります。また、私立幼稚園の認定こども園に移行することに伴う施設整備への補助、上田古戦場公園テニスコートの整備を進めてまいります。
 以上、重点6分野の主な施策・事業について申し上げました。

令和3年度補正予算(第13号)について

 次に、令和3年度3月補正予算の概要について申し上げます。
 今回の補正は、12月以降必要が生じた事務事業経費の調整や国の補正予算(第1号)に伴う事業費の計上、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用した事業など令和3年度執行見込みに伴う事業費及び財源の調整について、一般会計、国民健康保険事業特別会計及び上下水道事業等の三つの企業会計において補正予算を提案いたします。
 予算案等については以上です。

(3)事件決議案について

 次に、事件決議案につきまして申し上げます。
 老朽化が著しい第二学校給食センターにつきましては、これまで、改築事業用地の取得、施設の設計などが完了し、建物本体工事の業者選定を行ったところであります。
 引き続き、建築主体工事をはじめ、機械設備工事や電気設備工事に着手するため、これらに係る3件の契約締結について議案を提案いたしました。
 今後につきましても、子どもたちに安全安心な学校給食を安定的に提供できるよう、令和5年度2学期の施設稼働に向け改築事業を着実に進めてまいります。
 事件決議案につきましては、このほか南庁舎改修建築主体工事請負変更契約など、合計5件の提案を予定しております。
 私からの説明は以上となります。
 議案の詳細につきましては、それぞれ担当者から説明いたしますのでよろしくお願いします。