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令和4年5月30日定例記者会見内容

更新日:2022年5月31日更新
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目次

  1. 市長冒頭のあいさつ
  2. 6月市議会定例会に提案する議案について
  3. 「SDGs未来都市」の選定について
  4. 南庁舎への移転と執務開始について
  5. 4回目の新型コロナワクチン接種について
  6. 「上田市人生100年時代をより良く生きる健康づくり条例」スタートアップ事業について
  7. 夏祭りの開催について

1.市長冒頭のあいさつ

 報道機関の皆様には、お集まりいただき感謝申し上げます。
 本日の記者会見では、「6月市議会定例会に提案する議案について」御説明させていただくほか、「『SDGs未来都市』の選定について」などに触れてまいります。

2.6月市議会定例会に提案する議案について

 はじめに、6月6日に招集を予定しております6月市議会定例会に提案する議案について申し上げます。
今回提案いたします案件は、予算案が1件、事件決議案が3件、報告案件が12件の合計16件であります。

(1)予算案について

予算規模について

 それでは、令和4年度6月補正予算の概要について申し上げます。
 今回の補正予算は、令和4年度当初予算編成を骨格予算編成としたため、政策判断を必要とする新規施策等の経費の肉付けを行うとともに、国のコロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」を踏まえ、編成を行いました。
 また、当初予算編成後の諸事情により予算化の必要が生じた新規の事務事業経費の計上、国・県補助等の内示に伴う事業費及び財源の調整を行ったところであります。
 今回の補正により、一般会計の予算規模は712億3,318万円余となりました。これは、前年度同時期の予算額と比較して0.3パーセントの減となっています。

補正予算に計上した主な事業について

 次に、補正予算に計上した主な事業について申し上げます。
 はじめに、地方創生に関する取組として、上田市の魅力の発信や移住等に関する幅広い相談を市民目線で行う体制を構築する「オンライン交流サイト等運営事業」を立ち上げ実施してまいります。また、市内中小企業が行う生産性向上と温室効果ガス削減を目的とした設備投資を支援する「生産性向上投資促進事業」や、企業誘致等につながるワーケーション需要を取り込むことを目的とした「企業誘致型ワーケーション推進事業」などにより、産業振興と地域経済の活性化に取り組んでまいります。
 2つめとして、デジタルを活用した地域の課題解決に向けた取組として、デジタル田園都市国家構想推進交付金を活用して、市内公共交通の確保・維持・活性化を目的とした「公共交通キャッシュレス化推進事業」、デジタル技術を活用した窓口サービス等の利便性の向上として、転入届の記入が不要となる「異動受付支援システム整備事業」、効率的な保育所の運営また保護者の満足度の向上に向けた「公立保育園等業務ICT化事業」などを実施してまいります。
 3つ目として、新型コロナウイルス感染症対策事業として、障害福祉サービス事業所・介護サービス事業所が行う既存水栓の自動水栓化に要する改修経費を補助するほか、技術研修センターの手洗い器等の非接触化工事や、地域子育て拠点施設等の感染症対策物品の購入に要する経費の予算計上をいたしました。
最後に、ウクライナ情勢や円安の進行による原油や原材料の高騰に直面する事業者の経済活動や市民生活の支援として、市独自の消費喚起キャンペーンとして、第4弾となる「消費喚起応援事業」を実施いたします。また、食材の高騰が続く中においても、これまでどおりの栄養バランスや量を保った学校給食を実施できるよう、臨時的な措置として、食材高騰分を公費で負担する「学校給食負担軽減事業」を実施して、子育て世代の支援を行ってまいります。
 予算案については以上です。

(2)事件決議案について

 次に、事件決議案につきましては、市道関係議案など、資料に記載してあります3件の提案を予定しております。

(3)報告案件について

 最後に報告案件については、専決処分した案件といたしまして、国が、人事院の意見の申出等に基づき、令和4年4月1日から非常勤職員の育児休業等の取得要件を緩和することに伴い「上田市職員の育児休業等に関する条例」の改正のほか、令和4年度税制改正に伴う地方税法等の改正による「上田市税条例」など条例改正4件と、主に予算の最終調整を内容とする「令和3年度一般会計補正予算」など8会計の補正予算の合計12件について、議会に報告いたします。
 以上、提案する議案の概要について申し上げました。

3.「SDGs未来都市」の選定について

 次に、「SDGs未来都市」の選定について申し上げます。
 既に報道等もされておりますが、今年2月に申請を行っていました「SDGs未来都市」選定に係る提案申請につきまして、内閣府の「自治体SDGs推進評価・調査検討会」における検討・評価の結果、上田市が、令和4年度「SDGs未来都市」として選定されることとなり、5月20日、都内におきまして、野田地方創生担当大臣から「SDGs未来都市」選定証が授与されました。
 「SDGs未来都市」は、2030年に向け、持続可能な社会の実現のため、「経済」「社会」「環境」の三側面の取組を行う自治体のうち、優れたSDGsの取組を提案する地方自治体に対して授与されるもので、2018年から7年間で210の都市が選定される予定であり、今回は、全国で30の都市が選定されました。
 長野県内では、長野県(H30年度)、大町市(R2年度)、長野市(R3年度)、伊那市(R3年度)の4団体が既に選定されており、上田市は、県内では5番目の選定となり、今回は、根羽村も同時に選定されましたことから、県内では6都市が「SDGs未来都市」となっております。
 次に、SDGsの取組について概略説明させていただきます。
 市では、今年2月の申請に当たり、2030年に目指すべき将来像を、『「ひと笑顔あふれ 未来に輝く健幸都市」の創造』とし、第二次上田市総合計画後期まちづくり計画に掲げる市の将来像と同一のものとして、「SDGs未来都市」の提案申請書を作成することといたしました。さらに、市の具体的事業計画である「実施計画」に位置付けられる事業のうち、デジタル技術の導入促進や、ゼロカーボンに関する取組を中心に、「経済」「社会」「環境」の三側面の分野における取組とこれら3つの分野をつなぐ統合的取組を選定したものをまとめ、提案申請を行いました。
 具体的な事業等については、配布しました資料をご覧ください。
 今回、これらの提案申請が評価され「SDGs未来都市」として選定されたことに伴い、提案申請の内容に基づき、今後3年間の計画である「SDGs未来都市計画」を策定し、その後は毎年、評価・検証を行い、進捗管理を行ってまいります。
 「SDGs未来都市」の取組については、行政だけではなく市民の皆様や企業の皆様など、多様なステークホルダー(関係者)の皆様との連携・協働がなければ達成できないものであります。
 今後、市としてもあらゆる機会を通じて、市民の皆様と「SDGs」の理念の共有を図る中で、共に持続可能な上田市をつくりあげてまいります。

4.南庁舎への移転と執務開始について

 次に、南庁舎への移転と執務開始についてであります。
 南庁舎の大規模改修につきましては、4月中旬に工事が完了し、週末を利用して教育委員会や農林部等の移転を進め、先週の5月23日から南庁舎全館において執務が開始されました。
 特に、教育委員会においては、平成6年に本庁舎から独立庁舎へ移転して以来、28年ぶりの南庁舎での執務となります。
 様々な窓口機能が市役所庁舎内に集約され、南庁舎と本庁舎が連結棟でつながったことからも、市民の皆様へこれまで以上に行政サービスを効率的に提供できるようになり、市民サービスや利便性の向上が図られたものと考えます。
 現在は、旧庁舎の地下部分の解体・改修工事が行われており、今後は、駐車場整備や外構工事が進められ、駐車場が完成する令和4年度末までの間、市民の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、何とぞ御理解と御協力をお願いします。

5.4回目の新型コロナワクチン接種について

 次に、新型コロナワクチンの追加接種、いわゆる4回目の接種についてであります。
 4回目のワクチン接種につきましては、過日、関係法令等が改正され、60歳以上の方や18歳以上で基礎疾患があるなど重症化リスクが高い方を対象とし、5月25日から開始できることとなりました。
 この4回目の接種ですが、市では、3回目を終えた60歳以上の方を約5万人、18歳以上60歳未満の基礎疾患等がある方で4回目の接種を希望される方を約1万4千人、合計約6万4千人を対象者と見込んでいるところです。
 また、接種券の発送については、3回目の接種から概ね5か月を目途に郵送する予定としていますが、60歳以上の方へは、接種券の発送前に接種日時等の決定方法について、往復はがきによるアンケートをお願いしているところであります。
 なお、接種の開始時期ですが、一般の60歳以上の方につきましては、7月1日からの接種を予定しており、地元医師会等のご協力を得ながら、現在、会場等鋭意調整をしているところであります。
 詳細が決まり次第、お知らせしてまいりますのでよろしくお願いします。
 また、1・2回目の初回接種、3回目の追加接種につきましても、引き続きご予約を受け付けております。
 3回目の接種につきましては、現在、約6割の方に接種いただいているところですが、上田市においても年齢が下がるにつれ接種率が低くなっている状況です。
 ワクチン接種により、発症や重症化予防に効果があるとされておりますので、3回目接種につきましても積極的な接種をご検討いただければと思います。
 今後も、引き続き基本的な感染対策を行っていただく一方で、社会経済活動も再開させながら、一日も早い穏やかな日常を取り戻したいと思っておりますので、市民の皆様のお一人おひとりのご協力をお願いいたします。

6.「上田市人生100年時代をより良く生きる健康づくり条例」スタートアップ事業について

 次に、「上田市人生100年時代をより良く生きる健康づくり条例」スタートアップ事業等についてであります。
 「上田市人生100年時代をより良く生きる健康づくり条例」が議員提案により制定され、4月1日から施行しています。条例では、「ひと笑顔あふれ輝く未来につながる健幸都市」を将来像に揚げ、人生100年時代を健康で長生きし、よりよく生きるため、市民一人ひとりが生涯にわたり心身ともに健康に暮らすことを目指しています。
 この条例の趣旨を広く周知するとともに、市民の皆様の健康への関心や意識を高めることを目的とし、記念式典と講演会を7月29日(金曜日)にサントミューゼ小ホールで開催します。
 講演会には、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實先生を講師としてお願いしました。
 併せて、食育・運動・健診の大切さを周知する健康づくりの啓発事業もセブン&アイ・グループ3社との地域活性化包括連携協定に基づき、アリオ上田で同時開催する予定です。
 また、「健幸都市うえだ」を目指した健康づくり事業としまして、令和4年度の「あたま・からだ元気体操」を、6月4日から10月29日までの毎週土曜日、午前6時30分から、ひとまちげんき・健康プラザうえだなど市内7会場で開催してまいります。
 この体操は、運動指導者の指導のもとで、地域の仲間の方と一緒に身体を動かすことにより、運動習慣の定着とコミュニティの活性化を図ることを目的に実施しており、今年度で7年目となります。
 昨年度は、新型コロナウイルス感染症の影響により開催できない時期もありましたが、延べ2,000人以上の方に参加をいただき、私も参加しましたが、皆様が生き生きと運動する姿や仲間の方たちと一緒に行う運動は、体や心にとって大変意義のあることだと実感しています。
 6月4日のひとまちげんき・健康プラザでの体操には、私も参加する予定であります。土曜日の朝は、「あたま・からだ元気体操」を合言葉に、大勢の皆様の参加をお待ちしています。

7.夏祭りの開催について

 最後に、夏まつりの開催についてであります。
 新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、市内4地域の夏まつりは、昨年、一昨年と開催中止を余儀なくされていました。
 今年度は、各実行委員会で検討していただきましたところ、残念ながら「信州上田祇園祭」については中止が決定されましたが、「上田わっしょい」をはじめ、「信州上田大花火大会」、「丸子ドドンコ」、「真田まつり」、「武石夏まつり」につきましては、3年ぶりに開催する予定であります。
 市民まつりの伝統を次世代につなげるためにも、今回の開催決定は大変喜ばしいいことであります。また、開催に当たりましては、それぞれのまつりに合わせた様々な感染対策が検討されているとお聞きしております。
 市におきましても、市民の皆様の安全・安心を最優先に、まつりの開催に向けて支援してまいりたいと考えております。